• 中1日での登板となった竹本は「初戦よりも感触はよかった」と話した=明治神宮球場で(菅原菜央撮影)

  • 2回戦同様好投を見せた越智

  • 8回1死二塁から空振り三振に抑えられ悔しさをあらわにした菅

好投も打線は沈黙……今年初の勝ち点ならず

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対国学大第3回戦(2019年09月12日 12時58分)

東都大学野球秋季1部リーグ対国学大第3回戦が9月12日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

国学大000 200 000=2
駒 大000 000 000=0

〈打者成績〉
      打安点
(8)若 林300
(6)林 琢310
(7) 菅 300
(D)鵜 飼420
(5)平 野300
(4)新 田300
 H  東 100
(9)緒 方300
(3)小 西310
(2)前 田300
     計2940

〈投手成績〉
       打安点
●竹 本 52/3 2342
越 智 12/3 700
上 野 12/3 500

 先発の竹本瑛祐(法3)は4回、左前打と盗塁で1死二塁とされると、右越えの適時二塁打や左前適時打などで2点を失う。それでも制球に苦しみ毎回走者を背負った初戦から一転、テンポの良い投球で好投。後を受けた越智泰弘(経3)、上野翔太郎(現4)も連日の好救援で追加点を許さず、打線の援護を待った。
 しかし、2回戦で12安打9得点の打線は初戦で苦戦した相手先発・横山楓の前にまた沈黙。2回2死一、二塁、5回1死一、三塁など好機は作ったが、あと一本が出なかった。8回には2番手諸見里俊を攻め、1死二塁としたが、3番菅力也(商4)、4番鵜飼航丞(商2)が凡退。結局打線はわずか4安打に終わり、投手陣を見殺し。完封負けを喫し、今年初の勝ち点獲得はまたも持ち越しとなった。

◆竹本瑛祐
「(中1日での登板だったが疲れなどは)疲れはない。(今日投げての感触は)開幕試合ではボール先行が多かったので、今日はゾーンでボールを浮かせていくということを意識した。3人で終わる回もあったので、感触は良かったと思う。自分の中で余裕を持ってコースへの投げ分けも出来た。(降板のタイミングは)もともと3回、5回で降りることもあれば、最後まで投げることもある。他の投手陣の調子もよかったし、チームが勝てばそれでいいなと思っていた。(援護がなかったことについては)他のチームは1戦目の投手がしっかりしていて、点を取られないので、もっと1回戦らしい投手にならなければと思う。(自分の課題は)ランナーが出たあとの制球力。監督にも試合が終わったあとにこう言われた。(今日心がけたことは)(1戦目の印象を受けて、国学大打線に対し意識したことなどは)事前のデータはあったが各打者が狙い球をきちんと打ってくるという印象だった。ファールで粘って簡単に三振してくれない感じ。(相手投手については)自分に自信のある形で先に打者を追い込む形が全員出来ていると思った。自信を持つということも一つ大事なことなのかなと思った。ファールなどでカウントを取れるだったりもそう。(帽子の裏は)姿即心。春前に監督に言われて。マウンドで苦しい場面があったりした時に、我に返るように。太田誠監督の言葉でもあるし、高校の監督の言葉でもある。投手は1番目立つポジション。だからこそ姿はしっかりしておこうという意味。(次戦に向けて)自分でいっぱいいっぱいにならないようにしたい。今日みたいな投球で、僅差の試合をして野手の援護を待つように出来たらと思う」

◆越智泰弘
「(3連投で5回1/3を投げて無失点。開幕週を終えて)1部リーグ初のマウンドだったが、しっかり地道にやってきた自信があったので、全然緊張はしなかった。自分は中継ぎでチームの流れを持ってくるのが役目だと思っているので、絶対に点を取られずに、勢いよく、テンポよく、打ち取っていこうと意識している。それがこの1節目はクリアできたのかなと思うので、よかったが、勝利に結びつかなかったのが悔しい。(昨年8月に投手転向して)人の何倍もやらないと追いつけないので、走りこみ、体の使い方、投げ込み、いろいろなことをした。サイドスローなので、左バッターには絶対打たれないという特徴を作ろうと意識した。(リリーフとして)監督には『思い切って行ってこい』と言われている。僕は全力で腕を振る、絶対気持ちで負けないことをずっと意識している。(初戦では大阪桐蔭高時代の同期中山選手を遊飛に打ち取ったが)元チームメイトなので、絶対に打たれない、100%抑えるぞという気持ちで本気で投げた(笑)。試合後に『ナイスボール』と言われて、いいファール打たれたので僕も『危なかった』と返した。(開幕週の手応えは)初めてだったし、不安はあったが、このまま自分のやれることをやればチームに貢献できるのかなと自信はついた。次は対策されると思うが、負けないように全力でどんどん自分の力を出しきりたい」


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次戦、1部リーグ対中大第1回戦は9月17日(火)9:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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