• 途中出場でゲームの流れを大きく変えた大髙=駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場で(澤田遥香撮影)

  • 明大のエース・28番を徹底的にマークした針生

  • 「専制パンチを食らわせたい」と2戦目への意気込みを語った櫻井(石曽根和花撮影)

1部昇格を懸けた戦いがスタート!初日は黒星も、手ごたえ感じる

[男子バスケットボール部](2018年11月14日 13時39分)

 第94回関東大学バスケットボールリーグ戦入れ替え戦1戦目が11月13日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場でで行われた。結果は以下の通り。


●駒大 68-82 明大○
(1P 17-13)
(2P 13-23)
(3P 15-19)
(4P 23-27)

【スターティングメンバー】
F 針生信洋 (営4)
F金久保翔(経3)
F櫻井啓翔(法3)
PG澁田怜音(経2)
G渡邉陸(営2)

【スタッツリーダー】
得点 針生信洋 14
澁田怜音 14

リバウンド 針生信洋 14
金久保翔 6

 2部リーグ戦が終わり、夢の1部リーグへの昇格をかけた3日間の入れ替え戦の対戦相手は明大。対戦相手が日曜日に決まったということもあり、手探りの状態で試合は開始した。
 第1ピリオドは、どちらも緊張からか淡々とゲームが進む。序盤は相手に若干のリードを許していたが、試合時間から4分が経過した頃、渡邉からゴール下へのパスを受け取った針生が、見事な連携プレーを見せるとともに得点につなげる。この得点がきっかけとなり、その後連続して得点を決めて点差を一気に縮めた。
 続く第2ピリオドは、駒大が4点リードした状態でのスタート。明大に先制ゴールを決められ、しばらく駒大が苦しい状況が続く。ここで点差は逆転され、6点差をつけられる。しかし、駒大は第1ピリオドよりも緊張が和らいだのかファウルが増え、動きが大胆になり始めた。
 第3ピリオドは開始直後に澁田が3Pを決め、その後針生が2Pを連続2本決めるなど、確実に得点を得ていきながらプレーがよりアクティブに。互いにチームファウルは減ったが、ゲーム展開は徐々に加速。
 明大が10点リードした状態でのスタートとなった第4ピリオドは、スターティングメンバーが3人交代。パスはつながるが、シュートが決まらずなかなか得点にはつながらない。ここで大きくゲームを動かしたのが大髙裕哉(営3)。ボールをスピーディーに運び、その勢いを止めずに攻め続けて2Pを決める。ゲームの雰囲気が変わった瞬間だった。ここから互いに勢いを増し、3Pで得点の取り合いに。再び点差を6点差に縮めるも明大の勢いは止まらず、試合終了。68-82で初日は黒星となった。


◆白井憲二監督
「(今日の入れ替え戦に向けての準備は)明大の試合を学生中心にビデオを見て、主要のフォーメーションやどういうプレイヤーがどういう特徴のプレーをしてくるかというのは頭に入れて取り組んできた。(試合を振り返って)ディフェンス面で前半は35点、36点あたりで抑えようということだったのでプラン通りにいっていた感じはあったが、第3ピリオドの最初にスリーポイントをポーンと入れられて、そこで10点開いてしまったのが焦りを呼んでしまったのかなという感じがする。(相手は)インサイドの28番がエースで、そこを針生がしっかり守ろうというところと、シューターが多いチームで、今日は3番と15番のシュートが当たってしまったのでそこの差かなと思う。(1部へのチャレンジは)初めて。せっかく2部の代表でここに来ている。今日負けたが、また明日あるので明日勝てるようにみんなには『沈まないようにしっかり切り替えて、コンディションをベストにして来よう』と伝えた」

◆針生信洋
「(試合を終えて)悔しい敗戦にはなったが、1敗してから2勝した方が劇的になる。常にポジティブにいく。(失点が多かったが)前半は40点以内に抑えようと話していたら、36点だったのでパーフェクトだった。3P始まりにポンポンと連続して点を取られてしまい、そのまま点差が離れて、最後はファールゲームでさらに離れてしまった。点差よりは力の差はないと思った。(修正点は)相手は体が大きいので、ゆっくり攻めると不利になってしまう。スピーディーに攻めたい。(選手にどんな声をかけたいか)まだ始まったばかりなので、チームを鼓舞したい。技術面はもうどうにもならないが、みんなのメンタルを前向きにしたい。(入れ替え戦に向けての準備は)1部が日曜日までやっていて対戦相手もわからない状態だったので、そこまで本腰を入れた対策ができたわけではない。相手のビッグマンが上手いので、それをどう止めるかの対策はした。内容は秘密だけど(笑)。(明日に向けて)魂!」

◆大髙裕哉
「(入れ替え戦にはどのような思いで挑んでいたか)本当は自動昇格という形で1部に挑みたかった。リーグ戦が長く、あまりうまくいかなかったことも途中にあったので、少し気持ちが下がったこともあった。入替戦の相手が最終日まで分からず、直前まで他大学だと思っていたので、その気持ちの切り替えもあった。1部リーグに行きたいという気持ちは2年生のころから変わらなかったので、やっと『今日やってやるぞ』という気持ちで挑めた。(今日の試合は)明大は全てが上手くて自分たちのチームに物足りなさは感じたが、気持ちでは絶対に負けてはいけないと思っていた。(4年生とできるゲームの回数が残りわずかだが)特に意識してはいない。いつも通り。(明日に向けて)明日はもう負けられない。意識していないと話したが、もし負けたら4年生は最後になってしまうので、気持ちよく、自分らしくいきたいと思う」

◆櫻井啓翔
「(今日を振り返って)やっぱり1部のチームは強いなと。体の当たりなど、勝負どころできちんと決めるところは強さを感じた。(オフェンスは)ボールを受けさせてもらえなかった。ディフェンスの圧がすごくて怯んでしまったが、それでは成り立たないなと感じた。こちらも強く当たっていかなければならない。(失点も多くなってしまったが)相手にノーマークを簡単に作られてしまった。2人でボールにいかないようになど気を付けたい。(シュートタッチは)今日は良かった。最初の一本が決まったので落ち着いていけた。(インカレに行くには連勝しかないが)入りからしっかりやって先制パンチを食らわせていきたい。1部のチームに逆転するのは簡単じゃない。先制で相手を怯ませて追わせる流れにしたい。その方が自分たちも落ち着いてプレーしていけると思う」


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