• 茂内はパワープレーから先制点を獲得=ダイドードリンコアイスアリーナで(大黒哲志撮影)

  • 見事な同点弾で試合を振り出しに戻した矢口

先制するも上智大に敗北。第3ピリオドで痛恨の2失点

[アイススケート部]平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦DivisionⅡ(2018年09月24日 23時49分)

平成30年度関東大学アイスホッケーリーグ戦2部対上智大戦が9月23日、ダイドードリンコアイスアリーナで行われた。
結果は以下の通り。

駒 大2-4上智大☆
   (1-2)
   (1-0)
   (0-2)

【得点者】()内はアシスト、〔〕内はゲームシチュエーション
第1ピリオド
11:43 [駒]茂内(渡辺、矢口)〔+1〕
12:45 [上]小池(竹河内、柳川)〔EQ〕
13:04 [上]柳川(相馬)〔EQ〕
第2ピリオド
19:13 [駒]矢口(久保田、小笠原)〔EQ〕
第3ピリオド
33:27 [上]添川(池田)〔+1〕
44:28 [上]小池〔EQ〕

 第1ピリオドから攻守目まぐるしい試合が展開された。前線に個人技で持ち込める選手の多い上智大の攻撃に対し押し込まれる場面が続いたが、GK菊池亮介(仏1)がファインセーブで先制点を許さない。少ないチャンスを活かすため、カウンターから時間をかけずにシュートに持ち込む戦術を取った。先制点は茂内貴宏(心3)。パワープレーから相手DFの手前で放ったパックはゴールの右隅に突き刺さった。しかし、その後駒大のシュート数3本に対し上智大15本とシュート数で圧倒され、逆転を許し、第1ピリオドを1‐2で折り返す。
 第2ピリオドに入ると、駒大がうって変わりシュートを量産。小笠原偉大(営1)、矢口隼樹(G1)を中心に上智大を脅かす攻めを見せた。すると19分43秒、矢口が左サイドでパックを持つと相手DF2人の間を抜け出し同点弾を獲得。渡辺慎吾主将(営4)も太鼓判を押す1年生FWが試合を振り出しに戻した。
 勢いに乗りたい駒大だったが、第3ピリオドに再び突き放される。渡辺がハイスティックの反則を取られ数的不利になると、自陣左サイドから一瞬のスキからミドルシュートを放たれ3失点目を奪われた。残り時間8分を切ったところで相手FWがボーディングでメジャーペナルティ+ゲームミスコンダクト。相手選手が1人ペナルティボックスに5分間入るパワープレーを得た。第2ピリオドと同じく矢口、小笠原が果敢にシュートを放ち、決定機を何度も演出したが得点には至らず。逆に前かがりとなったところを狙われ、残り32秒で相手に追加点を許し試合終了。結果、一時同点に追いつく力を見せたものの、第3ピリオドに粘りきれず、2-4で敗戦となった。

◆茂内 貴宏
「(今日の調子を)今日はあまり走れなかった。その中で走れなくても効率よいプレーを目指した。(試合全体の振り返りを)全体的に相手のペースにのまれたり、ミスが多くそこから失点につながった。(得点したが)ずっと練習していたパワープレーで、きれいな形で決められたので良かったと思う。(今日の試合の中での課題を)自分を含め体力が足りていなくて、走り負けることが多かった。体力をつけて走り負けないチームになればこの先勝っていくことができると思う。(明治学院戦に向けて)まだ秋大会で自分から決めに行ってシュートを決められていないので、そこで1点取りたい」

◆矢口 隼樹
「(今日の調子は)結構攻められてはいたが、(菊池)亮介さんが守ってくれたおかげもあり、2-2の2ピリまではいい試合ができていたと思う。3ピリはだんだんと45度やディフェンスゾーンでパックに触れるときにディフェンスゾーンからパックが出ずにずっと攻められていた。あまりプレーがはっきりしなかった。詰めるところは詰めるという部分で曖昧さが出てしまい、シュートが入ってしまったとか、そういったことが多かった。はっきりしたプレーや細かい部分でのしっかりしたプレーを意識していかないとこれから厳しいと思う。(第1ピリオドではかなり攻め込んでいたが)とりあえず1ピリは足を動かそうとチーム全体にも言われていた。体力のあるうちに点は取っておきたかった。2ピリまでは結構いけたと思う。攻められ始めてノーマークになったシーンが2回くらいあった。そういうプレーが出てくるということは疲れてきて注意力が鈍ってきたということなので、そこからは僕はあまりプレッシャーしにはいかず、FW2人に積極的に行かせて僕は高めで様子を見ているという感じだった。(得点した時は)その前に僕はけがをしてしまっていた。交代しようかと思ったが、アタッキングゾーンでプレーが続いていたので、パスをもらって数的有利でチャンスになったのでとりあえず(シュートを)打ったら入ったという感じ。泥臭いプレーではないが、そういうプレーでないとうちは点が取れないと思ったので、今後はそういったプレーで点を重ねていきたいと思う。(今日の試合を通してチーム全体の課題は)前からではあるが、今日はっきりしたのはとにかくキーパーに頼りっきりのチームであるということ。もっとキーパーを守るようなプレーや、先ほどのはっきりしたプレーで相手にシュートを打たせないようにする。もともと昨年の戦力がすごく強く、そこが抜けてしまい、攻撃面で難があるチームということは分かっていたが、予想以上に点が取れない、キーパーを助けられていないのが現状。あんなに止めてくれたのに2点しか取れない。ノーマークも与えてしまい、そこで2点取られてしまっている。それに関しては全くキーパーのせいではない。もっとキーパーを助けられるプレーをというのがこれからの課題だと思う。(明治学院戦に向けて)今回でキーパーに頼りっきりという課題が出てしまったので、次は完封を目指して。せっかくあんなに守ってくれたのに4点も取らせてしまい、負けさせるのは申し訳ないという気持ちなので無失点で試合を終えたい。あとは得点。チャンスも何回かあったと思う。パワープレーや僕自身もノーマークの相手を外してしまっているので、しっかり決めてキーパーを助けてあげることが僕自身の次の目標」

次戦、対明治学院大戦は10月7日(日)14:00から東大和スケートセンターで行われる予定。

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