• チームの雰囲気の軽さを指摘した平入=ダイドードリンコアイスアリーナで(岡田あおい撮影)

  • 今季初得点となった茂内(増田昇悟撮影)

  • 今年度からDFに経験者の1年生西田が加入

平入主将「驕ってしまった部分があったのかな…」第1ピリオド大量失点で初黒星

[アイススケート部](2019年05月27日 14時55分)

秩父宮杯第67回関東大学アイスホッケー選手権大会Bグループ対昭和大戦が5月26日、ダイドードリンコアイスアリーナで行われた。結果は以下の通り。

駒 大1ー4☆昭和大
   (0−3)
   (0−0)
   (1−1)
【得点者】()内はアシスト[]内はゲームシュチュエーション

第1ピリオド
05:08 〔昭和〕 杉山 (渡、金森)[EQ]
11:43 〔昭和〕渡 (下野、宮坂)[EQ]
12:37 〔昭和〕石井 (宮坂)[+1]
第3ピリオド
31:07 〔駒〕 茂内 (矢口、平入)[+1]
40:26 〔昭和〕石井 (谷口)[+1]


同じ2部に在籍する昭和大との戦いは、主将の平入(商4)が「驕っていた部分があったかなと感じる」と評する雰囲気が立ち上がりの悪さに表れた。先制点は昭和大。開始5分、小笠原(営2)のペナルティーにより発生したキルプレーをしのぎ切った直後のことだった。スピードの速い攻撃からゴール前まで攻められ、混戦となったところを押し込まれた形だ。その後、茂内(心4)が単騎で速攻を仕掛けるも、相手のDFに阻まれシュートまでもっていくことができない。昭和大にペース捕まれ流れが傾くと、チームはまたもこぼれたパックを押し込まれ、失点。さらに1分後にキルプレーから追加点を許し、0−3とされる。第2ピリオドでは矢口(G2)がパックを運びチャンスを作る。矢口・渡辺がパックを回し、茂内がシュートを放つも得点には繋がらず、両者得点の無いまま第3ピリオドへ。初めてのパワープレーで矢口が出したパスにゴール正面にいた茂内が合わせ、初得点を奪った。しかし残り5分を切ったところでキルプレーによりDゾーンまで押し込まれる。外側でパックを回されこう着状態となる中、ブルーラインから放たれたシュートはゴールに突き刺さりダメ押しの追加点。1−4で敗北を喫し、初黒星となった。


◆平入駿主将(商4)
「(今日のチームの雰囲気は)学習大戦と比べるとみんなの少し軽くなっていた。驕っていた部分があったかなと感じる。学習大の時の方が、絶対勝ってやるという気合が感じられた。試合全体を振り返って、個人的にはみんながどう思っているかわからないが、ミーティングで話していた部分は意識できていたのではないかなと思う。ただ、ペナルティが多すぎた。(相手のDFの体の入れ方が上手かったが)いつもに比べてオフェンス陣が。いつも期待しているが、今日は点数を見てもわかるように、昨日できていなかったのかなと思う。相手もチームとして対策が出来ているんだなと感じた。(2Pから3Pにかけて何か声かけは)どの試合もそうだか、うちは出だしが悪い。出だしがよければどのチームとも結構いい試合ができる自信がある。やはり足が動き始めるのが遅いのと、やられてからみんなの意識が『やばい、やばい』という事で良くなっていると思うので、声かけというよりはそういう動きになってしまってるのかなと思う。そこを1Pからできるようにしたい。(遠い位置からのシュートが多かったが)遠い位置からのシュートはDFではどうにもならない部分があるので、FWに入ってもらいたい。ただ、FWは菊池とスティックだけで良いという話をしていたそうで、チームとして意図があってなかったのが、そういう結果を招いてしまったのかと思う。(シュート数について)やはり、シュート打たないと始まらない。久保田など初心者でもAマークのやつは打って欲しいところで打ってくれる、打てないところはタメが大きかったり、余裕がなくなってしまっているところが大きかった。シュートを増やそう増やそうとは言っているが、実際には相手に負けてしまっているので、対策をしていかなければならないのかなと思う。春大は続いているので、変えられないかもしれないが、意識は変えられると思うので。(今日のチームとしての狙いは)特には。相手の注意点などしか話していなくて、いつも通りのプレーをすれば勝てる相手だと思っていたので、今日のプレーだったり、試合中の雰囲気を見てもらえれば分かるが、いまいち上手く出来てないかなと思う。(1Pから崩されたのは今季初だが)少し驕ってしまった部分はあったのかなと思う。これからも(対戦相手が)上位リーグですごくできるチームだと思うし、いかにそこを自分のペースでやれるかが今後の鍵かなと思う。(今季の初黒星だが、どのように活かしたいか)今季は毎回自分たちの悪いところをミーティングして、そこを次活かしていこうという事を貫いてきた。春大はまだ終わってないので、次の試合に活かせればいいかなと思う。(次の試合に向けて一言)勝つしかないと思うので、勝つ」

◆茂内貴宏
「(今日の試合を振り返ってみて)今年、リーグ戦で一番勝てる可能性の大きかった昭和大にこういう結果になってしまって、まだまだ練習が必要なんだなと思った。(オフェンス陣の決め事は)守っている時にセンターの24番が上手いのでシュートを止めるというのが一つ。それが上手くできなかったり、キルプレーが多くなってしまって、24番がシュートを打てるようにしてしまったことが今回の反省。(昭和大の体の入れ方が上手いように感じたが)結構あたりが早くて苦戦するところが大きかった。(攻撃がサイドに流されている印象だったが)結構シュート数も多くはなかったと思うので、まずはシュートを打っていけるようにした方が良いのかなという感じ。( 1点目について)あれは、パワープレーという数的有利な状況だったので、決めなくてはいけないところだった。得点できてよかった。(2Pにも同じシーンがあったが)結構相手のツメが早くて、パワープレーの時も安定してプレーできることも少なかった。そこで崩されて 1回目はいけなかった。2回目(自身のゴールシーンでは修正できた。(失点シーンは遠い位置からのシュートが多かったが、オフェンスの声かけは)打たせないようにしたほうがいいが、相手も上手く上で回して打たせてしまったのが、失点につながったのかなと思う。(上位リーグはやはり空気が違うか)結構前から同じチームが上がってきている。次もよく対戦する上智なので、過去を振り返ってしっかり対策できたらいいと思う。(上智大のイメージ)上智大は結構あたりが強くて、嫌なチーム。(次戦に向けて)次は失点を少なくして得点を増やして、差をつけて勝てるようにしたい」

◆西田朋生(営1)
「(チームの雰囲気は)学習院大戦と比べたらあまり良くないというか、声が出ていないというか、元気がないという印象を受けた。(DFの中で話していたことは)技術的なことになるが、下がりすぎる傾向があるので高く上がっていこうという話。チーム的には相手の24番のハイスロットという高めから強いシュート打ってくる印象があったので、そこの対策をしようと話していた。あとは相手のフォアチェックが速いからそこのDFを気をつけようという話をしていた。(立ち上がりは)悪かった。1P、自分のミスで失点してしまったというのが1点あったが、すぐにビデオを見て反省して改善につなげていけたらいいかなと思った。(シュート数は)少なかった。だが2から3Pにかけては良い流れを作れた。(試合中に話していたことは)普通にやろうと。あまり覚えていないがみんな(後半にかけて)スイッチが入っていったんだと思う。最初の方はスロースタートになってしまった。(西田選手はもともとホッケーをしていたか)経験者。(駒大のホッケー部は)13番の矢口さんと、GKの菊池(仏3)さんを技術面では中心になって4年生が支えてくれているので、そういうチームだなと思った。(自身の持ち味は)あんまないっすね(笑)。持ち味…。難しいですね。よく言われるのが今年の1年の興津源人くんと一緒に『よく体に当たりに行っていてがめつい』と。いい意味で。(遠くからもシュートを打っていたが)そこが課題なのだが、シュート力が弱い。そこも陸トレとかで上手い人に聞いて改善していけたら。(次戦に向けての課題は)技術面というより、試合の入り方がいちばんの課題かなと思う。前の学習院大戦みたいに良い雰囲気でいけたら良い試合ができると思うので」

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