• 気持ち的には攻ることができたと語った森田=キッコーマンアリーナ(流山市民総合体育館)で(元井可奈子撮影)

  • 第2セット前に意気込む選手たち

  • ベストは尽くせたと思うと語った山根

  • 粘り強さを出せていければいいと語った山田

悪い流れの中粘りを見せるも、順大に敗れる

[男子バレーボール部](2019年04月29日 03時07分)

平成31年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対順大戦が4月28日、キッコーマンアリーナ(流山市民総合体育館)で行われた。結果は以下の通り。


<スコア>
駒大1-3順大☆
1set(29-31)
2set(21-25)
3set(25-22)
4set(21-25)


<スターティングメンバー>
1 谷平拓海(現4)
3 齋藤浩貴(歴4)
5 尾形哲郎(経4)
6 橋本直幸(政4)
9 森田凌雅(営3)
11 山根晏輝(G3)★
12 山田大悟(経3)
28 江藤巧(法1)

★はリベロ


第1セット、森田のサービスエースで先制点を取るも、サイドアウトされ追う展開に。中盤、齋藤の連続得点を含む3連続得点で試合の流れは駒大に傾く。21点目から齋藤と山田のブロックや相手のミスで再び3連続得点。さらに24-24でついに追いつき、ブレイクを取り勝ち越しに成功するも、相手ピンチサーバーの得点で再び勝ち越しを許し、そのまま29-31で第1セットを落とす。
続く第2セットの序盤から相手に先制されるが、その後2点目から谷平と齋藤による3連続得点。試合の中盤まで熱戦が続く中、相手のサーブミスを皮切りに15点目から4点連続でポイントを獲得した。しかし、相手も負けじと連続で得点を重ね互いに譲らぬ展開に。その中、ボールを拾えない駒大のミスが目立つ。その後アタックで2点獲得するも、流れを変えられず21-25で第2セットを落とした。
第3セットの前半、取る取られるの接戦が続いた。中盤で齋藤が交代し、橋本がコートに入る。ここから、森田のアタックで15点目を獲得すると流れは駒大に。ラリーが続く接戦の際にも駒大の粘り強さが見られた。その後順調に点を獲得し25-22で第3セットをものにした。
勝負の第4セット。ここでセットを奪いフルセットへと持ち込みたい駒大。山田が鋭いスパイクを決め、1点先取。順大が連続得点し、2点差となると、交互に点を奪いあう目が離せない展開となった。7-11の場面、駒大が3点の差を埋めようと追いかける。ここで江藤が相手の不意をついたツーアタックでサイドアウト。サーブ権を得た駒大はここから3連続得点し、順大に追いつく。途中リードを許すも、執念のレシーブで相手の勢いに逆らう。巻き返しを図って挑んだ後半戦は熾烈を極め、相手の的確なブロックを変幻自在な谷平のアタックでかわし、強烈な森田のスパイクで破っていくが点差はなかなか思うように縮まらない。21-25で順大に敗れた。



◆鈴木淳平監督
「(試合の総評)無駄なミスが多い。相手に比べるとうちの方がミスがやはり多かったことに尽きると思う。(昨日との違いは)相手が変わるので単純に比較はできないが、我々のことだけを見れば、気持ちが落ち込んでいるわけでもないし、体調や疲れがどうとかではないと思う。少し、前半の1セット目、2セット目あたりでやるべき約束事だとかコンセプトがきちんと出来ていなかった。そういう部分でコートサイドから(自分が)声をかけていた。本来、選手たちで分かってやることができていない姿をみると相手に対していろいろ警戒する部分があったり、上手くやれるかどうか不安だというところがあるのかなという気はした。それで、ミスが生まれたのだとしたら、脆さというか弱さというかそういうことで左右されるというような気持ちでやらないといけない。質が落ちないようにきちんと自らが注意して、お互いに声を掛け合ってやらないといけない。それが出来てなかったかもしれないかなと思う。(後半戦で少しでも上位という目標に近づくには)あと残り3試合で、上位というのは現実的に厳しいと思う。4勝7敗で終えることが今の最大の目標。1つでも多く勝って、1セットでも1点でも多く、失点を少なく。当たり前のことだがそれをきちんとやって、終わった時に気がついたら勝っていたという姿勢が足りない。そこがまだ甘い。見直すところが沢山あるので優先順位を1つ1つ潰していくしかない。明日はしっかり身体を休めてもらって、明後日からいつも通りしっかり練習して、残りの3試合を戦って、勝利に結びつくような準備をしていきたい」

◆曽田一也主将(社4)
「(今試合の目標は)今試合は後半戦で、前の学芸大戦で勝ったので2連勝しようという目標だった。(試合を振り返って)1セット目から出だしが良くなかったのでそこが敗因だと思う。(後半戦はどう戦っていくか)後半戦は下位のチームと当たり、自分たちの力が出せれば勝てると思うのでそこをしっかり出せるようにしていきたい。(次の専大戦について)練習試合をよくしていて、知っている相手なのでしっかり対策をして、できることをやっていきたい。(学芸大戦と今試合でユニフォームを着ていなかった理由は)怪我をしていた。足首を捻挫してしまった。そこまで重くないので多分、次戦からは出ることができると思う」

◆森田凌雅
「(自身の調子は)最高だった。(試合を振り返って)1セット目のデュースの時に、相手のチームはミスを少なくしてきたが、自分たちは集中力が切れたりして(点が)取れなかった。そこの差で1セット目が取れなかったが、気持ち的には攻めることができたと思う。(3セット目の後半から好調だったが)自分でもよくわからないし、考えてやっていたわけではないが、齋藤さんが抜けた瞬間にやらなきゃなっていう雰囲気を感じた。(3年生が攻撃の要になってきているが同期間で意識していることは)特にはない。とりあえず谷(平)さん、齋藤さん、はしも(橋本)さんは攻撃力が高いので、そこについていかないと落ちていく。頑張って食らいついている。(次戦に向けて)専修大は今季で3勝と波に乗っていて、自分たちより上なので2部上がり関係なく一部のチームとして全力で戦って行きたい」

◆山根晏輝
「(自身の調子は)学芸大戦から調子が良くてベストは尽くせたと思う。(昨年と異なり、リベロを1人でやっているが)昨年の4年生のリベロの人はゲーム中の雰囲気とか結構盛り上げてくれてた面があったので、そういう面を自分ができたらいいなと思う。(今回の試合から見えた自身の課題は)繋ぎが悪く、二段トスやフェイントされたボールを触るものの、セッターに繋げられなかった。そういった細かいプレーをもっときっちりできたらいいなと思う。(次の試合までにどう改善されるか)今週中のレシーブ練習の時にもっと意識してやっていくしかない」

◆山田大悟
「(試合を振り返って)取れる試合を落としたので、情けない思い。(自身の調子は)いつも以上にテンポよく決められていたと思う。(1、2セット目を落とした後の3セット目を取ったがどのように切り替えたのか)2セット目は先にリードして追いつかれて取られてしまい、そこでチームで集中していこうとなり、2セット目ではあまり動かせていなかった足を動かしていこうとキャプテンなど4年生が中心となって声をかけていた。(4年生のエースが変わっているが)齋藤が怪我もあり不調で橋本が代わりに入り、チームの変化は大きかった。(3年生が攻撃の要になっているが)上級生という立場なので、プライドなども出始めてきていると思う。4年生に託すばかりではなくて、もっと3年生から元気付けていって4年生を持ち上げられるようにしたい。(後半戦に入るが)できるだけ粘って、粘り強さを出せていければいいと思う。(次戦に向けて)約2週間空くのでしっかりと自分たちのチームを見直して、次戦に持っていけるようにしたい」

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