• 多崎は2回に4点を失った。右は2点適時三塁打を放った立正大の佐々木斗=神宮球場で(中川達夫撮影)

  • 6回に2点本塁打を浴びた上野は打球方向を見つめてマウンドで立ち尽くした

  • 打線は8回に緒方の2点本塁打で追い上げたが……(清野雄太郎撮影)

  • 初登板を果たした村越。ほろ苦い結果となった(中川達夫撮影)

  • 8回盗塁失敗し悔しがる菅野。反撃もここまでだった

嗚呼投手陣総崩れ……。連敗で首位陥落

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対立正大2回戦(2018年09月27日 23時51分)

東都大学野球秋季1部リーグ対立正大2回戦が明治神宮球場で9月27日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

立正大 040 012 102 =10
駒 大 010 000 020 =3

      打安点
(8)若 林310
(7)緒 方412
(4)菅 野310
(3)岡田耕110
(5)平 野400
(D) 東 401
(7) 長 310
 2 鈴 木100
(9)酒井良300
 H 巴 山100
(6)新 田100
 H  菅 100
     計2953

       回 打安点
●多 崎 4   1975
 上 野 2   832
 村 越   1/3 311
 浪 岡 2 2/3 1331

 先発の多崎蒼司(経4)は2回に四死球と安打をきっかけに先制を許すと、1死一、三塁とされる。ここで相手打者のスクイズの構えに揺さぶられると、右越2点三塁打とスクイズでこの回4点失点。すぐに1点を返したものの、5回にも1点を失い苦しい展開となる。さらに6回には2番手上野翔太郎(経3)が右越2点本塁打を浴び突き放された。7回には村越祐野(歴1)がリーグ戦初登板を果たすも、四死球で出した走者を適時打で還されてしまう。雨中の試合とはいえ失策や暴投などのミスも相次ぎ、9回に4番手浪岡千昌(商3)が2点を失うと、2桁失点となった。一方打線は走者こそ出したものの7回まで4安打で1得点。8回無死1塁から緒方理貢(法2)の右越2点本塁打で反撃も、続く無死一、二塁の好機が平野英丸(地3)の三振と二走菅野赳門(商4)の盗塁失敗で併殺になり、万事休す。前日に続く大量失点で連敗を喫し、勝ち点獲得ならず。首位からも陥落した。

◆大倉 孝一監督
「(序盤にリードを許し主導権を奪われてしまった印象だが)そうだね。すぐに1点返したけど、前半の4失点は大きい。(ミスも多く出てしまったが)上野のところ(本塁打)が大きい。5‐1でいっていればね。(出場機会の多くない投手も登板したが評価は)上野はあれぐらいだと思う。自分のピッチングをしている。何かが悪かったわけではなくて、今の力だと思う。村越はマウンドを経験されているのでヒットは打たれてもいいのだけど、初めてで緊張していたからしょうがないな。(8回の併殺は)フルカウントなので盗塁のサイン。ボールだったら見送らないと。振っちゃだめだよな。(次戦まで空き週を挟むが、つぶしていきたい課題は)プレー云々よりもケースケースで考えないといけないこと(が課題)。特にバッテリー。まっすぐを張っているところにまっすぐを投げたり。上野だってまっすぐを張っているところにまっすぐで言って思いきり振られている。しかもホームランになるコースに投げているので、投げるならボールにしないといけないし、最終的に変化球で打ち取らないといけなかった。勝つ試合も負ける試合も全部力になるので、1つずつ1つずつ克服していかないといけない」

◆酒井 良樹主将(法4)
「(今日の試合を振り返って)出てはいけないところでのミスがまだいくつか出ている。今までの試合もそうだが、粘ることができないなど、まだまだ力が足りないと思った。(8回裏に反撃したが)粘って、あと一歩のところだった。8回に限らずいくつかチャンスをつくっていたので、そこで出るかでないか。あのケースでは粘って、あとひとつワンバウンドこぼれ球を拾うなどもうひとつ入りこまないといけない。そういうところの勝負になる。1週間空くので、下を向かず、ワンカード落としただけと思い前向きにいきたい。(自身の打席について)しっかり打順の仕事をしたい。(投手陣について)配球のことであったりまだまだ詰めるところがある。ビッグイニングをつくってしまうと難しくなってしまうので、なんとか最終失点を抑えられるようにやっていきたい。(次の試合にむけて)ほんとにもう落とせないので、もう一回全員で仕切り直して全力で戦っていきたい」

◆立正大・坂田 精二郎監督
「(駒大対策は)春のリーグ戦も仏教大会も負けているので自分よりは選手たちの方が悔しさを持って取り組んでくれた。(特に気をつけた選手は)岡田(耕太)君とかに打たれていたし、ピッチャーにもやられていた。駒澤は力のある子が多いので、またやられるわけにはいかないとバッテリーがだいぶ研究してくれた。攻略法とかどう抑えるか考えてやっていた。(仏教大会で抑えられた浪岡、多崎、上野、白銀らを攻略したが)向こうのミスもあったので、攻略できたのかどうか。(意識させた部分は)徹底させたというか、大まかにやるのではなく、ある程度確率を上げられるように『ボール球を振らない』とか決め事を作って、絞らせた。多崎君に関しては高めの球を意図的に投げてくるので、それにつられないように重心を低くして対応した。わかりやすく言ったことが、結果としていい形で出たのかなと思う。(選手が自主的に研究したと話していたが)4年生がすごく引っ張ってくれている。4年生がメンバー、メンバー外に関係なくチームのために対策してくれているので、すごくありがたい。任せられるし、頼りになる」

*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、1部リーグ対東洋大戦第2回戦は10月9日(火)11:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

発行冊子最新号一覧背景(左)

硬式野球部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)