• 前半で勝ち意識が出てしまったと話す大髙=とどろきアリーナで(元井可奈子撮影)

  • 相手のディフェンスに切り込む澁田(篠原由之撮影)

課題は『継続』、後半戦から粘りきれず上武大に敗戦。

[男子バスケットボール部](2019年09月18日 22時26分)

第95回関東大学バスケットボールリーグ戦が9月18日、とどろきアリーナで行われた。結果は以下の通り。


【スコア】
●駒大 79-94 上武大○
(1P 24-22)
(2P 18-16)
(3P 17-28)
(4P 20-28)


【スターティングメンバー】
PG 澁田怜音(経3)
SG 渡邉陸(営3)
SF 黒田将弘(英4)
C 劉大鵬(経2)
F 金久保翔(経4)


第8節の対戦相手は上武大。
駒大は劉が先制点を決めると、続いて黒田、澁田が得点を決め、12-4と相手を引き離す。しかし、相手にも連続得点を取られてしまう。その後は両チームの点の取り合いが続く。24-22まで点差を縮められ、第1Qを終えた。
相手を引き離したい駒大は第2Qに入ると、キャプテンの大髙祐哉(営4)が開始直後に3Pシュートを決め、チームを勢いづける。続けて渡邉がレイアップシュートを決めて、流れが駒大にやってくる。さらに黒田が7点を返し、42-38と前半戦を4点リードで終了した。
続く第3Q。序盤に同点まで詰められ、前半戦の勢いを失ってしまう。流れが変わったのは、残り5分での大髙投入。黒田がミドルシュートを入れると立て続けに澁田も2Pシュートとフリースローを決め計8点を返す。しかし、点差を詰められないまま第4Qへ。
星野太我(営3)の先制点から澁田も3Pシュートを決めるが、残り6分の場面で前原碧生(文3)がファウルで退場。相手の流れのままタイムアウトを取る。そこから積極的にリバウンドを取っていた星野はフリースローを獲得し、得点。続けざまに澁田が3Pシュートで70-74に。巻き返しを図るが、今度は駒大のファウルから得点を入れられ、72-83。そのままチャンスを作れず79-94でゲームを終えた。


◆清田直樹学生コーチ(国4)
「(今日のディフェンスは)前半は決して悪くはなかった。後半に細川(一輝、上武大)選手が出ていない時間帯のメンバーで全体的にゆるくなったり、ジョブボールでカッティングされてそこから得点されてというのがあった。一度(点差が)離れたところから追いついたり、離れた点差をもっと広げにいくとか、チームとして粘るという点が力不足かなと思う。去年から出ている選手が多いので、力がないわけではないし気持ちの持ちよう。去年勝った試合も多かったので、勝ち方を知らないわけではない。(昨日と比べて澁田選手の得点が少なかったが)3Pの確率が高ければ昨日みたいな点数になるが、怜音(澁田)は中に入っていってミドルシュートとかクォーターシュートが得意。(今日は)相手のフォーメーションによって攻めあぐねて、あまり機能できなかった。(次は関学大と拓大だが)2連敗をしたが、負けたから全部が悪いというわけではない。前半やり切れている部分もあるし、後半も全部悪いかというとそうではない。戦えたというのは良かったが、継続できないのが課題。チームとしてモチベーションも保っていきながらやっていきたい」

◆大髙祐哉
「(前半リードして後半に惜しくも敗れてしまったが試合を振り返って)今日、(前半で)自分の中で勝ったなっていうのが少し出てしまってそこから崩れ始めてしまったのかなと思う。(第4Qで布田副キャプテンから『大髙、気持ちだよ!』とベンチから声を掛けられていたが)今年は特に去年もそうだったが、二人とも気持ちが強いと思う。どちらかが出ている時は出ている方が引っ張れば良いし、二人が出ている時は一緒になって頑張ってやっていると思う。南樹(布田)は出たいという気持ちがあった中で、僕に託したということで『お前の気持ちで引っ張れよ』て言ってくれていたんだと思う。(連敗となったが、次のホームまでの意気込みは)このままだと勝てないと思っている。昨日の明星とやって、勝てそうな雰囲気ではなかった。選手たちは一生懸命やってても作戦が機能しない時もある。今日は別だったが。戦術の部分をもう少し増やした方が良いのかなと思う」

◆澁田怜音
「(今日の試合は)前半はいい形でリードしていた。後半はいつも三交代で崩れてしまうので、後半の出だしとか接戦の場面で勝ち切れないなという思いがある。いつも通りの負けパターンだった。(調子は)自分のところでミスが多くなってしまった。それが相手の得点につながってしまう致命的なミスだったので、修正していかなければいけない。チームメイトはどれだけ僕がシュートを打ったとしても、声かけてくれたりとか文句を言わなかったりとかして、打たせるシチュエーションを作ってくれた。(次はホームでの試合だが)2連敗したので立て直さなければいけない。連敗は避けたい。チームの強みであるディフェンスを、もう一度強化して直せるところは修正して。ターンオーバーとかだと思うので。修正していい形で試合に臨めるように、個人としても調整していきたい」

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