• 終始熱くチームを鼓舞した#3岡田=富士通スタジアム川崎で(中村将基撮影)

  • 自らランで突破しタッチダウンを決めた#5松田(赤池優次郎撮影)

  • 見事なロングパスでタッチダウンを決めた#83岡本(大黒哲志撮影)

  • トライフォーポイントを獲得した#21田中(岡田あおい撮影)

春季オープン戦最終節、勝利で幕を閉じる

[アメリカンフットボール部](2018年06月17日 16時48分)

2018年春季オープン戦対専修大戦が6月17日、富士通スタジアム川崎で行われた。結果は以下の通り。


○駒大14ー3専大●
1Q(0ー0)
2Q(7ー0)
3Q(0ー0)
4Q(7ー3)


今年度の春季オープン戦最終節の相手は専修大学。
昨秋の入替戦で1年ぶりに2部から1部BIG8へ返り咲いた専大だが、TOP8昇格を目指す駒大は「圧倒的点差」での勝利を目標に臨んだ。
駒大の攻撃からスタートした1Q。
ファンブルから攻撃のチャンスを与えてしまう場面などもあったものの、思惑通りのゲインを許さず、無失点で抑える。
続く2Qでは、より早く攻撃の芽を摘み取り、専大は自陣から抜け出せず。
さらに相手のパス・インターフェアランスによる15ヤードの罰退などもあり、終始駒大が優位にゲームを進める。
#31小宮のランで大きくゲイン、逆サイドへ展開した#29割谷が負傷しコートを去るも、最後は#5松田が自らランでボールを運び、タッチダウン。
トライフォーポイントのキックも決まり、この回で計7点を獲得した。
しかし、3Qでは#1樋口が負傷。ディフェンス陣が奮闘するも、#92飯田の懸命のタックルがパサーへの激しい当たりだったと判断されてしまう。
4Qでは、後がない専大が最後の猛攻。パスインターセプトを決め勢いに乗るが、キャプテン・#3岡田の「死ぬ気で止めろ」の檄に踏ん張る駒大。
#15洞口が気迫の守りで7ヤード退け、パスプレーも不成功となった専大は、フィールドゴールの3点を返すにとどまった。
その後のキックを#11出木岡が一気に50ヤード地点まで運ぶと、パスとランを巧みに重ね、最後はロングパスから#83岡本がタッチダウン。#21田中のトライフォーポイントのキックも決まり、14-3と点差を広げ、反撃を許さず。最終節を白星で飾り、秋のリーグ戦へ弾みをつけた。


◆新倉晴彦監督
「(今日の試合を振り返って)勝てたのでそれは良かった。3試合目の今日は、相手が今までの相手と比べたら弱かったとはいえ、ディフェンスはどんどんいろいろな課題をクリアしていけたので成長はすごくあるなと思う。オフェンスは逆にQBが2人けがをしてしまい、試合を追うごとにあまりよくなくなってきてしまった印象がある。全体でも話したが、これからは基礎の部分をもう一回振り返るいい機会がある。7月、8月の練習でつまらないミスをなくすということをすれば、あとは色々なポジションをつなげるだけなので大丈夫だと思う。(春のオープン戦での収穫は)攻守ともに2年生が多く試合に出ていて、2年生は去年の経験がない中これで経験値を積めたし、逆にスターターを取った選手もいる。そういったことは本人の自信にもなるだろうし、チームの層も厚くなって3年生は今お尻に火がついている状態になった。そのため2年生の成長はすごく良い収穫だった。(秋に向けてのチームの課題は)フィジカル、パワーといった面ではBIG8でもまあまあだが、スピードをもう少し追求していくフェーズになってくると思う。デフェンスに関していうとタックリング。オフェンスでいうとまだパスユニットが機能していなかったので、そこを徹底的にやる。オフェンスラインは人数が少ない中、けが人を出さずになんとか春踏ん張れた。1年生でも期待している選手や、けがから戻ってくるスポーツ推薦で入った選手もいる。1年生のオフェンスラインが伸びて選手層に厚みをつけることができればいいと思う。(秋の目標は)全勝優勝しか考えていない。優勝すれば昇格できるのでそこを狙っていきたい」


◆岡田直樹
「(今日の試合を振り返って)QBがけがをして、下級生のQBが出てくれたが、それだけでこんなにオフェンスにガタが来てしまうのかという、やはり層を厚くしていかなければならならないと率直に思った。秋にもけが人が出てくるはずなので、その時にまたこうなってしまったらTOP8には上がれないので、層を厚くするためにもっと下の人が主体的にやっていけるような環境を自分たちが作っていきたい。(春全体を振り返って)今年は下のリーグがなく、TOP8が2校とBIG8が2校だった。全勝目指してやっていたが、結局勝てたのがBIG8だけで、専修大学には勝ててよかったが、TOP8に行くにはまだまだ足りないと思った。(ディフェンスについて)前半はスタメンがでてしっかり止まっていたが、それは当たり前のこと。やはりメンツを下げた時にかなりドライブされているので、そこは改善していかなくてはいけないと思った。(秋に向けて)普通の練習が重要になってくる。地味な練習ではあるが、どれだけ追い込めるか。春に出た課題を夏に練習して秋を迎えるので、出た課題をすべて解決して秋を迎えたい。(秋の目標は)変わらず自分たちはTOP8しか見ていない。必ず全勝してTOP8へ上がる」

発行冊子最新号一覧背景(左)

アメリカンフットボール部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)