• 2本の安打を放った山ノ井=明治神宮球場で(中川達夫撮影)

  • 2回裏、暴投間に生還した菅(写真左)

  • 7回途中まで粘りの投球を見せた竹本(菅原菜央撮影)

山ノ井2安打!打線の援護に投手陣も応え3戦目へ!

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対中大2回戦(2019年04月20日 17時48分)

東都大学野球春季1部リーグ対中大2回戦が4月19日、明治神宮球場で行われた。メンバーと結果(駒大のみ)は以下の通り。

中 大 010 000 120=4
駒 大 020 200 02X=6


      打安点
(9)緒 方310
(4)林 琢300
(8)若 林300
(5)平 野301
(6)新 田321
(D) 菅 200
 H 木 下100
(3)小 西100
(7)山ノ井323
(2)鈴 木200
     計2455

     回   打安点
◯竹 本 72/3 3384
小 川 1/3   100
福 山 1    300

 試合は1戦目と同じく点の取り合いとなった。2回表に先発の竹本祐瑛(法3)が被弾し1点を失うも、その裏2個の四球と山ノ井豪成(政3)の適時打で1点を返す。さらに暴投間に走者が還り1点を追加。4回裏には先頭打者の新田旬希(商2)の左横安打などで1死一、二塁とするとまたも山ノ井が右中間への2点適時打を放ちさらに2点を追加した。同点となった直後の8回裏、ここまで無安打の緒方理貢(法3)が左前二塁打で出塁。その後申告敬遠などで1死二、三塁から平野英丸(地4)の犠打で1点を追加。続く新田も中堅方向への適時三塁打でさらに1点を追加し相手を突き放した。
 投げては今日で4試合連続の先発登板となった竹本が7回までを投げ4失点。2回に被弾するも、4回表の満塁の場面では内野ゴロに打ち取ると、その後も内野フライと三振をとり無失点に抑えたが、その後2点本塁打で同点に追いつかれた7回2/3球で降板した。その後は小川良憲(仏4)が外野フライ、福山優希(社1)が最終回を3人で終え追加点を許さず逃げ切った。

◆大倉 孝一監督
「(今日の試合は)いい試合だったと思うよ。追いつかれて、とって追いついてっていう中でよくやったと思う。(竹本選手は2回に被弾したが)それで代えようとは思わなかった。その後自分のペースで投げられていたし。7回4失点までと約束していたから。本当に4失点しやがったなあ(笑)。3失点でいいのに(笑)。(途中何度か平野選手にスイングのジェスチャーをしたりベンチで話すシーンがあったが何か気になる点などがあったのか)気になる点と言うよりかは、ボール球も振ってるし、スイングが出来てなかった。アドバイスした。(平野選手はなかなか打率が上がらないが)いやいや。リーグ戦は2ヶ月あるからね。『気持ちが落ちたら上がってこないよ』と言っている。次に繋がるように積極的にいこうとだけ伝えている。(2回表、鈴木選手と話していたのは)竹本の話だね。本塁打を打たれてたから、向こうの打者への攻め方の話かな。(3戦目になるが)そんなのは関係ないよ。一戦一戦、目の前の試合を全力でやるだけ。それを引き続きリーグ戦中はずっとやるよ」

◆鈴木 大智主将
「(今日を振り返って)最近できてなかった試合がうまくよくできて、僕らが思い描いている野球ができた。(先発の竹本投手の調子が良かったが何か声かけは)勝利をつけてあげたかったので、本人には『粘れ、踏ん張れ』と声をかけた。普段通りのピッチングをすれば、絶対野手が打ってくれる。どんなピンチでも焦らず一球一球丁寧にと伝えた。(小川、福山投手には)今日は後攻だった。点取られても裏がある。大丈夫だから思い切ってこいと。(後攻だとだいぶ気持ちが違うか)取られてもすぐ取り返そうという気持ちなので、その分いい結果につながったと思う。(次戦に向けて)ここまできたら勝ち点を取るしかない。今日のイメージを持ち直して、もう一度ベストな状態で臨めるようにチーム一丸となってやっていく」

◆竹本 祐瑛
「(試合を振り返って)行けるところまで行こうと自分の中で考えて登板していた。序盤から厳しい場面を自分から作って球数も多くなってしまったが、そこを抑えればという感じだった。(自身の調子は)調子自体はとても良かった。(2回の被本塁打は)序盤だったので、次のバッターをちゃんと抑えようと切り替えられた。(連打を浴び満塁の場面を切り抜けたが)一塁手の小西からここでギアを切り替えろよと声を掛けられ、自分の中でギアを上げて、結果がついてきて良かった。(8回に同点の本塁打を許したが)初球1ボールから、走者を気にしながらの外まっすぐを投げたが、そこで甘くなってしまった。(監督がマウンドに向かう場面があったがどのような言葉をかけられたのか)点差があったので、走者が何人出ても打者と勝負、追いつかれてもサヨナラがあるからどんどん投げ切ってこいと言われた。(与四球が1つのみだったが)最後の本塁打の前に四球を与えてしまい、その走者とでの2点だったので四球は良くないと思った。(前回の悔しさをバネにできたか)4回しか投げられず、守備と攻撃がかみ合っていなかった。今日は序盤に失点をしたが、7回8回まで行こうと自分の中で考えていた。監督にもそう言われていたので長く投げられて良かった。(前回の試合からどのように過ごしたか)4回で降板したので疲れはなく、キレを出す練習などをした。投げ込んで万全の状態でこれた。(次戦に向けて)次もこのような試合展開になると思うので、点を取ってもらったあとに粘って投打を噛み合わせて、今日のような展開になるようにしたい」

◆福山 優希
「(今日は1イニングの登板だったが)(8回に)同点になって厳しいかなと思った。1点と2点だと全然違うが、打撃陣が2点も取ってくれたのでなんとか投げることができた(キャッチャーからの声かけは)投げる前にブルペンに来ていただいた。アドレナリンマックスで行け、どんどん怯まずに攻めてこいと言われた。試合中もジェスチャーなど何回もしてくれて助かった。(緊張は)あんまりしない。今日はブルペンにいるときに同点に追いつかれて、1点差か2点差がいいなと思ってるうちに緊張してきた。ただやっぱり2点も取ってくれたのでどうにか投げられた。(次の登板機会への意気込みは)まだチームを勝たせれるようなレベルではない。ただ任された試合はなんとかチームの勝ちに貢献できるように、一生懸命投げたいなと思う」

◆山ノ井 豪成
「(2安打3打点の活躍だが)初めてのリーグ戦で、全然チームに貢献できていなかった。貢献したいと思って必死に打席に立っていたので、燃えるものがあった。1打席目の時、大倉さんが打席に立つ前に『勝負だ。後ろに重心を残していけ』と声をかけてくれて力が抜けたし、ベンチからも『センター返し』と聞こえた。みんなが打たせてくれた。(いい場面で、他の選手に当たりがなかった中での活躍だが)これまでの試合で僕は貢献できていなかったので、みんなが打てていない分を自分が貢献したいと思った。イメージ通りに打席に入れて、イメージ通りに打てたと思う。(中2日空いたが)やることは変わらなかった。大倉監督が1回戦の後のミーティングで『みんな経験がなくて、失敗もあるのは承知済みだから、振り切って思い切りいこう』と言ってくれた。そのおかげで力が抜けたというか、結果を出さなきゃ、勝たなきゃ、じゃなくてチーム全員で泥臭くやっていこうと気持ちが軽くなった。(二塁打の後ベンチに戻って、監督とグータッチしていたが)選手だけでグータッチしていたが、大倉さんも出していたので、『マジか』と思った(笑)。貴重なシーン(笑)。嬉しい。(プレシーズンマッチの際、アピールのためには『自分は1試合1本ではなく、2本打つのが当たり前ぐらいにしないと』と話していた。今日は2安打だったが)あれは自分がBチームにいた時のこと。Aチームに行ったら自分のことより、チームのために。だから今は2安打とか気にしていなくて、チームのために自分ができることを心がけている。(レギュラー争いは)必死にやっているので、緊張はしていない。ただ、初めてのリーグ戦なので、ミスも、凡打も、ヒットも、捕球も、1つ1つが貴重な時間で経験になっている。1試合1試合成長していきたい。(対亜大2回戦で初安打を記録したが、1本出たことで気持ちに変化は)特になかった。平内は前(1年次のフレッシュトーナメント)も打っていて、打てないイメージはなかったし、塁に出ることだけ考えていたので。(接戦を勝ちきれない試合が続いていたが、チームの雰囲気は)オープン戦も粘り粘りと言っていたが、勝ちきれなかった。大倉さんのミーティングが大きかったんだと思う。(今後に向けて)好きなことをやっているので、楽しむだけ。その中でチーム一丸になって、チームのために自分の役割を果たしたい。変なプレッシャーとか感じずに一戦一戦頑張りたい」

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次戦、1部リーグ対中大第3回戦は4月23日(火)10:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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