• 悔しさが残る試合となった日野=早稲田大学東伏見キャンパスで(岡田あおい撮影)

  • サービスキープ力を反省点に挙げた田村

  • 春関で自身の成長を感じた日暮=慶應義塾大学日吉キャンパスで(元井可奈子撮影)

「勝てない相手じゃなかった…。」日野・田村ペア無念の3回戦敗退

[硬式テニス部](2019年05月05日 21時51分)

2019年度関東学生テニストーナメント大会本戦3、4回戦が5月5日に慶應義塾大学日吉キャンパスで行われた。結果は以下の通り。



〈男子シングルス3回戦〉
●日野勇人・田村迅 (7−5、4ー6、5ー10) ○千頭昇平・白石光(早大)


〈女子シングルス4回戦〉
●日暮春香 0(4-6、1-6)2 ○佐藤南帆(慶大)


◆江口淳一総監督
「(今日の日野・田村の試合は)こないだのコメントでは少し弱気な発言もしていたが、今日見たら全然戦えていた。勝てない相手ではなかった。(試合の)入りもとても集中していて良かったし、前のように変なパフォーマンスをやらないですごく集中してできていたのであまり負ける気はしなかった。だがセカンド(セット)の3−2からリターンが悪くなってしまってコートが陰ってきたから見えずらくなったのかもしれないが、そこから流れが相手に持っていかれてしまった。そこからずっとビハインドのままだった。そこがもったいなかった。ここまできたら弱い人はいないが、本当に戦えていたし、いけるという感じはあった。みんなの見本になるような試合ができたのではないかと思う。(日暮の試合は)(日暮)春香もベスト8までいってくれて、今日の相手はプロになるかどうか迷っていたような強い相手だった。だけどファーストセットは4−3でリードしていたらしい。頑張ったとは思うけど上には上がいるので頑張ってやってほしい。このレベルでやらないと1部には絶対に行けないからいい勉強になったのではないかと思う。(課題は)関東学生はすごくレベルが高い。みんなも応援で見たと思うが、このレベル(が相手になること)を考えて練習しなければいけないので。ダブルスなんてとてもクイックだし、強いし、ボールも重い。下に引っ張られるのではなくて上を見て練習してもらいたいと思う。少しチームでゴタゴタはあったが考えて練習できている。だがここにきたらもっと自分たちで考えてやらなければいけないと分かったと思う。多分彼らならやってくれると思うので」

◆日野勇人(営4)
「(今日の試合は)出しきれていないというか悔しさが残る試合だった。勝てない相手ではなかった。本来シード順位も僕たちの方が上だし、相手は新1年生と一個下の3年生だったが、全然勝てる相手だったのに負けてしまった。悔しい試合だった。一回相方(田村)のサーブをブレイクされた時に僕の動きが全然足りてないなと思って、そこから自分の中で動こうと決めた。そこで動きまくった結果、キープできでいったのでそれは良かったなと思うが、勝負どころで相手に前に出られた時に、練習量が足りていない時こともあってちょっと球が浮いてしまって決められるということがあった。そこの差だと思う。(相手のサーブの時に毎回下がっていたが)ダブルスって本来、前へ前へというスポーツだが、自分はリターン下がった方がなぜかいいところに行く。自分たちはバーンと打つのではなくて、逆にゆっくり時間を作って相方に決めさせるというテニスなので。それはいつも通りだが、今回はそれも精度が良くなくて、しょうがない。(セカンドセットでブレイクされた時は)『ああやってしまったな』という感じ。僕のミスも出たし相方のミスも出た。相手もプレッシャーのかけ方が上手かったのでしょうがないっちゃしょうがないが、自分たちが悪かった。(スーパータイブレークでラケットを投げたが)自分がうまくいかなくなるとちょっと投げて落ち着こうとなる。怒りを放すというか、切り替える。あまりよろしくはないが(笑)。(インカレに向けての課題は)去年の大会(春関)も、ベスト16で今年と同じ結果。レベルアップはしているつもりではあるが、ちょっと就活で練習量が足りていなかった。インカレには流石に企業決まっていると思うので、もっとしっかり練習して、一つ一つの精度を上げて質を高くして目指せ決勝進出という感じ」 

◆田村迅(経4)
「(今日の試合を振り返って)白石(早大)とは対戦したことがあって、千頭(早大)は初見だった。割とテクニカルな感じでやってくるというのが白石はデータにあったのでそこを崩しつつ浮いた球をしっかりボレーで叩けたというのは、最初から最後まで良かった点だと思う。悪かった点で言えばリターン。あっちのプレッシャのかけ方が上手かったというのもあったが、(相手を)崩すような、先行するようなリターンをすることができなかった。ブレイクにつながるようなリターンがなかったのでそれが自分の中で反省点だと思う。(セカンドセットは)僕のサービスゲームがブレイクされて。その前の3−2での(ゲームの)取られ方が良くなくて。3−3にされた時のポイントが良くなかった。それがあっちのいいポイントになった。それから自分がキープできなくて、相手にセカンドから最後までの流れを持っていかれた原因かなと思う。自分のサービスキープ力がなかったのかなと反省をしている。(スーパータイブレーク前に話したことは)『最初の3ポイントだけは勝負をかけよう』というの話していた。結局取れなかったが、ただ思いっき勝負をかけようという心意気はあった。(これからの課題は)僕の身長的にもサーブがドンッと打てるわけではない。サービスキープというのは男子の(テニスの)中では絶対だし、それはインカレまでにはものにしていこうと思う。あとはブレイクをするためのリターンだったり、リターンダッシュしてみたり、リターンゲームでも引き出しがいっぱいあるプレーを最後のインカレまでに増やせたらなと思う。(インカレの目標は)優勝と言わせていただきたい。去年の自分を超えるという意味でも頑張って最後に臨む。春関がもう終わったので早めに(就活を)決めてインカレに今から備えていきたい」

◆日暮春香(歴3)
「(試合を振り返って)昨日に引き続いて序盤の入りはとても良かった。相手が少し良くなってきた3-0の時にデュースが長くて4-0に取り切れなかったところで逆転されてしまったと思う。4-4のゲームも自分にアドバンテージがいくつかあったが、そこでもう一踏ん張り思いっきりいけなかったところが悔しい。(途中、足が動かなくなっている場面があったが)自分では動かしているつもりだったが、連戦で自然と動かなくなったのかもしれない。(相手に苦しめられた点は)自分と同じ両手だった。あとストロークが単純に上手。なかなか甘い球がこなくてラリー戦だったら勝つのが難しいと思い、ボレーで前に行こうとしていた。が、そうする前に相手もやって来たので全てにおいて上だったと思う。(逆に良かった点は)去年はずっとストローク一本で勝負してきた。今大会はストロークもしっかりしつつ、前のネットプレーも絡めることができた。あと、サーブはファーストが入ったので良かったと思う。(サーブは元々持ち味なのか)サーブはもはや弱みだった。そこも成長したと思う。(課題は)(相手が)強いと聞いていて、確かに強かったが、対等にやりあえるということがわかった。これを自信にして、夏のインカレやリーグに向けて頑張りたい」

発行冊子最新号一覧背景(左)

硬式テニス部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)