• 3回古賀(左から2人目)に2点本塁打を浴び肩を落とす竹本(右)。5戦連続先発と孤軍奮闘する右腕も、今日は炎上した=神宮球場で(中川達夫撮影)

  • 1回2失点に終わった浪岡。開幕前はエース候補だったが、苦しい投球が続く(吉澤ほの香撮影)

  • 開幕戦以来の登板となった平嶺は暴投もあり、打者2人で降板した(菅野真由子撮影)

  • 前田はリーグ戦初打席で初安打を放った(中川達夫撮影)

  • 9回1死一塁、山ノ井が右越え2点本塁打を放つ

投壊で7点差完敗 3戦21失点投手陣に鈴木主将「もっと責任を持って」

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対中大3回戦(2019年04月23日 15時57分)

東都大学野球春季1部リーグ対中大3回戦が4月19日、明治神宮球場で行われた。メンバーと結果(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 100 002=3
中 大 302 110 20x=10

      打安点
(9)緒 方310
 H 鵜 飼100
(4)林 琢400
(8)若 林200
(5)平 野400
(6)新 田300
(D) 菅 310
(3)小 西100
 H3伊藤史101
(7)山ノ井412
(2)鈴 木200
 H2前 田210
     計3043

       回 打安点
●竹 本 2 2/3 1555
 山 本 1   621
 浪 岡 1   522
 平 嶺   1/3 200
 上 野 1 1/3 700
 小 川 1 2/3 700

 勝ち点をかけた3回戦は完敗に終わった。5試合連続先発の竹本祐瑛(法3)は初回1死一、二塁から倉石匠己に右前2点適時打を浴びると、さらに坂巻尚哉に左前適時打を許す。3回には古賀悠斗に中越え2点本塁打を被弾し、序盤で大量リードされる苦しい展開となった。取り返したい打線は4回に3四死球で1死満塁とすると、代打伊藤史瑛(経2)が押し出し四球を選び1点を返すが、続く山ノ井豪成(政3)、鈴木大智(法4)は凡退。結果的に流れを取り戻す唯一の機会だったこの場面を生かせなかった。
 するとその裏、2番手山本寛大(法2)が2死一、三塁から森下翔太に左翼線適時打を浴び追加点を奪われると、浪岡千昌(商4)ら後続の投手陣も踏ん張れず。6投手が計9安打8四死球4暴投と総崩れし、失点は2桁に。今カード3試合で21失点を喫する投壊状態となった。1回戦、2回戦では共に6得点と好調だった打線も、6回までわずか1安打と不発。9回山ノ井が右翼席に2点本塁打を放ち一矢報いるも、焼け石に水だった。投打に精彩を欠き、勝ち点獲得ならず。選手は沈んだ表情で、足早に球場を後にした。

◆大倉 孝一監督
「(先発の竹本投手は5試合連続の登板となったが)3戦目で落とせない試合だから、一番良いピッチャーを(起用した)。前の試合から3日空いてるということもあったね。(継投が小刻みだったのは次の試合まで中6日空いているからか)それもあるし、(リーグ戦の)後半に向けてどう配置していくか、ということ。今は中継ぎや抑えという配置を決められるような段階じゃないので。誰が使えるかというところを見極めているところなんでね。(菅選手の打順が上がったが)それは他の選手との兼ね合いだね。(小西選手が1打席のみで交代していたが)三振の仕方が良くなかったよね。(代わった伊藤史選手は)どっちもまだまだ。まだまだだから、どんどんチャンスを与えて、経験を積んでもらいたい。(鈴木選手の交代も前田選手にチャンスを与えるためか)そう。今チームは成長している、成長しなくてはいけない時期なので。負けも含めてどんどん経験してもらいたい。勝ちたいのはやまやまだけどね。(ここ2試合連続で結果を残した山ノ井選手の打順を上げることは)まだまだ。山ノ井だって、初めてリーグ戦に出てるわけで、これからだから」

◆鈴木 大智主将
「(試合を終えて)結果のまま。ここで終わりじゃないので、次に向けて頑張る。(試合後のミーティングは)勝ち点2を落としただけで、これで終わりじゃない。元々力のないチームだからこれから先、試合を重ねて成長していって、目の前の試合に全力を出すだけだという内容だった。(今日はリードで苦労したと思うが)全員自分のピッチングができていなかったと思う。つなぎきれないとこういう試合になる。一人ひとりがもっと責任を持って投げないといけないし、特に4年生にはこれが最終学年だという気持ちをもっと持ってほしい。(2回戦で頭部死球を受けたが)検査してもらって大丈夫だろうとのことだった。ただ、少し痛い。何日かしたら痛みが取れると言われたので、治るのを待っている。(次週に向けて)東洋も力のあるチーム。下を向いている場合じゃないので、勝ち点を取れるように必死に前を向いて、1つ1つどうするべきか考えていきたい」

◆山ノ井 豪成
「(本塁打は)打ったことは嬉しいけど、あそこでかという感想。本当は(4回の)満塁の場面で打ちたかった。10対1だったが、応援してくれている選手やファンが見ていた。大倉さんが試合中のミーティングで『最後まで全力でやり切る姿を見せろ』と言ってくれて、意地で打った。17日が母さんの誕生日で、昨日電話で『明日打つわ』と言っていた。(打席で意識したことは)どんな展開でも駒澤の野球を見せる。意地。僕が塁に出たら次の前田が打っていたはず。なんとかつなげようと意地で振った」

*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、1部リーグ対東洋大第1回戦は4月30日(火)14:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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