• 来年このコートに帰ってきて、次は絶対1部に行きたい語る大髙=駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場で(石曽根和花撮影)

  • 格上相手に果敢なプレーを見せた布田(中川達夫撮影)

  • ゲーム後、涙しながらも針生がチームに声をかけた

前半は1点差と迫るも...1部明大に無念の敗退。

[男子バスケットボール部](2018年11月16日 15時38分)

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦入れ替え戦2戦目が11月14日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場でで行われた。結果は以下の通り。



●駒大 56-78 明大○

(1P 15-14)

(2P 15-17)

(3P 11-28)

(4P 15-19)


【スターティングメンバー】

F 針生信洋 (営4)

F金久保翔(経3)

F櫻井啓翔(法3)

PG澁田怜音(経2)

G渡邉陸(営2)


【スタッツリーダー】

得点 針生信洋 11

櫻井啓翔 11



リバウンド
針生信洋 11

髙橋史弥(経4) 6


1部リーグへの昇格とインカレ出場を賭けた、入れ替え戦2日目。
第1ピリオドは初日と違い、激しくスピーディーな試合となった。序盤から駒大のファウルが続くも、24秒間をフルに使い切りながら見事な連携プレーで点を決める。その後、チームファウルが5つになるも、粘り強く相手からゴールを守り抜き、駒大が1点リードした状態で終了。
続く第2ピリオドはスターティングメンバーが3人交代。開始後、すぐに明大に先制点を決められるが、8分30秒ごろに布田南樹(法3)が3Pを決めて得点を取り返す。これがきっかけとなり、大髙裕哉(営3)が3P 、布田が2Pを決める。点差は3点となり、駒大が優勢な展開に。さらに2人の勢いは止まらない。大髙がリバウンドをして布田がパスを受け、そのまま3Pを決めるというコンビ―ネーションを見せ、会場を沸かせた。しかし試合時間3分を切るころには、いつの間にか26-26と得点が横並びに。
第3ピリオドは、故障中の渡邉を除くスターティングメンバーと布田の5人で試合に挑んだ。試合開始直後から連続で得点を許してしまい、開始して3分後には点差が1点から10点に。しかし駒大はタイムアウト後、すぐに仕掛ける。布田がドライブをして針生にパスをつなぎ、そのまま2Pを決めた。明大の連続得点の流れを止めた瞬間であった。残り3分、37-55と明大に18点引き離された状態に。しかし、残り1分で澁田が2Pを決め、さらに残り18秒で澁田が苦し紛れに出したパスをハイポストにいた針生がゴール下の金久保へつなぎ、そのまま2Pを決めた。
41-59と点差があまり変わらず、駒大が苦しい状態で第4ピリオド開始。第3ピリオドでは、粘り強く、攻め続ける姿勢を保った駒大。最終ピリオドでもその体制は変わらず、1分も経過しないうちに明大のチームファウルが4に。これを機に駒大が攻め、試合時間3分経過時には相手のチームファウルが5、対して駒大は0で、点差も徐々に縮んでいた。ここまでは駒大が優勢に思えたが、試合は平行線に。終盤で3Pを連続して決められてしまい、56-78で駒大は無念の敗退となった。


◆白井憲二監督
「(試合を振り返って)キャプテンが第1ピリオドでファウルを2つ突かれてしまって、ゲームに出られない中、下級生がコートで躍動してくれて1点差のゲームで返せていた。昨日よりもこう着状態が続いたので、こっちの勝ちパターンだと正直思っていた。2年生の渡邉陸が腰を負傷してしまった中で、流れを良くつないでくれたなというのがゲームの印象。(ゲーム後に選手には)かけられる言葉は少なかったが、今シーズンはとにかく良く頑張りましたと。ここに来られたということが一つの収穫だったと思う」


◆大髙祐哉
「(1部のチームと対戦して)やはり1部のチームは1部でやっているだけあってバスケットのプレーの質も体の当たりも2部で味わえないものだった。その中で勝てるといったら、バスケットの基本は走ることなので、どれだけ基本ができているかというのが勝負の鍵だったと思う。(今日の試合は)昨日も今日も前半は僅差で、第3ピリオドのところで離されているので、そこを修正できなかったというのが2日間の敗因だと思う。(最後は4年生4人とコートに入っていたが)今まで頑張ってきた4年生だったので、背中をしっかり目に焼き付けた。来年このコートに帰ってきて、次は絶対1部に行きたい。(4年生との思い出は)1つ上の先輩で近いので、常に遊びなどでもお世話になっている。いろんなところにも連れて行ってもらって、すごくかわいがってもらった。思い出という思い出は特に思い出せないが、いつ何をやるときでも一緒だったなと思う。(4年生の皆さんへ)『お疲れ様』って言いたいが、ここが終わりじゃないので。『次のステージで頑張っている姿を僕たちは見ているので、それを見て頑張ります』って伝えたい。(来年は)変わらず1部昇格が目標なので、さらに上に行けるように頑張る」


◆布田南樹
「(今日は)昨日負けたが、戦える相手だとみんなわかっていた。4年生のために勝ちたかったが、3Pの明大が強かった。とにかく勝ちたかった。(リーグ戦を経験して)去年は応援席にいて試合に絡むメンバーではなく、リーグ戦などを見ていて悔しい思いをした。今年のトーナメントから試合に絡めるようになって、スターティングメンバーとしてプレーしていたが落とされてしまって試合に出れない期間もあった。リーグ戦では控えのメンバーとして、自分の持ち味である流れを変えるプレーができたのでそこは去年から大きく成長できた。(ルーズボールを諦めずに追う姿勢は)1番の基本はルーズボールやリバウンドなど転がっているボールをチームのものにすることが自分の得意なプレー。そういうボールをしっかり取れば、チームに流れがくるので絶対に負けないという気持ちでルーズボールを追っている。(4年生との思い出は)3年間一緒に過ごしてきて、揉めたりして色々上手くいかないこともあった。去年までは頼りない部分があったが、針生くんがキャプテンになって4年生全員が頼れる先輩に変わった。キャプテンや副キャプテンがいない時期もあったが、チーム一丸となってやってこれたのは4年生のお陰だと思う。本当にありがとうございます。(これから)今年入れ替え戦まで来れて、試合に絡んでるのは下級生が多くて4年生に良い経験をさせてもらえたので、絶対来年に繋げないといけない。一部昇格を目指して、今年の4年生を見習ってチームを引っ張っていきたい。(最後に一言)4年生には言葉では伝えられないほど感謝しています!」

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