• 対国学大3回戦後に「僅差の試合をして野手の援護を待つ投手に」と話した竹本。言葉通りの試合を作りマウンドで手をたたいた=明治神宮球場で(中川達夫撮影)

  • この日2盗塁の林。失策後は好手、四球犠打、安打でチームに貢献した

  • センターからの好返球で本塁死に。後1本が出ない試合になった

またも打線が援護できず……投手陣が好投も1点差で1回戦黒星

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対中大1回戦(2019年09月17日 16時11分)

東都大学野球秋季1部リーグ対中大1回戦が9月17日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

中 大000 110 000=2
駒 大001 000 000=1

〈打者成績〉
      打安点
(8)若 林510
(6)林 琢320
(7) 菅 310
(D)鵜 飼411
(5)平 野410
(4)新 田300
(9)緒 方400
(2)前 田420
(3)谷 本310
 H 山ノ井100
     計3491

〈投手成績〉
●竹 本 42/3 1931
 越 智 11/3 400
 上 野 3  910

 打線は初回から走者を出すと、3回、林琢真(市1)の内野安打などで2死一、二塁とし、鵜飼航丞(商2)の中前適時打。幸先よく先制に成功した。
 しかし、直後の4回、先発竹本瑛祐(法3)が先頭打者に左中間三塁打を浴びると、犠飛で同点に。続く5回にも先頭打者の中前打などで2死一、三塁とされると、遊前へのゴロを林琢が弾いてしまい逆転されてしまう。それでも投手陣は
竹本、越智泰弘(経3)、上野翔太郎(現4)の継投で奮戦。開幕2戦で計21安打15得点と爆発した中大打線を4安打2得点に抑え込んだ。
 反撃したい打線は4回に2死一、二塁の好機を作るも無得点。5回には直前に失策を犯した林琢の四球などで無死一、二塁の好機を作るも、4番鵜飼が犠打を決められず三振。後続も倒れた。その後も、毎回のように出塁し、7回1死二塁、8回2死三塁、9回2死二塁と度々好機を迎えたが、あと一本が出ず。結局9安打で7回得点圏に走者を進めながら、11残塁で1得点止まり。安打を確実に得点につなげることが課題として浮き彫りとなった。2試合続けて投手陣を援護できず、初戦を落とした。


◆大倉孝一監督
「(9安打で1得点だったが)チャンスは作れていたが、タイムリーヒットが出なかった。出るに越したことないけど。こういう試合もあるよね。(相手は4安打で2点だが)2点だからね。取れてない。投手陣はよく抑えたと思う。(今日の投手陣は)よく投げたと思うよ。ゲームを作ってくれて。(今日の試合は打線が打てなかったということになるのか)タイムリーなんだよね。兼ね合いが悪かったんだよ。野球の試合自体はきちんと出来ていると思うよ。誰が悪いとかはない。選手はよくやっている。(選手には)想定内の試合。これも当然だから。目の前の試合に勝ちにいくことをやるだけ。(次も一戦一戦か)もちろん」

◆鵜飼航丞(商2)
「(試合をふりかえって)先制のタイムリーはよかった。そのあと好機で1本出せなかったのが悔しい。投手陣が頑張ってくれたのに打者陣が援護できなかったのは本当に悔しい。(安打数では相手を上回ったが)チャンスは作っているが得点圏で安打が出ない、そこの勝負強さというか、そこでヒットが出ない。(個人では春より振れている印象があるが)バッティングを変えた。結果が出なくて、林コーチとかと相談した。今につながっていると思う。(リーグ戦を戦ってみて)試合に出ると反省がたくさんある。得ることがたくさんあるので。調子で野球をやるのは良くないし、毎回チャンスで回ってくるので、如何に打てるように準備するのも大事だと思った。今までは代打だったが、スタメンになるとその時より準備が要る。(代打での出場との違いなどは)モチベーションは(スタメンの方が)高い。(次戦に向けて)やはり先制点、追加点(をとりたい)。投手が頑張ってくれているので、絶対に勝ち点を取りたい」

◆林琢真(市1)
「(試合後しばらくスコアボードを見つめていたが)僕のエラーで負けてしまった。(エラーは)左バッターの擦ったような当たり。三塁側に流れながらという打球で、セカンドに投げようか、ファーストに投げようか一瞬迷ってしまった。バウンドも合っていなくて、イチかバチか前に出たが、弾いてしまった。(直後にジャンピングキャッチで失点を防いだが)これまでミスした後に落ち込んだり、引きずってしまうことが多かった。切り替えよう、もうミスはしないと思ってプレーした。(エラー後は好守に加えて四球、犠打、安打とできることは全てやったように見えたが)なんとかそれをカバーしたいという気持ちが強くて、自分にできることを考えた。次の打席はなんとしても塁に出るという気持ちだった。(その打席で四球を選ぶと、逆を突かれたようなけん制が2球続いた直後に盗塁を決めたが)わざと盗塁するような気配を出して戻った。次のタイミングなら行けるだろうと考えたので、気配を出しておいて、あえて走った。(次戦に向けて)力むことなくチームに貢献したい」

*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、1部リーグ対中大第2回戦は9月19日(木)14:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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