• 公式戦初先発初勝利を挙げた福山=神宮球場で(中川達夫撮影)

  • 3安打を放った菅(菅原菜央撮影)

  • 7回にダメ押しの適時打でガッツポーズを決める平野(清野雄太郎撮影)

  • 大量得点にベンチも盛り上がりを見せた(篠原由之撮影)

  • 大型連休中とあって、スタンドには多くの観客が詰めかけた(中川達夫撮影)

平野お目覚め3安打!大量9得点で3回戦へ

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対東洋大2回戦(2019年05月02日 16時56分)

東都大学野球春季1部リーグ対東洋大2回戦が5月2日、明治神宮球場にて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

東洋大 001 011 100=4
駒 大 400 400 10x=9

      打安点
(3)伊藤史500
(4)林 琢413
(7)山ノ井310
(8)若 林411
(6)新 田200
(5)平 野423
(D) 菅 432
(2)鈴 木200
(9)緒 方321
     計31119

◯福 山 61/3 2974
 新 村  1/3 200
 小 川 21/3 700

 試合は初回から動いた。2死から山ノ井豪成(政3)が左中間二塁打を放つと、若林楽人(現3)も右越適時二塁打で続き、令和初得点。さらに平野英丸(地4)、菅力也(商4)の連続適時打などで計4点を挙げた。4回裏にも平野、菅の連打などで無死満塁とし、緒方理貢(法3)が左前適時打。1死後林琢真(市1)にも右越3点適時三塁打が生まれ大量リードを奪った。7回には平野が中前適時打でダメ押し。今季7試合で26打数2安打と苦しんでいた副将が今日は3安打と躍動した。
 投げては公式戦初先発の福山優希(社1)が序盤から走者を許しながら粘りの投球。7回途中まで4失点したものの、常に最小失点で切り抜け、流れを渡さなかった。7回途中からは新村太郎(歴1)、小川良憲(仏4)の継投で相手の反撃を断ち試合終了。対戦成績をタイに戻し、勝ち点をかけて明日の3回戦に挑む。

◆大倉 孝一監督
「(やはり初回の4点は大きかったか)そりゃあ大きかったよね。(福山投手は初めての先発登板となったが、緊張などは)いや、今まで昨日投げてるし、その前も投げているから。(初先発だからどうということは)無かったと思う。(途中6回1死でマウンドに向かったが、あのときは)次の話をしたよ。試合中だから。次どうするのかっていうこと。(結果5点差だったが、試合内容は)リーグ戦だから勝つことが一番。でも細かいことはいっぱいある。山ほどあるんだよ。(新村投手は)左対左にするためだよ。(小川投手を終盤に起用したが、こういった登板の仕方をすると決めているのか)そうそう。(次が3戦目だが、次戦に向けて)同じように一戦一戦。明日も頑張るよ」

◆鈴木 大智主将(法4)
「(今日の試合を振り返って)バッター陣としては昨日できなかったことができて、点を重ねることができたと思う。ピッチャー陣はヒットは打たれているが、要所で粘り強く投げることができたと思う。もう1点2点抑えられた部分はあると思うが、それなりの内容で抑えられたというのは大きい。(自身の調子は)難しい。練習とマッチしないということは、調子は良くないのだと思う。練習あるのみ。(8回にベンチで苛立っている場面があったが)悔しがっていた。悔しい気持ちがあったが、あまり感情を出していたらチームに響くと思うので声を出してそこだけで抑えた。(死球で出塁したときガッツポーズをしていたが)ノーアウトから出塁することができた。チームのプラスになる打席だったので、嬉しかった。 (福山が初先発だったが)一年生ながら緊張していた部分はあったと思うが、しっかり投げられていたと思う。だがまだまだ投げられる部分はあると思うので、その辺を今後のためにも、今日良かった点と悪かった点を2人で話し合って改善していけるようにしていきたい。(リードするうえで気をつけたところは)高めに浮いたりストレート系のボールはしっかり振ってくるので、高めに浮かないよう気をつけさせていた。 (1年生の連投があったが)今はたまたま1年生のピッチャーが連投になっているが、今のチーム状況だと誰がどこで投げるかわからない。全員がいつでも行けるよう準備している。1年生が頑張っているというのは、上級生にとっていい刺激になっている。(チームは打線爆発で5点差をつけての勝利だったが)昨日に引き続きチームの雰囲気はいい。勝てる雰囲気というのは絶対あると思うので、みんなでひたむきに前向いて、声を出して元気よくやれていると思うので変わらず続けていきたい。(次戦に向けて)毎回1勝1敗で3戦目を迎えているので、必ず3戦目を取らないと意味がないと思うので、取れるように頑張る」

◆平野 英丸
「(3安打したが)今朝のバッティング練習でいけるなと思った。受け身にならずに振っていくことを意識した。初回も流れがきていたので、凡退しても振ることが大事だと思った。(いけると思ったのは)亜細亜、中央戦では引っ張っての凡退が多く、体の開きが目立っていた。そこを修正しようと思って、オープンスタンス気味だったのをスクエアにして、ピッチャーに踏み込む、開かないことを意識した。今日はけっこうボールが見えているなと思った。(中大戦まで4番で起用されていたものの、なかなか結果が出なかったが)4番から落とされて悔しかったが、6番もチャンスでまわってくるので、そこで還せればいいかなと思った。これまでは打たなきゃいけない気持ちが強すぎてボールを見極めすぎていたので、今は振ることが大事、振っていく中でヒットが生まれると考えている。それが3安打につながったと思う。いい感覚になってきたと思う。 (昨日は相手先発の村上に苦戦したが)コントロールがいいピッチャーなので振っていかないといかない。なかなか甘い球がこないと思うので、どんどん振っていくことが大事。(次戦に向けて)ここまで連勝がない。みんなより一層気合が入っていると思うし、昨日負けた時に『明日勝ってもう一回村上とやるぞ』と話していたので、勢いはついてきていると思う」

◆菅 力也
「(今日の試合を振り返って)負けれない試合ばかりなので、後がないというか、勝ちたいという思いが初回の攻撃につながったと思う。(個人では3安打だったが)マロ(平野)がめっちゃ打ってるんですよね。『マロが打ったから俺も打とう』と思って。あまり最近調子が良くなかったが、今日はつないでくれたから。 (東洋大の投手すべて初対戦だったが)そういうのはあまり気にしてない。楽しもうって思って打席に入っている。今日は点も入ってたし。令和初ホームインがかかっていたらガチガチだったかもしれないが(笑)、もう山ノ井で決まってたんで。実はかなり狙っていた(笑)。でもチームが勝てたから良かった。(黄色いリストバンドは)地元の友達からもらった。広島経済大の。ギータって文字が入ってます。色としても目立つじゃないですか。目立ちたいからつけてます(笑)。俺はここにいるよっていうアピール(笑)。結構評判いいんですよ。 (次戦に向けて)勝つしかない。死ぬ気でいきます。リストバンドも真っ黄色で(笑)」

◆山ノ井 豪成
「来ると思いました(笑)。令和最初のホームインですよね(笑)。(令和初の生還は)全然意識してなかった。チーム全体で逆方向というのが徹底されていたので、それを意識して打席に入った。2アウトからでも点は取れるので、僕がなんとか二塁まで行けばと思って走った。(二塁にヘッドスライディングしたが)あれは勢い。チームに勢いをつけるため。(大量点の口火を切ったが)昨日父を通じて太田誠さんから『かかと重心になっているから、踏み込んでいけ』とアドバイスをもらって、修正できた。たぶん昨日のまま打席に入っていたら1打席目のスライダーは当たっていないと思う。(昨日は相手先発の村上に抑えられたが)いいピッチャーだけど、悔しい。打てそうで打てなかった。同学年にやられるのは1番悔しい。(今日は先発が1年生だったが)1年生が頑張って投げてくれた。口には出さないが『点を取ってほしい』と思っていたはず。なんとか先制点を取って楽にさせてあげたいと思っていた。(次戦に向けて)勝ち点取りますよ。詰まってもいいからやることをやる。頑張る」

◆福山 優希
「(今日の試合を振り返って)結果は勝てたが、4点取られて勝てたというのは打撃陣のおかげだと思う。本当に助けられた。(先発を言われたのは)昨夜9時のメンバー発表の時。僕が行くかもしれないっていうのは全く思ってなかったわけじゃないので、きたなという感じだった。(昨夜は眠れなかったか)それはない。(マウンドで心がけたことは)昨日大智さんと竹本さんと3人で話した時、初回から飛ばしていけと言われたので、ペース配分は考えなかった。(雨で試合開始が遅れたが)竹本さんや良憲さんから『気持ちだけは絶対切らすな』と言われた。(甲子園を経験しているが、大学の公式戦は)高校の上級生と大学の上級生はだいぶ違うと思った。ただ試合に出たら関係ないと大智さんから言われていたので、そこは気にせず投げた。(4年間でどんな選手になりたいか)大事な試合を任されるピッチャーになりたい。(次回以降への課題)大智さんから言われていたことでできていなかったこともあったので、そこを修正して、自分ができることしかできないと思うので、できることをしっかりやりたいと思う。(次戦に向けて)まだ勝ち点は取れていなくて、今日で1勝1敗なので次は絶対勝たなければならない。なんとか力になれるように頑張りたい」

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次戦、1部リーグ対東洋大第3回戦は5月3日(金)11:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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