• この日4失点の竹本。ここまで大車輪の活躍でチームを支えた右腕は2回限りで降板した=明治神宮球場で(石井颯撮影)

  • 4回、新田の本塁打で2点を返すがこの日の反撃はこれのみにとどまった(菅原菜央撮影)

  • 立正投手陣を前に打線はわずか4安打。貧打に苦しんだ(打者は平野)

またも投手陣崩れ被安打14、8失点……打線も援護できず入替戦行き崖っぷちに

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対立正大1回戦(2019年10月23日 15時45分)

東都大学野球秋季1部リーグ対立正大1回戦が10月23日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバーは以下の通り。

立正大 310210010=8
駒 大 000200000=2

〈打者成績〉
      打安点
(8)若 林300
(6)林 琢300
(D) 菅 310
(5)平 野400
(2)前 田200
 H2 東 210
(9)緒 方200
(4)新 田412
(7)保 谷200
 7 与 倉200
(3)今 井310
 R3谷 本000
     計3042

〈投手成績〉
    回  打安点
●竹 本 2  1354
浪 岡 22/3 1453
越 智  2/3 530
上 野 22/3 1121
 星  1  600

 2季連続の入替戦回避を賭けた立正大との最終週は、勝ち点を落とした方が1部2部入替戦行きとなる決戦となった。
 だが、投手陣が踏ん張れない。初回、先発の竹本祐瑛(法3)が先頭打者に左二塁打を浴びると、この回だけで3安打、2四球でいきなり3点を失ってしまう。続く2回にも先頭打者の中前打から追加点を許すと、3回から登板した浪岡千昌(商4)も流れを止められず、5回までに7失点を喫した。結局5投手が15被安打、8与四球で8失点の大乱調。公式戦で15安打以上浴びるのは2015年秋季入替戦、対東洋2回戦(15被安打)以来106試合ぶり、リーグ戦に限ると2015年春季対中大2回戦(17被安打)以来114試合ぶりだった。
 一方、序盤から追いかける展開となった打線もつながらず。4回1死一塁から新田旬希(商2)が高々と上がる右越え2点本塁打を放ったものの、3投手の継投の前にわずか4安打のみ。大差で完敗し、2季連続の入替戦回避へ崖っぷちとなった。

◆大倉 孝一監督
「(今日の試合は立正大が14安打だが)もう試合のリズムが作れていない。不必要なランナー出したり、追い込んでから打たれちゃったり。(相手に傾きそうな流れをたぐり寄せられないのは)たぐり寄せれないというか……取られてしまう点なんていいんだよ。いらないランナー出して、初回なんか1失点で終わるところを3点取られて次の回も1点取られてるでしょ?それが流れが悪いってこと。0点で抑えることが流れをよくすることではない。仕方が無い失点だってあるわけで。(やはり課題は言い続けている無駄な四球や走者を減らすことになってくるのか)そうそう。ずっと課題だよね。(細かい継投となったが)先発が2回で降板してるんだから仕方が無い。細かくつないでいくしかないし、同点なりの勝負所で無い限り、あと2戦計算していくしかないからね。(『4年生が頑張る』と言う声を4年からよく聞くが)そういう思いが当然あるだろうね。出てるなら出てるなりに、出なくても出ないなりの仕事がある。(明日に向けて)一球一球勝負していくしかないよ」

◆東 凛太朗
「(今日を振り返って)代打の時は左投手だった。ずっと左投手をいメージしていた。(練習では)対左の練習はずっとしていた。1年生の立本に投げてもらって。立本に投げてもらったってこと、書いといてください(笑)。(守備の面で練習は)一応(していた)。もしかしたらあるかもっていわれていた。(実際守備についてみて)その前から今日(守備で出場が)あるかもと言われていたから、打者の時から準備はしていた。(公式戦に捕手で出場するのは)2部の時に1回ある。神宮は初めて。(捕手で出場していて、守備の指示をたくさん出している印象だったが)やっぱり4年なんで。星(雄翔)とか、下級生が出ているから声だけは出せるようにと。(チームとしても4年生がやろうと言う意識は強いか)下級生で出ている人が多いから。4年で出ている人は少ないけれど全員で頑張りたい。(明日に向けて)やるしかない」

◆前田 研輝
「(今日の試合を振り返って)追い込んでからの球で今日は打たれた。そこでもっとボール球にしようとしたのが中に入っていたりした。(先頭打者にいきなり打たれて焦ったか)あそこではまだあまりだったが、そのあと点を取られたあたりからちょっとおかしくなったから。(初回一、三塁で四球を1つ出した後に監督がマウンドに向かったが)『三塁ランナーはもういい、後ろでゲッツー取ろう』と。(先頭を出塁させてしまってそれが失点につながったが明日は)もうやるしかない。(ワンバウンドの球をかなり頑張って止めていたが)ずっと課題でやってきた部分だった。(今日は途中で交代したが、明日に向けて)本当に後がないのでしっかり攻めるだけ攻めてしっかりやっていきたい」

◆星 雄翔
「(今日投げる準備は出来ていたか)いつでも行けるように中盤から準備していた。(6点差での登板となったが)明日に繋げる為にもしっかり抑えるべきだったが、それが上手くいかなかった。最低無失点で抑えられたのは良かった。(登板の際監督から何か言われたか)特になかった。いつもやるべき立場や置かれている面はしっかり言われているのでそれをしっかりやる感じで投げた。(東選手が守備初登板となったがオープン戦で組んだ経験は)紅白戦やオープン戦で組んだ経験はある。(今日相手の立正大には春2連敗したが)今置かれている立場は相手が誰であろうと負けられないのは変わりないのでただ試合をこなして勝っていくだけ。(試合入る前調子が良いと言っていたが実際投げてみてどうだったか)初戦ぶりのマウンドだったが緊張はしなかった。球も(上手く)いっていたが、コントロールが上手くいかなかったのでそこを修正していく必要があるかなと思う。(明日の試合に向けて)明日は本当に負けられないので勝って次に繋げたいと思う」

◆新田 旬希
「(今日の調子は)良くも悪くもない。(2ランホームランを打ったが、狙っていた球などは)1打席目、甘い球だったが正面に打ってしまい、2打席目では甘い球が来たら逃さない気持ちでいた。インコースのストレートを狙っていた。ちょうどその球が来たので振り抜いた。(立正大のイメージは)今日の試合の結果から分かる通り振ってくるイメージ。2ストライクで追い込んでも甘い球を投げると打たれてしまうので、守備をしている側からしたら怖さがあった。(どのような事を意識して今日の試合に臨んだか)2敗してしまったら入れ替え戦が待っているので、4年生の為にも絶対頑張らなければいけないという気持ちでいた。(次の試合への意気込みは)負けたら入れ替え戦なので、最後の最後まで踏ん張れるように粘り強く戦っていきたい」

*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、1部リーグ対立正大第2回戦は10月24日(木)9:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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