• 2部優勝を決めた拓大ナイン=上尾市民球場で(中川達夫撮影)

  • 大車輪の活躍を見せた多田

  • チームをけん引した佐々木主将。巨人・丸佳浩を彷彿とさせるフォームから安打を量産した

  • 先制スクイズを決める大北。小技を絡めて得点を重ねた

  • 佐々木に声をかける内田監督。亜大で一時代を築いた名将が駒大の前に立ちはだかる

拓大が東都2部優勝 入替戦で駒大と対戦へ

[硬式野球部]東都大学野球秋季2部リーグ日大対拓大3回戦(2019年10月31日 23時58分)

東都大学野球秋季2部リーグ日大対拓大3回戦が上尾市民球場で10月30日に行われた。結果は以下の通り。

拓 大 000 100 220 =5
日 大 000 000 000 =0

 拓大が快勝し、2部優勝を決めた。4回2つの死球などで得た1死二、三塁から6番大北海斗のスクイズで先制。7回にも8番雨宮一成の中犠飛などで2点を加えると、8回にも7番渡邊晶介の左前適時打などでダメ押しした。投げてはエース多田裕作が日大打線を散発4安打に抑え完封。連勝で逆転優勝を果たした。11月9日から神宮球場で行われる1部2部入替戦で1部最下位の駒大と対戦する。

 今季の拓大はエースの3年生右腕・多田が全13試合中10試合に登板し、68回2/3を投げて防御率1.70。8度の先発全てで3失点以下と安定感を誇り、4カード目の対国士大1回戦以降は救援を含めて6試合連続登板と大車輪の活躍を見せた。主に2回戦の先発を務め、6試合に登板した川船龍星、救援で5試合に登板した佐田涼介もシーズンを通して大崩れせず、チームを支えた。

 投手陣が少数精鋭で安定した活躍を見せた一方、20選手が起用された打線は苦戦した。規定打席到達は中堅手の佐々木翼主将の他、遊撃手の雨宮一成と二塁手の田崎誠也と3選手のみ。スタメンは13試合で11通りとなかなか定まらず、チーム打率も.219と低迷した。それでも計87安打に対し、総得点は47。約1.9安打で1得点と効率の良い攻撃で得点を重ねた。犠打を1試合平均2.6個となる34個を記録するなど、かつて亜大を率いた内田俊雄監督らしい小技を見せるだけでなく、6選手が計9本塁打と要所で長打も飛び出した。
 スタメンが定まらない中、軸となったのは佐々木主将だ。中盤までは3番、対国士大1回戦以降は1番に座りチームをけん引した。2部3位の打率.347を残した他、4本塁打14打点5盗塁はいずれもチーム最高の成績。本塁打は先制弾が3本、1本が逆転弾と勝負強さを見せた。入替戦では佐々木を抑えられるかが鍵になりそうだ。

 駒大と拓大の1部2部入替戦1回戦は11月9日(土)16:00~に明治神宮球場で行われる。

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