菅、若林で中盤逆転も……。8回再逆転許し、今季初黒星
[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対立正大1回戦(2018年09月26日 23時17分)
東都大学野球秋季1部リーグ対立正大1回戦が明治神宮球場で9月26日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
駒 大 100 000 300 =4
立正大 100 002 03x =6
打安点
(8)若 林421
(7)緒 方510
(4)菅 野200
(3)岡田耕311
(5)平 野310
(2) 長 210
(9)酒井良200
H 鵜 飼100
9 諸 積000
(D)巴 山200
HD 東 100
(6)新 田200
H 菅 112
R6砂 川000
H 木下大100
計2974
回 打安点
辻 本 6 2543
●白 銀 1 1/3 943
上 野 2/3 300
初回岡田耕太(市4)の適時打で先制するも、すぐに追いつかれてしまう。先発の辻本宙夢(政4)は初回こそ失点したものの、2回以降は立ち直り走者を許さない投球を見せる。だが6回に5イニングぶりに安打を許すと、四死球や適時打などで2点を勝ち越されてしまう。それでも直後の7回は打線が奮起する。先頭の平野英丸(地3)の右安打などで2死一、二塁とすると代打の菅力也(商3)が中越2点適時二塁打を放ち同点。若林楽人(現2)が三塁線を破る適時二塁打で続き逆転に成功した。しかし8回、辻本の後を受けて7回から登板していた白銀滉大(法4)が3連打を浴びると、暴投で同点に。さらに申告敬遠を挟み、代打の伊藤弘に右越適時二塁打を浴び再逆転されてしまう。最終回の攻撃は2死から若林が内野安打で出塁したものの無得点に終わり、今季初黒星を喫した。
◆大倉 孝一監督
「(今日を振り返って)悔しいよ。(追い越して追い越されるもどかしい試合だったが)ゲーム中にもどかしさも何もないし、追いついたら追い越されてまた追いついてというのは野球してたら日常的にあることだから。あのまま4-3で逃げ切れれば言うことはないけど。(立正大は春季・仏教大会と3連勝していた相手だったが)いやいや、3連勝してようが何連勝してようが全く(関係はない)。今日のゲームは今日のゲームで、もう一回一からうちが出来ることを出していくというつもりでかかっていったけどね。(逆転の場面、代打の菅選手や若林選手が安打を放ったが)この間の東にしても今日のリキ(菅)にしても、準備をしておくということをずっと言い続けている。三振になるかもしれないし、ヒットを打てないかもわからない。そんなの結果なんだから、自分のタイミングで自分のスイングを出来る準備さえしていれば、と。それを試合でやることを約束のように言い続けている。そういった意味では気負うこともなく自分のスイングをした結果ではないかな。(白銀投手の調子は)調子自体は良くない。ボールも今の所キレてないし。たたもう4年の最後の抑えピッチャーなんだから、白銀が打たれたらしゃあない。白銀は白銀で自分の責任の中で準備をしてまた勝負をするということでね、チームには別に動揺は走ってないので。(酒井良主将に代打を送った意図は)意図というか、新チームになってという今年の春と比べて秋ではチームが成熟してきている。今年の春はまだチームを作っている、一つの求心力を作ろうとしている段階で、キャプテン酒井の立ち位置があった。それよりもレベルが上がってきているので、今はみんなで出来るように。(1点こちらが先制した1回の小郷選手の打席で前進守備をした理由は)前進というか中間やね。絶対1点やらんぞという守備位置では無かった。(今日はバッテリー間の後逸や冒頭などのミスが目立ったがどんなアドバイスをしたか)いやね、厳しかったと思うよ。ボールも(雨で)見えてないしピッチャーの足元も悪かったので、あのミスは出て然るべきミスだね。(まだ雨が続く予報だが、技術面では雨天時にどんな試合をしていきたいか)雨が降っている駒大グラウンドで練習しているときに、これリーグ戦でもあるよと伝えて、足を動かしてボールを深く握ってということはやっている。(また明日、明後日と続きたいところだが次戦に向けて)頑張るよ、また明日が初戦のつもりで。さっきもミーティングで、負け勝ち勝ち、負け引き分け勝ち勝ち、は当たり前なんだという話をしているのでとにかくまた明日、また明日の繰り返しやね」
◆白銀 滉大
「(8回は)先頭を打ち取って、この回も行けると思ったが、打ち取った打球がヒットになった。1点も取られてはいけないと思っていたが、ワイルドピッチで1点入った。無理やり切り替えようとしたが、完全に切り替えられていなかったから次の打者に対して球が弱くなったと思う。(疲れは)今までずっとやってきたから疲れは関係ない。自分の考え方が甘かった。(プロ志望届けは)昨日書いた。理由とかはなくて、自分も高いレベルでやりたいと思ったから。(球自体は)前の試合に比べれば上がってきていると思う。球速はそこまで出ていないから、まだそこまでかなという感じ。自分の中でも体の使い方がしっくりきていない。肩で投げてる感じが自分でも強いから、そこを直しながらやっているが、完全には直せていない。(立正大は左が多いが)最近は落ちる球が決まっていないから自分を苦しめている」
◆菅 力也
「(1塁コーチャーだったが、直前にベンチに戻り、代打で出た。準備は)今日の打席だけの準備は正直あまりできなかったが、ああいう場面が絶対あると日頃の練習でイメージしていた。別に焦ることはなかった。(先週同期の東選手が代打で2点適時二塁打を放ったが)いい刺激になかった。自分は出番がなかったので悔しい気持ちがあったが、同級生が打ったので自分も次のチャンスで絶対打ってやろうという気持ちでいた。(1部初安打だが)やっと打てた。(代打では初安打だが)遅い。早く打ちたかった。素振りするときもずっとああいう場面をイメージしていた。ちょっとでも成長した姿を見せたいと思っていた。『おまえがヒット打ったところ見たことない』といじられていたので、やっと打ててよかった。(今季に向けて取り組んできたことは)開幕戦でベンチに入れなかった。それまで自分の練習に対する取り組みがおろそかにというか、今日みたいな場面を想定していればバッティングの1球1球も変わると監督たちからも言われた。悔しかった分、それが変われたと思う。(雨の中での打席だったが)気合が入っていたので、あんまり関係なかった。(今季は中止が多いので集中を保つのが難しいのでは)監督が『こういうことは想定内』とずっと言っている。そこは全員変わらない。(次戦に向けて)勝ちます。もう負けたくない」
◆若林 楽人
「(今日を振り返って)難しかった。取ったり取られたりの展開で、天候も悪かったので集中力切らさないようにした。(7回タイムリー打った球は)低めのカットボール。(ツーアウトの打席だったが意識したことは)その前までに1番打者の仕事ができていなかった。代打でリキさん(菅)が2点タイムリーで点を返してくれたので、(自分も)なんとしてもという気持ちで入れた。(対立正は春季リーグで2連勝していたが苦手意識はなかったか)どこが相手でも自分たちの野球をやる、という気持ちでやっているのでそういう気持ちはなかった。(今日はコンディションも悪かったが明日に向けて一言)今日もいい部分はあったと思うし下を向く必要はないので、(國學院2回戦から)引き分け負けという形ではあるがこっから勝ちを取り、最終的に勝ち点を取れれば良いと思う」
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次戦、1部リーグ対立正大戦第2回戦は9月27日(木)12:00~明治神宮球場で行われる予定。
■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分
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