打線の援護に投手が応えられず。投打のかみ合わない試合で3連敗
[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対中大2回戦(2019年09月19日 23時47分)
東都大学野球秋季1部リーグ対中大2回戦が9月19日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
駒 大301200000=6
中 大10203002x=8
〈打者成績〉
打安点
(8)若 林300
(6)林 琢400
(7) 菅 310
(D)鵜 飼410
(5)平 野422
(2)前 田423
(4)新 田421
(9)緒 方410
(3)谷 本420
計34116
〈投手成績〉
回 打安点
福 山 21/3 1243
上 野 22/3 1453
越 智 1 410
●竹 本 2 1022
乱打戦に競り負け、勝ち点を落とした。
9安打を放つも1得点に終わった1回戦から一転、打線が序盤から得点を重ねた。初回1死満塁から平野英丸(地4)の中犠飛で先制すると、前田研輝(商3)も左中間2点適時二塁打で続き、早くも中大先発の畠中優大をKO。直後に1点を返されるも、3回に平野、前田、新田旬希(商2)の3連打で追加点。さらに1点差に追い上げられた4回、平野の中前適時打と前田のスクイズで突き放した。
しかし、1回戦に好投した投手陣が振るわない。初回に先発の福山優希(社1)が中大の4番・牧秀悟に左越え適時二塁打を浴び1点を失うと、追加点後の3回にも1死満塁とされる。ここで代わった上野翔太郎(現4)が牧に左越えの2点適時二塁打を浴び1点差に。再び突き放した5回にもまた牧に左前適時打を浴びるなど4安打を集中され3失点。同点で迎えた8回にも竹本瑛祐(法3)が制球を乱し、2四球などで1死満塁とされる。この日3安打の2番五十幡亮汰は抑えたものの、3番内山京祐に左前適時打を浴びついに逆転された。中大打線を止められず計8失点。打線の援護を生かせなかった。
5回までに10安打を放った打線も、2回2死一、三塁、3回無死二、三塁、5回1死二塁では追加点を奪えずダメ押しならず。6回以降はわずか1安打に終わった。投打がかみ合わず勝ち点を落とし、順位は立正大と並んで最下位に。選手は一様に落ち込んだ表情で球場を後にした。
◆鈴木大智主将(法4)
「(何が足りなかったのか)足りなかったというか、競っている場面で自分の力が出し切れない。今日竹本はすごく悔しい思いをしたと思う。追い込んだ後、たぶんもっとインコースに投げきりたかったのが甘く入ってしまったのだと思うが、そういう緊迫した場面で自分の力を出しきらないと普段やっている練習が意味がなくなってしまう。セカンドゴロで新田が捌いてホームに投げたの(8回裏1死満塁でのプレー)も前田が上手く捕ってくれたおかげでアウトになった。普段の練習通りやればピシャッと決まるのに、緊迫した場面でちょっとした弱さが出てしまうのはもったいない。こういう場面で緊張したりしないようにどうしたらいいのか、一人ひとりがもっと考えていかないといけないと思う。(2回の攻撃中に福山に声をかけていたが)初回に福山がカウントを悪くすることが多かった。春から言い続けてきたことだが、福山は150km/hのまっすぐや、キレキレの変化球があるわけじゃないので、常に自分優位なカウント、最低でも並行カウントに持っていかないと福山のパターン通り打ち取れない。ノースリー、ワンスリーにするとおまえの甘く入った球は普通のピッチャーと変わらないから、打たれやすくなるぞ、自分優位の攻めやすいカウントにしておかないと簡単に打たれるぞという話をした。難しくいきすぎなくていいから自分のピッチングでカウント整えながら投げろと言った。今日は良くない時の福山が出てしまっていたのではないかと思う。(ベンチに元気がなかったように見えたが)それは僕も感じた。ベンチに入っている4年生が少ないこともあって、去年それをやってくださった先輩方を見ている選手が少ないというのは大きい。僕ら4年生がもっと下に伝えていけるようにしていかないと、来年、再来年に負けていても声を出さないチームになってしまう可能性がある。それは今のうちに上級生が下級生に姿を見せてあげないといけないと思う。(次戦に向けて)1戦目を絶対に勝たないといけない。このまま負け続けたら同じことの繰り返しになるので、負けないように。どれだけ準備ができるかが鍵になると思う。東洋のピッチャーもバッターもわかっているので、しっかり最高の準備して迎えて、勝てるように頑張る」
◆前田研輝
「(かみ合わない試合だったが)負けるときはいつもどちらか(投打)が振るわない。(福山投手は)真ん中に球がきていたので危ないなとは思っていたが、やはりそれを打たれた。(二番手の上野投手は)いつもに比べると真ん中に集まっている感じ。(動揺などは)感じていたものはあると思う。余裕を持てなかったのかなと。(竹本投手は)抑えきれなかったという感じ。(リードで意識したことは)真ん中に入っていたのでコースに寄ろうとは思っていたが中に入った球が打たれたりしていた。(こういった展開の試合に勝つためには)技術より精神的な面が大きいと思う。切り替えれていないので。個人でも8回に打たれて焦ってテンポが速くなった。配球だと最後に打たれた球が悔やまれる。余裕がなかったと思う。(次戦に向けて)配球の面もあると思うのでそこを見つめ直していきたい」
*掲載が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
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次戦、1部リーグ対東洋大第1回戦は10月1日(火)9:00~明治神宮球場で行われる予定。
■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分
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