• 令和改元を記念して始球式を行った石毛宏典氏=明治神宮球場で(清野雄太郎撮影)

  • 5回東洋大の村上投手に空振りの三振を喫した鈴木(左)。打線はわずか3安打で完封負けを喫した(中川達夫撮影)

  • 7回から登板した新村。無安打無失点に抑えた

鈴木主将「この悔しさ忘れず次へ」、貧打に苦しみ完封負け

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対東洋大1回戦(2019年04月29日 12時22分)

東都大学野球春季1部リーグ対東洋大1回戦が5月1日、明治神宮球場にて行われた。メンバーと結果(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 000 000=0
東洋大 020 001 00x=3

      打安点
(3)伊藤史400
(4)林 琢400
(7)山ノ井400
(8)若 林300
(6)新 田210
(5)平 野300
(D) 菅 310
(2)鈴 木300
(9)緒 方310
     計2930

       回 打安点
⚫竹 本 5 1/3 2343
 小 川   2/3 310
 新 村 1 2/3 500
 福 山   1/3 100

 令和改元最初の先発は今日も竹本祐瑛(法3)。6戦連続の先発登板となった。2回裏に中前安打と死球で2死一、二塁とされると、さらに中前安打を浴び1点を先制される。その後四球で満塁のピンチを招くと続く打者に死球を与え押し出しの追加点を許す。6回裏には先頭打者に左前安打を浴び、1死二塁から代わった小川良憲(仏4)が暴投と左前安打で追加点を許した。一方駒大の打線は3回表に9番緒方理貢(法3)が中前安打で出塁するも盗塁を刺され、3人でこの回を終えた。5回表には死球と菅力也(商3)の左前安打で2死一、二塁とするも後続を抑えられ無得点。7回表には新田旬希(商2)は2死から右方向への安打で出塁するも、後続が倒れ無得点に終わった。駒大打線は散発3安打に抑えられ、東洋大との初戦を落とした。

◆大倉 孝一監督
「(今日は村上投手を攻略できなかったということか)まあそうだよな。打てなかったからな。(先発の竹本投手と目標は決めていたのか)いやいや。ゲームの流れだから。もう追加点が許されない場面だったから。(2回途中でマウンドに行った時は)もう序盤の失点だから『思い切っていけ』とね。(途中鈴木選手が竹本投手に『低めに』とジェスチャーするシーンがあったが、監督から見ていて竹本投手の球は)まあ、それは勝負所だったからだと思うんだよね。だから高めはダメよってことだと思う。(緒方選手を9番に下げたのは)出塁率というより打率。(9番になって初打席で安打が出たが、今まで1番にプレッシャーなどがあったのか)いや、それはないと思うよ。(伊藤選手を起用したのはのは調子の問題か)調子がいいっていうことはないんだけど、色々と経験させなきゃいけないから。(以前も仰っていたが、春はたくさんの選手に経験させる時期か)当然勝っていればその形でいいのだけど、色々なことを試しながらという感じ。(チームはこれからも一戦一戦変わらずにか)そうそう。そこはなんにも変わらない。」

◆鈴木 大智主将(法4)
「(自身の調子は)打撃は自主練習やチーム練習中では、自分の中では悪くないと思っている。練習の時の感覚と試合で良いピッチャーが投げてくるボールとでは感覚が違うので、思い描いている形と試合でやっている形というのがマッチしておらず、その部分がうまく行っていないと思う。練習の感覚というのを口で言うのは簡単だが、やるとなると難しい。その感覚になれるよう自分も打席の中でいろいろと考えなければならない。結果も出ていないし、やっぱり何かを変えなければならない。調子自体は自分の中では悪いとは思っていないので、イメージを変えて練習通りにバッティングをできれば良いと思う。(相手先発の村上について)コントロールが良くて変化球もストレートもポンポンとテンポよく投げていた。追い込まれてからでは(打つのは)厳しいので早めのカウントで(ストライクを)取りに来た球を狙っていたが、早めに行こうとしているところでいいところに投げてくるので簡単には打てなかった。(今日の先発の竹本について)良かったと思う。ただ2回にちょっとした投げミスがあって点を取られてしまった。ボール自体には問題はなかった。明日も投げることになるかもしれないが、投げるとしたら今日のようなピッチングでいいと思う。(3回の始めに低めというジェスチャーをしていたが)東洋大はバッティングが良くて、ホームランを打てるバッターがいたり簡単にヒットにしてしまうバッターがいたりいろいろなバッターがいるが、その中でちょっとでも高くいってしまうとホームランになってしまうので、常に膝くらいのところを投げて打ち取ろうという会話をしていた。低く投げろという合図をして、投げて討ち取ろうという意識付けをした。(2番手の新村について)亜大戦(1回戦)では四球で終わってしまったが、今回は腕が触れていて本来のピッチングができていてよかった。(今のチームの状態は)負けてはいるが、下を向かずに常に前を向いて行こうという話をしているので、悔しい気持ちは全員あると思うので、この悔しさを忘れずにまだ終わりなわけではないので、明日勝って次へ次へとつなげて行きたいと思う。チーム自体は大丈夫。盛り上がって負けないようにしていく。(次戦への目標は)自分はキャッチャーとしてチームに貢献できるようにピッチャーを引っ張っていかなければならないし、チームとしては明日負けたら勝ち点を落としてしまうので、なんとしてでも勝って3戦目に繋げられるようにチーム一丸となって頑張っていきたい」

◆竹本 祐瑛
「(試合を終えて)初回は上手く入れたが、2回に2アウトからあまり考えずに投げてしまった。そこから焦りもあって、自分で潰れてしまった。悔しい。(調子は)よかったが、腕が振れていなかった。今までのバッターと違ってボール球を全然振ってこないし、狙い球をしっかり振ってくる。そこで考えすぎて腕を振れなかったが、(鈴木)大智さんに『とにかく腕振れ』と声をかけてもらった3回以降は大丈夫だった。(相手先発が村上で、打線に大量点が考えにくかったと思うが)こういう試合になると思っていた。1イニングに2点以上取られると向こうの流れになってしまうので最小失点と考えていたが、あの回は2点やってしまった。(満塁で監督にマウンドが来たが)『どんどん腕振ってけ。前半の2点、3点は関係ないからどんどん攻めてけ』と言われた。(ベンチでの攻撃面の指示は)村上はコントロールがいいので、カウントを取りに来る変化球をどんどん振っていけという話があった。あとは前半差し込まれていたので、もっと早くタイミングを取ると話していた。(次戦に向けて)明日も明後日もこういう試合になると思う。ピッチャーが1イニングでもゼロを作って、いい流れを作ってたくさん点を取ってもらいたい」

◆石毛 宏典氏(78年卒)
「(始球式を終えて)令和の初日に記念すべき始球式をさせていただいた。非常にいい思い出を作らせていただいたと思う。(今シーズンの硬式野球部は惜しい試合が続くが)惜しいじゃいけない。東都は粘っこく勝たないといけない。でも、野球を通じての経験が社会に出て役立ってくれればいい。野球を通じていい経験をしてほしいし、野球を一生懸命頑張ってほしい。」

◆東洋大・佐藤 都志也主将
「(今日の配球は)序盤はちょっと変化球を多く使った。駒澤は左打者とまっすぐに強い打者が多いので、安全策というか、あまり狙ってこない変化球を多く使った。変化球狙いに切り替えてきているのかなと思ったところからまっすぐを増やして、はまったと思う。」

*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、1部リーグ対東洋大第2回戦は5月2日(水)11:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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