• 予選からの調子の良さを見せた田村=岐阜メモリアルセンターで(岡田あおい撮影)

  • 格上相手に勝ち切った中山(元井可奈子撮影)

  • 緊張していても自分のプレーができた谷井(野村聖撮影)

  • 森島は「後悔のない試合をしたい」と意気込んだ(岡田あおい撮影)

  • 徐々にペアリングができてきた渡辺(右)・日暮(左)ペア

インカレ本戦開幕!初日全勝で2回戦へ弾みつける

[硬式テニス部](2019年08月12日 16時55分)

令和元年全日本学生テニス選手権大会本戦初日が8月12日、岐阜県メモリアルセンターで行われた。結果は以下の通り。


<男子シングルス>
○田村迅 2(6−0、6−2)0 ●吉井恵三(広島大)
○中山樹 2(6−3、7−6(2))0 ●安上昴志(早大)

<女子シングルス>
○渡辺安美 2(6−4、6−3)0 ●横山円香(北教大)
○森島優 2(6−3、6−1)0 ●加藤真帆(信州大)
○谷井涼香 2(6−1、6−3)0 ●大塚芽生(同大)

<女子ダブルス>
○渡辺安美・日暮春香 2(6−2、6−1)0 ●佐々木りお・稲垣綾乃(中京大)


◆江口淳一総監督
「(今日は全勝できたが)上出来だと思う。やはり誰かが勝つとみんなが負けたくなくなって頑張ろうという気持ちでできるのだと思う。(インカレ本戦に多くの選手が上がったが)1部校と比べても遜色無いぐらいの本数が上がっている。ここでまた何回か勝ってリーグでいい印象というか、相手に脅威だと思ってもらえるような印象をつけられるようにしたい。1本でも多く勝ち上がれるようにしたい。今日の結果は申し分ない」

◆田村迅(経4)
「(調子は)この大会に向けて調子は完璧にしたつもりではあるが、これほどうまくいくとも思っていなかった。(予選で印象に残った試合は)1試合目の亜大の選手との試合。夏関の2次ファイナルでも試合をやっていた。それが2週間前とかだったが4−6、4−6で負けていた。動画も撮ってもらって勉強しながら(対策を)やっていたが、勝つイメージが湧かないまま自分の調子だけ整えて試合に臨んだ。その相手に6ー0、6−0で勝てたというのが自信にもつながった。それで次の慶応の選手にも思い切って自信持ってできたというのがあるので、1試合目の試合自体が良かったと思う。(インカレへ向けて強化してきたところは)(自分の)テニスの限界値はあるが、ひたすら左右前後に走って、相手からしたらいつも決まる球を一つ返すことであせらせる。徹底的に走ることを意識してやっていた。日野(勇人、営4)中心のチームも振り回しだったり動く練習が多いのでそれが結果やプレーにつながっているのかなと思った。(今日の試合を振り返って)今日の相手は地方のあまり情報がない選手だった。どういうテニスをするのかという情報収拾を含めて、様子見しながら自分のテニスをするという感じだった。ファーストセットはそれがうまくはまった感じだった。セカンドセットの入りは相手のナイスプレーが連続してあったので、序盤はゲームを落とした。けど相手の癖を見抜き始めてからゲームを取らせることなくできた。(インカレでの単複の目標は)シングルスは2年生の時に2回戦負けをしたので、過去の自分を超えたいなと思う。ダブルスは去年ベスト4だったがそれに甘えることなくもっと上の景色を日野と見れるように気合いを入れて頑張りたいと思う」

◆渡辺安美(心4)
「(単複共に2回戦進出だが)両方とも予選から出ていて、身体的にきつい部分があった。最後のインカレということで、思い切って悔いなくやるしかないと私の中で目標があったので、体はどうなっても自分のプレーをやり切りたかった。シングルスは最初、固くなってしまって、勢いがあって重たい相手のボールに引いてしまった。うまく流れが掴めず苦しい展開になってしまったが、途中で冷静にラリーをしていくことで自分のリズムを取り戻すことができた。ストレートで勝てたことは大きかったかなと思う。ダブルスも日暮(春香、歴3)と組んでて、徐々にペアリングがすごくできてきて、今回は最初から最後まで積極的にプレーすることができた。次のシングルス、ダブルスも勢いに乗ってやっていきたいと思う。(本戦初日から全員勝ち上がったが)素直に嬉しい。個人戦ではあるが、一人の勝ちというのがみんなに影響してくるので、良い流れできていると思う。この勢いでやっていきたい。(インカレの目標は)部全体としては特にない。個人としては去年は本戦の1Rで負けていて、それを超えることはできたが、さらに自分がどこまでできるのかという部分でもっと挑戦していきたいと思う。(次戦に向けて)次に当たるシングルスの相手は新進(トーナメント)で負けた相手。チャレンジャー精神で思い切ってやるしかないなと思う。ダブルスも相手がシードということにとらわれずに自分たちのプレーをしっかりやっていくというのが大事だと思う。最初から最後まで自分たちのプレーを崩さないでやりきりたいと思う」

◆中山樹(市2)
「(今日の試合を振り返って)まず、本戦出場できたことで伸び伸びとプレーすることができた。相手は格上だったがその中で今日はサーブの調子が良くて自分の得意なフォアハンドに繋げてポイントを重ねることが出来て気持ち良かった。(2ゲーム目タイブレークになった時どういう気持ちだったか)ファイナルセットに入ったら相手は経験も豊富で戦い方も知っていて部が悪いと思っていたので、ここで決めるしかないと1球1球全力で取りに行った。(今大会の目標は)1回戦格上に勝てたことで流れも来ていると思う。明日以降もシード選手に当たるがどんどんチャレンジしていきたい」

◆森島優(英3)
「(インカレへの思いは)シングルスは本当に頑張りたいと思っていて、リーグにも出たいなと思っている。だから結果を残したいというのは前提としてある。あとは思い切りやろうと。去年、古川真実(19年卒)とさんとダブルスで出場したが不甲斐ない試合で後悔が残る試合をしてしまった。だから今回は後悔がないように思い切り自分の持っているものを全て出し切ろうと思って予選からやってきた。予選は関東の方と当たらなかったのでラッキーもあるが勝ち抜くことができた。本戦は今日も地方の方だったが、自分の中では納得いくような試合をすることができなかった。2回戦の相手は強くて今日みたいに相手に合わせて試合をするだけじゃダメなので、勝てる試合をしていきたい。(打球が重くなった印象を受けたが)結構周りの人にも言われた。私は周りと比べるとあまりガタイが良くない方。なのでプロテインを飲むようにしている。飲み始めてそこまで時間が経っているわけではないがいろんな人から体格良くなったねと言われた。コーチなどからも『ボールの重さとか伸びとか、パワーがついてきたね』と言われるようになった。自分で試合をしていても打ち負けることが少なくなった。仕留めるべきボールを仕留めることができるようになったし、それもプロテインのおかげなのかなと思う(笑)。(練習で意識していることは)自分は一発でいけるパワーがあるわけではないので拾って拾って拾いまくって最後に自分のいい形のできるようにしている。練習はその分きつくて、振り回しとかをやっている。(チームは)最近みんなが頑張っていて、夏関も去年よりすごく本戦に上がっていて部活の雰囲気も良い。みんな頑張っているから私も刺激を受けて成長できているのだと思う。(インカレの目標は)本当に本戦に上がれるとは思っていなかったので(笑)。けど、シングルスはあと1回勝ちたい。ダブルスは最高の目標は優勝。最低限の目標は明日の試合で勝つこと。昔から知っていて強い相手だが、勝ちたい」

◆日暮春香(歴3)
「(インカレに向けて練習等で鍛えてきたことは)ダブルス、シングルスともにストロークで前に入ることを意識してきた。春関まではベースラインの後ろでプレーしてきていたのでチャンスがあれば中に入っていくプレーと、ボレーなどのネットプレーも強化してきた。(今日の試合を振り返って)自分がストロークの時、相手の前衛の動きを見すぎてしまい中途半端なロブをあげた結果、相手に捕まることが多かったのが今日の反省点。ただ、(渡辺)安美さんと二人で攻めの仕掛けが試合開始の最初から積極的にできたのは良かった点だった。(今大会の目標は)シングルスは今回シードをもらって本戦からの出場、シード権を失わないようにベスト16以上が目標。ダブルスでは今回勝った流れのまま上位を目指して安美さんと一緒に頑張りたい」

◆谷井涼香(英1)
「(試合を振り返って)初めてのインカレで緊張する部分もあった。周りの試合もレベルが高くて、自分はどうやって試合をしようと思っていたが、意外に自分のプレーを発揮することができた。いつもの自分だったら緊張で思うようなプレーができなかったが、前の先輩方の試合を見て、自分ももっと頑張らないと、と思ってプレーした。今回は自分にとって良い試合になったと思う。(インカレに向けて強化した部分は)体力。自分は元々体力がなくて、あまり走れなかった。駒大に来てから体力をつけることを意識して日々の練習に励んでいた。ラリー戦になった時に自分が打ち勝てるように、インカレに向けて特にそこを強化した。頑張って努力していた部分が実際に使えていたかなと思う。(シングルス2回戦、ダブルス初戦に向けての意気込みを)シングルはシードの選手で、ダブルも関東でレベルの高い相手だが、ここは自分の持っている力を全力で出し切れるように。この舞台を楽しめるように、頑張りたいと思う」

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