• 安定した力で勝利を掴んだ日野(左)田村(右)ペア=青山学院大学緑が丘グラウンドで(岡田あおい撮影)

  • 大事なところで取りきれなかったことを課題に挙げた内田

  • 入内嶋は課題にリターンを挙げた

  • 小泉と話したことが意識してできたと話した中川(元井可奈子撮影)

  • チャレンジャーな気持ちでプレーをした小泉

日野・田村ペア、安定感を見せ勝利!!梶谷・清水ペア、2回戦で姿消す...

[硬式テニス部](2019年05月03日 17時37分)

2019年度関東学生テニストーナメント大会本戦1、2回戦が5月3日に青山学院大学緑が丘グラウンド等で行われた。結果は以下の通り。


〈男子ダブルス2回戦〉
○日野勇人・田村迅 2(6−3、6−3)0 ●若山裕貴・ディサナヤカ玲生(専大)

〈女子ダブルス1回戦〉
●渡辺安美・日暮春香 0 (2-6、6-7(2))2 ○ 黒須万里奈・今田穂(慶大)
●中川綺乃・小泉茜  0(1−6、4−6)2  ○吉岡希紗・下地奈緒(早大)

〈女子ダブルス2回戦〉
●梶谷亜未・清水里咲 0 (2-6、1-6)2 ○大村千乃・望月菜々子(慶大)
●内田葉土希・入内嶋七菜  0(4−6、3-6)2  ○原口沙絵・芝田詩歩(山学大)
●森島優・谷井涼香 0(6-7(5),2-6) 2 ○安部有紗・鈴木沙也伽(山学大)


【日野・田村ペア】
日野のサービスゲームで始まった試合。いきなりのブレイクで流れを相手に持っていかれるかと思いきや冷静にブレイクバックしイーブンに。3−2で迎えたリターンゲームでエースを決めると流れに乗り、そのゲームをブレイクする。その後はロブやボレーを使った陣形を崩すプレーで着実にサービスゲームをキープし、6−3でセットをもぎ取る。続くセカンドセット、第1ゲームをブレイクするとその後はキープ合戦。3−2で迎えた日野のサービスゲームをブレイクされ、相手の乗せかけるも次のゲームでブレイクバックし、流れを渡さない。デュースが続いた田村のサービスゲームも焦らずにキープした。最後のゲームでは日野のスマッシュ、田村のボレーで格の違いを見せつけブレイク。ストレートで勝利を飾った。


◆磯辺孝太郎男子監督
「(男子の試合を振り返って)今日の対戦相手という意味では技術的にも持ってるものが彼ら(日野・田村)の方が上なので、きちっとやれば勝てるというふうには思っていた。安定して自分たちの力を出せるようになったのが日野・田村の今の強さなのだと思いながら見ていた。だがダブルスなのでそこで急に勢いを向こうに持っていかれることもあるが、それもきちんと認識しながら押さえるべきところを押さえられるのが強さになったと思う。だが彼らがこの先倒していかなければいけない対戦相手は今ここではなくて、もう一つ上の段階にいるので、そういう時に自分たちの力がどこまで出せるか、ちゃんと倒していけるのかが課題。(日野の調子があまり良くなかったように見えたが)調子という意味ではああいうタイプなので(笑)。そんなに気にしてはいない。なんだかんだああいうふうに言いながら、ゲームのことは冷静に見てるのでそんなに気にしていない。いつも通り、自分のことを演技っぽくやるんで。でも中身は冷静に、ゲームは進めていける子なので、そんなに心配してない。(次戦は)どういう感じになるかはわからないが二人の技術なものは全て倒せる範囲のものはもっている。いかに冷静に自分たちの力を出して、戦略的なこともそうだが、それを駆使して倒していけるか。(チーム全体に望むことは)日野、田村はもう4年生なので、この成績を出せるペアは下の学年にはいない。どうやったらこういうふうに勝てているのかをよく見て覚えていてほしい。それを目指すだけではないが、『自分たちもやっていけばこういうふうになれるかも知れない』というのを勢いとして持っていてもらえればいいと思う。(春関では)トーナメントに出る以上、優勝は目指したい。一番トップを目指してやってもらいながらも、どうやったら抜け出していけるかという心の強さとテニスの技術を覚えてもらいたいなというのが大きい。勝つことを第一に考えているが、勝つだけではなくて、いかに抜けていくかその力をつけていってほしい」

◆日野勇人(営4)
「(ダブルス初試合だが)昨日のシングルスで第1シードと戦った時の球がすごくて、肩が痛かった。インカレの連戦ぐらいの痛みが、3戦目で来たので自分としては不甲斐ないといえば不甲斐ないが、頑張った。(最初に自分のゲームをブレイクされて)『あー、やったな』と思った(笑)。でも自分の中で、全然勝てるとは思っていたので。次ですぐにブレイクしようと考えていた。できることだけやっていったら勝てるかなと思って、それだけを意識した。(ペアと話したことは)相手のバックサイドの選手のリターンがうまかったので、そこを気をつけた。あとは相手に考えさせるように考えさせるようにさせてミスを誘っていった。(リーグでも当たる相手だが)あそこのペアならリーグではD2とかD3とかで当たると思うので対策はしていきたい。(途中で危ないシーンもあったが)セカンドセットでブレイクされて3−3に追いつかれた時はヒヤヒヤした。だけど相手のサーブは脅威ではなかったので、自分たちのリターン力があればやるべきことをやればブレイクできると思ったのでそれをやっただけ。(次戦に向けて)今日はボレーの動きが悪かったのとあまりサーブも良くなかった。このコンディションをなかなか戻すのは難しいが、しっかり基本に忠実にファーストサーブを入れるとか、深く入れるとかを意識したい。明日は(相手が)早大で新1年生だがインターハイ3冠の選手と当たる。そこを気をつけて行ったらなんとかなるとは思うので頑張りたい」

◆田村迅(経4)
「(試合を振り返って)秋季リーグ以来、公式戦のダブルスで久々に日野とペアになったが、いつも通りできたかなと思う。お互い昨日のシングルスの疲れとかで筋肉痛とかで体が重い部分もあったけど、その中でもしっかりポイント取るところはとっていけたので、そこがスコアに繋がったと思う。(今日のコンディションは)昨日の試合の疲れは多少あったけど、自分は筋肉痛ぐらいだったので、後でしっかりストレッチして次の試合に臨みたい。(相手は同じリーグの専修のペアだったが)昨日の試合でそのペアの試合を見て、ボレーとか上手いなと思ったので、足元に沈めたりロブを使って陣形を崩していこうとした。(試合の中で、意識したことは)相手が積極的に前に来たので、自分達はファーストサービスをちゃんといれてプレッシャーかけたり、リターンもストレートに打ったりして、相手にプレッシャーをかけつつ、プレイした。(次の試合の意気込みを)明日の相手が早稲田のペアでけっこう強いと思うので、シードは自分達の方が上でも、チャレンジャーの気持ちを忘れずに勝っていきたい」

◆内田葉土希(G3)
「(自身の調子は)昨日がすごく良かった分、今日はあまり良くなかった。でも、やるしかないので思いっきりやろうと思って、調子が悪い中でどうやってやるかを考えた。相手も強いがダブルスだったら実力だけではなく、戦術もあるのでチャンスはあると思って向かっていった。でも大事なところで乗り切れていなかった。取れそうだった分、すごく悔しい思いがある。逆にいうと、そこまで私たちはできるんだという自信にも繋がった。(今試合に向けてプランは)相手はシングルスでも勝っている相手なので、ストロークだけで勝とうとするのは絶対無理だと思っていた。組み立てやプレッシャーをかけたりと前衛が動いて、少しでもリターン、ストロークがやりづらくなるようにやっていこうと二人で話していた。(途中うまくハマっていた場面もあったが)簡単なミスがこっちが多かったのでそこで流れに乗れなかったのですごく悔しい。(ペアの感触は)元々高校が同じ仁愛高校で団体をずっと一緒にやってきた。全然やりにくいとかもなくて、わかっているので全然不安もなかった。信じてやっている。(自身の持ち味は)ストロークができないので、前で圧をかける。あと悔いがないように終わろうと思っているので、明るく。(入内嶋)七菜がしょんぼりしちゃってもやるよ!笑って!と声を掛けていた。それが良い風に行くときもあるので、そういうのも大事だと思う。(次のインカレに向けて)今大会の本戦で初めて勝って自信になったと同時に悔しい気持ちもあった。春関で本戦に上がったほうが楽に上がれるが、次は厳しい岐阜で予選から本戦に上がる辛い戦いになると思う。たくさん課題が見つかったので、毎回二人で反省して強いダブルスを作っていきたい」

◆入内嶋七菜(心2)
「(試合を振り返って)昨日の試合に比べて、自分達のミスが多かった。格上の相手に対して最初から思いっきりプレイができてなかったなと思う。(格上の相手に対して、対策は)ビデオで相手のプレイを見て、相手ペアの苦手なところをついてこうとした。(具体的にどんなことを)二人ともロブ合戦が好きじゃなかったので、ロブで自分達が前にでて、ポイントをとろうとしたけど、先に上がられてしまって、うまく自分達の流れにもっていけなかった。(今大会を通してよかったことは)ポーチの出方がこの大会でけっこうつかめるようになって、率先して出ることができたので、これからも練習してさらに磨いていきたい。(直したいところは)リターンですね。相手が思いっきりサーブを打ってきたときに、どうしていいかわからなくなってしまって、あげるのに精一杯になる場面があったので、もっと前にはいってクロスに打てるようにしていきたい。(シングルスとダブルスだとどちらが好きか)好きなのはダブルス。高校の時からずっとシングルスをやって来たので、大学にはいってけっこうダブルスをやるようになって相手のことを考えてやるダブルスの方が好きになってきた。(今後の目標は)今回で、去年いけなかったインカレに行くことができて、一個は成長できたかなと思うけど、本戦に上がってベスト16やベスト8にはシングルでも入ったことがないので、本戦からさらに上に行けるように練習していきたい」

◆中川綺乃(経2)
「(自身の調子)前半は気持ちで負けていた部分があったが、後半からは自分たちのプレーがしっかり出来たと思う。(どうやって切り替えたか)ここまできたら、思い切ってやろうと思った。(課題は)気持ちとミスをしないこと。(苦しめられた点は)攻めてもしっかり拾ってきたところ。(良かったと思う点は)しっかり二人で話してこうしようとて言ったことが意識してできた。(次のコンソレに向けて)私たちの同期全員、予選を決めているので全員で行きたいと思う」

◆小泉茜(G2)
「(自身の調子は)緊張はあまりなかった。サーブがいつもよりファーストが入らなかったりと、調子はすごく良いというわけではなかった。(一部山学大と対戦してみて)チャレンジャーでいったので、最初は1-6で強いなと感じたが、1-4になった時に考え直してやりきろうとチャレンジャーの気持ちをまた新たに持って思いっきりプレーしたので、競ることができた。(課題は)ファースト。セカンドになると打って来ようとしてこっちがオフェンス側からディフェンス側になってしまう。あと、上の人たちとのラリーでぶつかり合うのではなく、一歩引いて一回自分のテニスをできるように。あとはボレー。ペアの子が良いサーブを打ってもボレーで決めきれないことが多く、上の人たちなので取って来ると思う。その次をどうやって決め切るか。(次のコンソレに向けて)インカレ予選に出ることができるように頑張りたい」

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