• 今大会での主将としての目標を語った日野=青山学院大緑が丘グラウンドで(岡田あおい撮影)

  • フルセットまでもつれた試合で惜敗した蘭(坂田美智撮影)

  • 中山は「安定した力が出せる選手」と太鼓判を押された(元井可奈子撮影)

  • 途中巻き返したものの清水の試合は降雨で中断した(岡田あおい撮影)

春関本戦開幕!日野、中山らが2回戦へ!

[硬式テニス部](2019年05月01日 21時53分)

2019年度関東学生テニストーナメント大会本戦1回戦が5月1日に青山学院大学緑が丘グラウンド等で行われた結果は以下の通り。


〈男子シングルス1回戦〉
○日野勇人 2(6ー3、6−3)0 ●工藤弘基(日体大)
●黒澤陸人 1(3−6、6−3、3−6)2 ○古賀大貴(早大)
○田村迅 2(7−6、6−2)0 ●権太圭吾(慶大)
●蘭大輔 1(3−6、7−5、4−6)2 ○星木昇(中大)
○中山樹 2(7−5、6−3)0 ●宮武響大(東海大)

〈男子ダブルス1回戦〉
ー末吉鼓太朗・八郷克 中断試合 ー小坂竜大・北岡志之(明大)
ー渡邉康二・佐藤悠樹 実施せず ー藪巧光・村田雄飛(法大)

〈女子シングルス1回戦〉
ー渡辺安美 中断試合 ー猪川結花(法大)
●森島優 0(1−6、2−6)2 ○石野碧(山学大)
ー田中陽子 中断試合 ー淺野汐香(立大)
ー清水里咲 中断試合 ー平野聡美(慶大)
○谷井涼香2(6−1、7−5)0 ●五十嵐菜々子(東海大)



【中山】
ファーストセット、序盤からデュースに持ち込む接戦になるも、なかなかゲームを決める一本が出ない苦しい展開となった。しかし、第4ゲームから徐々にストロークが決まるようになる。相手のミスも絡み始め、連続でゲームを連取。7-5でこのセットをものにした。
続くセカンドセット、第1ゲームからラブゲームで先制し、優位に試合を進めていく。中盤にサービスゲームでボレーを仕掛けるがネットプレーでミスしてしまいゲームを落としてしまう場面も。しかしファーストセット以上に相手のミスが目立ち始め、中山は正確なショットで相手を下し6-3で2回戦に進出した。

【日野】
新進テニスでの悔しい結果から自身の練習不足を改善し臨んだ春関本戦。2次予選から勝ち上がった日野はファーストセットから果敢に攻める。サービスエースで最初のポイントをもぎ取ると、そのまま勢いに乗り最初のサービスゲームをキープ。深いストロークで相手を揺さぶり、積極的に前に出て浮いた球を叩いて確実にポイントを稼ぐ。途中で5−3とされるも、自身のサービスゲームを危なげなくキープし6−3でファーストセットをものにした。セカンドセットでは体力面での不安が露わになり、なかなかリードを奪うことができない。デュースの続いたゲームをブレイクされ3−3となるもその後は格の違いを見せつけるネットプレーで3ゲームを連続で奪取。セカンドセットを取り、ストレート勝利した。


◆江口淳一総監督
「(今日の試合を振り返って)蘭(大輔)と黒澤(陸人)が他の会場で負けてまったがどちらも惜しい試合だった。お互いに自分たちでもできていたというか悪い試合ではなかった。ここんところ自分たちでよく考えて練習しているから、その成果が出たかなと思う。(中山が勝利したが)中山はここんところ調子が良かった。少し緊張してしまったところが出だしはあったが、安定した力を出せる選手なので中山と田村と日野はここら辺で負ける選手ではないので。これからシードに当たってしまうようだがそこを頑張ってやってほしい。(日野が第1シードと当たるが)4年生で最後だしやってきたことをやってほしい。それに強いやつとやるために練習してる。それが楽しいので精一杯やってほしい。(注目している選手は)やはり4年生は最後だから頑張ってほしい。あとは女子はニューフェイスの1年生の谷井(涼香)が本戦に上がって1回戦も勝っているので期待している。ダブルスでも上がっているので、期待したい。(春関の目標は)インカレに1本でも多く行くこと。本戦直通を増やしたい。例年に比べてたくさん本戦まで上がっていて、過去最高とは行かないまでもいい調子。少し前に磯辺監督が怪我をしてしまってどうなることかと思ったが、自分たちでよく考えて調子を上げて本戦にも上がってきているので、自覚ができてきている。せっかく一生懸命やってきたし勝てばもっと面白くなる。そうすれば結果もついてくるので期待している」

◆日野勇人(営4)
「(就活は)まだ終わってない。GW中はないけど。(調子は)新進で自分の練習量が足りていなくて、ちょっと弱い相手に負けちゃって、さすがに主将として春関、インカレに行かないのは情けないと思ったので、そこは時間を見つけてやった。就活が朝昼だったら夜に行って、夜だったら朝に行ってという感じで時間を作って練習した。試合になんとか間に合わせた。体力だけがちょっと落ちてて、途中で1回バテてしまった。というか後半は基本バテてた(笑)。けどうまいことやって乗り切った感じ。(今回本戦に上がった人が多いが主将としてチームを見て)僕的には6本はマストだと思ったので、正直目標としては8本。ダブルスで5組くらい上がって欲しかった。けど残念ながら2次予選の最終でみんな負けてしまって。いつものメンバー(か残った)というか、もう少し高みを目指しておきたかった。近年の駒沢は強いので。(ダブルスで新入生ペアがあがっているが)1年生で本戦に行くのは『やるな、しっかりチャンスをものにしたな』という感じ。ラッキードローというのもあるが。多いに越したことはないのでしっかりチャンスをつかむ力があると思った。この間一緒に練習をしてみて『思ったよりできるな』と思った。基本がしっかりしていて相手の状況が見えている。しっかりテニスの全体が見えている感じがした(春関の目標は)予選は就活とかもあって新進から勝てていなかったのでやるしかないなと思って臨んだ。やるべきことだけやって予選はしっかり上がれた。本戦は次の試合で第1シードに当たってしまう。正直、相手ミスしないかなと(笑)けど最善を尽くしたいと思っている。ダブルスの方はシードを貰っているのでその順位を守って、それ以上を目指していきたい。ベスト4、優勝を目指していきたい。一昨年はベスト4で去年はベスト16で。まだ決勝に進出したことが一度もないので決勝に行きたい」

◆蘭大輔(商3)
「(今日の調子は)あまり良くなかった。最初から気合が入ってなかった。(試合を振り返ってみて)出だしの1セット目が悪かった。その流れで2セット目もズルズルといき、負けてしまうギリギリまでいってそこからギアが入り始めてしまった。そこで体力の無駄使いをしてしまった。(セカンドセットで流れが来たが)少しだけやり方を変えて下がってゆっくり守るのではなくて、打てる時は基本前でポジショニングをして速いテンポでやりつつ、その中でもボールを逆に飛ばさずに置きに行く感じでやったら、1面あるので相手を走らせたらこの暑さで体力消費するかなと思ってそういう工夫をした。それと同時に自分の体力も削れていった」

◆中山樹(市2)
「(自身の調子は)2次予選の時から調子が良くて感覚も良かった。予選でもこれができれば勝てるかなと言う感覚があった。(後半から好調だったが)序盤に緊張をしていて、全然振れなくて縮こまっていた。途中からは緊張もだいぶほぐれてきて、いつも通りプレーできた。(試合を振り返ってみて)緊張していて、今日はあまり良いテニスではなかったが、きっちり勝てたので良かったと思う。(明日の試合に向けて)相手もシードで強いのでチャレンジの気持ちで向かっていきたい」

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