• 勢いよく1勝目を持ち帰った佐藤(左)・渡辺(右)=青山学院大学テニスコートで(岡田あおい撮影)

  • 黒澤・平林は持ち味のストロークで快勝した

  • 安定した田村(左)のプレーに「頼りになる」と日野(右)

  • 昨年を上回る、単複全勝という結果を残した佐藤

青学大に快勝!リーグ2位で1部との入替え戦へ!

[硬式テニス部](2019年09月17日 18時03分)

関東学生テニスリーグ最終戦・青学大戦が9月17日、青山学院大学テニスコートで行われた。
リーグ戦はダブルス(以下、D)3本、シングルス(以下、S)6本の合計の勝利数で争われる。結果は以下の通り。


D1○日野勇人・田村迅 2(7-6(5)、6-2)0 ●浪瀬聡太・荻野颯太
D2○黒澤陸人・平林輝 2(6-2、6-2)0 ●大谷拓矢・坂本光
D3○渡邊康二・佐藤悠樹 2(6-2、6-3)0 ●南翔太・露崎翔太
S1●平林輝 2(3-6、6-1、2-6)1 ◯荻野颯太
S2○中山樹 2(6-3、7-5)0 ●渡邊裕輝
S3○田村迅 2(6-2、6-0)0 ●南翔太
S4●黒澤陸人 0(1-6、1-6)2 ◯岡竜太
S5○蘭大輔 2(6-4、4-6、6-4)1 ●池田笑生
S6○佐藤悠樹 2(6-2、6-0)0 ●山口凌


最終戦の相手は青学大。入れ替え戦への弾みをつけるために、改めて気合いを入れ直して臨んだ。D3の渡辺・佐藤ペアは得意のネットプレーで得点を量産し4−0と大量リード。このまま簡単にはセットを取らせてもらえず、ゲームを連取されてしまう。しかし、佐藤のサービスゲームで持ち直すと逃げ切りに成功し、このセットをものにした。セカンドセットに入ると二人の勢いはさらに加速。相手もミスも重なって、6−0で大勝した。
チームに2勝目をもたらしたのはD2の黒澤・平林ペア。第1ゲームを黒澤のサービスエースでキープするとそのまま1ゲームもブレイクを許さずファーストセットをもぎ取った。セカンドセットでも二人の持ち味であるストロークが冴える。前衛と後衛の間を狙ったショットを見せストレート勝利した。
 D1の日野・田村ペアはファーストセットで日野のボレーミスが目立ち、苦戦を強いられる。田村の安定したプレーに支えられながら互いにキープが続き、5−5でゲームをブレイクするもすぐにブレイクバックされ、タイブレークまでもつれ込む。2−5まで追い詰められるも5連続ポイントでセットを奪取。セカンドセットでは日野が復調し、すんなりとゲームを決める。デュースが続いた場面も冷静に対処し6−2で白星を持ち帰った。
 ダブルス3組は全てで快勝し、大きな援護を受けたシングルス。S4の黒澤が簡単なミスから1―6、1−6と惨敗する中、佐藤は安定したプレーイングでストレート勝利。単複負けなしで5試合10勝を挙げた。S5の蘭はファーストセットで身長を生かしたサーブで得点を量産するも、逆にセカンドセットでは相手のサーブをうまく返すことができず、ネット前に詰められる。相手の流れに押されて失セットとなるも、ファイナルセットでは緩急をつけたプレーで相手を振り払い勝利。
 S3の田村も順調にファーストセットを掴むと、セカンドセットではさらに動きが洗練される。どんなボールでも持ち前のフットワークで拾い続けると相手選手から「どこに打てばいいんだよ」と言葉が飛び出る。このまま1ゲームも渡さずストレートで完勝した。
S2の中山はファーストセット、厳しいコースに打ち込まれたボールも正確に返球する守備力の高さを見せつけセットを獲得。セカンドセットも調子が上がってきた相手選手に対しても安定感のある試合運びで7−5で勝利した。
 S1の平林はファーストセットを落とすも、セカンドセットで積極的なネットプレーで攻めのテニスを展開。6−1でセットを取り、ファイナルセットまで持ち込むも力尽き敗北した。
ダブルス3−0、シングルス4−2。計7−2で駒大は快勝し2部リーグ2位となった。1部5位の中大との試合で勝利すれば1部昇格が決まる。


◆日野勇人
「(試合全体を振り返って)皆のりのりでやってくれたと思う。昨日雨が降って今日にやり直すことになって。不安な部分も無くは無かったが、皆スタートから集中してくれて、好い試合運びをしてくれた。むしろ僕のほうが足が動かなかったかなという展開で。言うことがなかった。(ダブルス3本とも取れたのは大きかったか)これが実力なのかなと思えるくらい今日は良くて、何も不安要素が無かった。相手が4位確定というのもあったが、こちらにも余裕があって淡々とプレー運びができていたので良かった。(自身の試合を振り返って)一番自分が集中できていなかったかなと思う。集中しているつもりだったが、いつもより少し足が動かなかった。前日やはり雨が降ったので学校で練習したが少し調整不足かなと自分の中で感じた。(支えになったのはペアの田村選手か)3年間組んでいるが、いついかなるときでも安定したプレーを見せてくれるので、正直、やはり頼りになる。(もし日野選手が崩れても崩れない安心感か)はい、向こうが崩れたら僕がその時は支えるので。いいペアだと思う。(中央大戦に向けて)気合で勝つしかない(笑)。昨年、相手は違うが亜大で初めて1部にチャレンジさせてもらって、個人の実力はそこまで違いが無かったが、やはり団体戦というところで2―7と、大敗させられた。今年はおごらずに一人ひとり集中力を高く、気合入れて(臨みたい)。昨年のリベンジを果たすためにこの1年やってきて、個人戦よりも団体戦というのを1年間考えて練習してきているので、悔しさを晴らして『日野はすごかった』と監督に言わせたい」

◆佐藤悠樹
「(単複どちらも出て全勝の感想は)まず嬉しい。昨年はシングルのみ全勝で、今年はダブルスも全勝できたので本当に嬉しい。(今日の試合を振り返って)ダブルスは相手の選手もダブルスプレーヤーで、ボレーも上手かったが、自分たちのプレーがしっかりできてポイントが取れたかなと思う。(この1年のリーグで一番印象に残った試合は)初戦の筑波大戦。チームとしても勝ちたかったので、自分も2勝しっかり取れたので良かったと思ったが、筑波大学さんが強かったので。試合には勝ったけどす少し悔しいなという気持もあったという感じ。(入替え戦の中央大戦にどう臨みたいか)相手が格上の選手なので、自分のプレーをしっかりして今の勢いのまま臨めたら良いと思うので、勢いで(笑)。(プレーではどうチャレンジしたいか)絶対にラリーが長くなったり、相手のミスが少なくなってくるので、自分のミス(をしないこと)や集中力を切らさないようにやっていけたらと思う」


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