• ベスト8入りを果たした日暮=慶應義塾大学日吉キャンパスで(岡田あおい撮影)

  • 1年生ながら最後まで相手を追い詰めた谷井(元井可奈子撮影)

粘りのプレーで持ち味発揮!日暮が自身初の春関ベスト8に!!

[硬式テニス部](2019年05月04日 20時25分)

2019年度関東学生テニストーナメント大会本戦3、4回戦が5月4日に慶應義塾大学日吉キャンパスで行われた。結果は以下の通り。



〈男子シングルス3回戦〉
●平林輝 2(6−4、2−6、2−6)1 ○羽澤慎司(慶大)


〈女子シングルス3回戦〉
○日暮春香 2(6−2、3−6、6−1)1 ●竹内あやか(法大)
●谷井涼香 1(2−6、6−4、0−6)2 ○松本妃那(早大)


〈女子シングルス4回戦〉
○日暮春香 2(6−0、6−4) 0 ●松本妃那(早大)


【3回戦 日暮春香】
ベスト16をかけて試合に臨んだ日暮はファーストセットの第1ゲームをラブゲームでキープし、流れに乗る。長いラリーが続く中、4ゲームを連取し4−0とするもその後自身のサービスゲームをブレイクされる。その直後のゲームを冷静にブレイクするとそのまま相手に流れを渡さずに6−2でこのセットをものにする。続くセカンドセットはサービスゲームをいきなりブレイクされる展開。相手選手の深いところに打ち込んでくるストロークを前に、攻めきれない日暮にミスが出始める。3−3で迎えたサービスゲームをラブゲームでブレイクされると一気に流れを持っていかれ6−3でセカンドセットを奪取された。ファイナルセットでは勢いを取り戻した日暮が一気にゲームを4連取。自身の持ち味である粘りのプレーも冴え6−1で勝利。ベスト16となった。

【4回戦 日暮春香】
3回戦で後輩の谷井を下した松本(早大)との試合となった4回戦。日暮が完璧に近かったと語ったファーストセット。コースを狙った鋭いストロークをオンラインに次々と決め、相手を寄せ付けない。相手にボールを触れさせないプレーで1ゲームも渡さずにファーストセットをもぎ取った。続くセカンドセットはキープし合って、1−1で迎えた第3ゲームをブレイクするとブレイクが3−3まで続くがゲームの途中で雷の影響により一時中断となる。室内のコートに移動して再開した試合は4−3で迎えた日暮のサービスゲームでは7回ものデュースを押し切りキープ。そのまま気をぬくことなく最後はラブゲームで試合を締めくくりこの試合に勝利。ベスト8入りを果たした。


◆江口淳一総監督
「(今日の試合を振り返って)(谷井)涼香も良い試合をしてたが、ジャッジのミスもあって大切なところのミスだったのに、涼香にとってかわいそうな試合だった。ベスト16決めの時で互いに(日暮と谷井が隣同士のコートだったので)個人戦だが、チームで頑張っているなというのを見ていた。涼香が(4回戦の日暮の相手と)長い試合をしてくれたので、体力的にも相手がキツかったと思う。一人でやっているのではないなと改めて実感した。(日暮)春香も力を出し切っているので、自信を持って今後も上を目指して頑張って欲しい。(今日の日暮のプレーは)ファーストがすんなりいけたので、セカンド取られても負ける気がしなかった。次の相手は手強いが今の春香ならもっと上に行けると思う。(平林が3回戦敗退したが)(今日の相手が)キャプテンの日野(勇人)もボコボコにされてしまって、分が悪いかなと思っていた。が、セットを取ることができた。そのセットを取れたゲームについては先程、平林との電話で『できた』という風に言っていた。負けてしまったが、セットを取れたことは収穫だと思うので、インカレでリベンジしなさいと伝えた。(明日4回戦に挑む日野・田村ペアについては)日野・田村については、駒大は特に男子は頑張らなきゃいけない。チームをずっと引っ張ってきた二人で最後の春関なので、悔いを残さないように精一杯やってもらいたい」

◆日暮春香(歴3)
「(今日の1試合目は)ファーストの入りとかがすごく良くて、そのまま逃げ切る形になったが、セカンドで勝ちを意識してしまって自分の持ち味の粘りを出す前に自分が攻めてミスしてしまうとかコースが甘くてカウンターを食らってしまうとかが多かった。攻めすぎちゃったかなと思ったのでファイナルでは切り替えて、攻めと守りをはっきりして、粘り強さ重視で行けたことが相手とかみ合ったと思う。(セカンドセットの最初にブレイクされたが)気持ちが緩んでいた部分があって、ファーストの入りも悪かったので『やばいな』と思って。セカンドは相手が流れに乗っていたので。(ラリーが長い試合だったが)相手も粘り強い選手なので、ラリー戦になるとわかっていたので、自分も前にいけたら行こうと思っていたが、相手のボールが深くて(前に)行けずにずっとラリーしてしまった。(今日の2戦目は)ファーストセットは完璧に近くてよくできてセカンドの入りが怖かった。相手も切り替えてセカンドの初めから来ていたし、ガッツの選手だったので余裕はなかった。セカンドは最初、キープ、キープで続いて、1−1でブレイクができた。早い段階でブレイクできたのが良かったと思う。(4−3でデュースが続いたが)相手はフォアが強かったのでバック攻めで行こうと思ったが、少しでも引いたら回り込まれてしまうので引かずに行こうと思った。でも自分がアドバンテージを握ったときはちょっと引いてしまって、コースが甘くなってしまったが、最後は押し切れたので良かった。(次戦は)どれくらい強いかわからないが、チャレンジャー精神で楽しんで頑張りたい」

◆谷井涼香(英1)
「(試合を振り返って)序盤は相手のボールに自分のラケットが合ってなくて、自分のミスで相手にポイントを取らせる展開になってしまった。セカンドは自分から攻めのプレーで相手を走らせてポイントを取りに行くことができた。5-4の時点で長いポイントになったが、そこで取り切れたのが大きかった。ファイナルセットは審判のジャッジもあったが、そこで切り替えができてなくてファイナルは取られてしまったと思う。(審判にアウトボールと判断された時は)正直、あの時を振り返ると気持ちが高ぶっていた。そこで切り替えることがこれからの課題だと思う。これからも試合していく中で、そういうジャッジはたくさんある。そこでしっかり切り替えて反省して次に生かせるようにしたい。(春関で印象的だった試合は)本戦の二回戦目。相手はつないでくるプレーで、今回の試合より長いラリー戦になって体力勝負だった。粘りのプレーで、相手よりも先に振らないということを第一に考えてプレーしたおかげで最後は取り切ることができた。自分にとって今までの中で良い試合だった。(今試合で良かった点は)セカンドセットとサーブを積極的にゲームで攻めに行くことができた。(持ち味は)サービスとラリー。今回はファーストサーブの確率が良かったので、そこは良かった点だと思う。(夏のインカレの予選に向けて)今回は本戦の三回戦目で負けてしまったが、夏になるともっと気温も上がって体力勝負になってくると思う。もっと体力もつけて、メンタル面でももっと鍛えて我慢することを忘れずに。試合中は相手を冷静に落ち着いて見たりするために、練習を一日一日大切にしていきたい」

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