• 8回に代打で出場し、逆転打となる2点適時打を放ち笑顔の大谷=上柚木公園野球場で(富岡亮弥撮影)

  • 試合後に「今はただただ野球が楽しい」と話した先発の山下

  • 渡邉は逆転に繋がる好投をした

  • 試合に勝利し喜ぶ選手達(奥野凌河撮影)

8回に代打大谷の一打で逆転勝利 1部昇格に王手をかける

[準硬式野球部][準硬式野球部]平成30年度東都大学準硬式野球春季リーグ戦1部2部入替戦対東海大1回戦(2018年06月16日 01時03分)

東都大学準硬式野球春季リーグ1部2部入替戦対東海大1回戦が6月15日、上柚木公園野球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

東海大 003 002 000=5
駒 大 001 100 04× =6


     打安点
(6)山 名510
(7)亀 岡410
(9)長谷川411
(2)岩 崎410
(3)朝 木420
(5)加 園322
(4)稲 葉311
(D)鈴 木310
(8)岩 田300
 H大 谷112
 R奥 山000
 8船 崎000
    計34116
二塁打:朝木、加園(8回)

    回  打安責 奪三振 四死球
 山 下5  2332  3   4
◯渡 邉4  1941  0   3

1部6位の東海大との入替戦の初戦に先発したのは山下翔(経4)。立ち上がりから投球間隔と緩急を工夫してと投げ、3回に四球などで3点を失うも5回までを3失点にまとめた。打線は3点を失った後、3回に長谷川陽祐(商3)の遊ゴロで、4回に朝木啓吾(商2)の左前適時打で1点ずつ獲得するが、以降は7回まで、相手投手に0に抑えられた。6回から山下に代って投げた渡邉直輝(市4)が四球と安打で2点を奪われ、5-2で迎えた8回裏の攻撃。この回から交代した相手投手の立ち上がりを攻め、1死二、三塁とすると、加園凌大(経3)が2点適時二塁打を放ち1点差まで追い上げる。その後2死となり、またも二、三塁チャンスの場面を作ると、代打大谷颯太(商2)が打席に。相手投手の直球を振り抜くと打球は三遊間を抜け、逆転の2点適時打となった。最終回は渡邉がしっかりと抑え試合終了。中盤まで粘りながら試合終盤に追い上げ、見事な逆転勝利に終わった。

◆加園 凌大主将(経3)
「(試合を振り返って)正直負けゲームというか、ミスもあったし雨というのもあって相手ピッチャーの制球もいつもより乱れていたと思う。最後は気持ちで勝ち切ることができた。(東海大学と戦っての印象は)他の大学と比べて特別何かがあるというわけではなかった(相手は守りが堅かったが)それが普通というか。自分たちもそれくらいのレベルにならないといけないし、エラーが無かったらもっと楽に試合に勝てていたので、そういうところを見習わないといけない。(8回に打線が繋がって逆転したが)みんなが勝ちたいという気持ちが打線に繋がった。大谷は良く打ってくれたなと。(明後日の清瀬杯予選会に向けて)まず、内容は負けゲームだったが、勝ち切れたこととかチームがいい雰囲気のまま来ているのでそれに乗って、入替戦2連勝ももちろんだが、全国にも出られるように良い形でこのシーズンを終わりたい。」

◆山下 翔(経4)
「(今日の登板を振り返って)3回に先頭打者を出して、得点圏にランナーを初めて置いてから点を取られてしまったので、あの回はもっとどうにかできたのかなという悔しい気持ちがあった。ちゃんと自分のピッチングをすれば相手をしっかり抑えられるんだな、という印象だった。(東海大学の打者の印象は)一人ひとりがパワーがあるなというイメージはあったが、相手打者が上手いとかどうこうより、自分が岩崎の構えた所に投げることができればちゃんと抑えられるなという印象。岩崎がいないと自分のピッチングが生きないので、かなり信頼している。(8回に一気に逆転となったが)凄いですね。凄いとしか言いようがない。こっちのエラーで点が取られて、正直負けゲームだなという印象はあって、でもその中でもヒットも出ていてチャンスも作れていたので、もしかしたらいけるんじゃないかと思ってベンチから声を出していた。凄いとしか言いようがない。(戦ってみて差は感じたか)試合の終盤には相手選手がどんどん交代で出てきた。2枚目3枚目の選手層の厚さがあって、代打代走で出てくる選手に穴がないしいい選手ばっかりだったので、そういう所で差というのはある。でも、試合に出ている人の中では、技術的にはむしろこっちの方が上だと思う。(入替戦で1勝して2戦目の前に日曜には全国大会の予選会があるがそこに向けて)自分は1年生からやっていて入替戦は4回目。初めて、2部に上がらなければならないプレッシャーや、下がってはいけないプレッシャーだとかそういうのが無く、1部に上がったら凄いなという思いで今日もマウンドに立っていて、ただただ野球が楽しい毎日を過ごしている。日曜に勝てば全国大会に行けるということで、駒澤大学の準硬式の歴史の中でもあんまりなかった事なので、いけたら儲けものだなと。こういうチャンスは滅多にないので、ワクワクした気持ちで頑張っていきたい。」

◆渡邉 直輝(市4)
「(自身の登板を振り返って)先発の山下が結構工夫をして緩急をつけて投げていたので、相手のバッターは目線が高かったというのと、相手は遅い球に慣れていたのがあって、今日はストレートとツーシームしか投げてないが、その投げ分けだけで内野ゴロを量産できたので結構良かった。(6回の立ち上がりに苦しんだが)審判が辛くてストライク取れてないなというのがあって、それにエラーが絡んで点を取られてしまったが、あんまり自分は気にしていない。その後は修正して抑えることができていたので。(相手打者の印象は)結構左バッターが多くて、右ピッチャーの自分は不利になるが、インコースを攻めていくと思ったよりも外のボールが遠くに見えているようなバッターが多かったので、意外と自分の中で投げづらいというのはなかった。(自身の好投が8回の逆転打に繋がったのではないか)最初は自分の投球にも内野にもイライラしていたが、最後の方は思い通りに投げられたし、内野もしっかり打球が捕れてきていた。最後の方に斜め上がりにきていたのでバッティングに生きたのかなと思う。(これで1勝して1部に近づいたが)今回は勝てるだろうと思って相手は来ていたと思うので、この結果は向こうとしてはかなりメンタルに来ていると思う。日曜日は別の試合があるがそれは別として、来週の金曜日の2戦目をどうやって戦うかを考えて、それまでの練習の中で工夫してやっていきたい。」

◆大谷 颯太(商2)
「(試合を振り返って)今日は自分はベンチで、試合前から監督の哲さんにバットを振っておけと言われていたので、チャンスで出番が来るのかなとは思っていた。もしチャンスできたら初球からどんどん振っていこうかなという気持ちで、しっかりと心構えはできていた。あとは、チームのみんなが勝つことに向かって戦っていたので、それが結果に繋がったのかなと思う。(代打で8回に逆転打を打ったが)前のバッターが三振していたので開き直って、打てなければしょうがないと思って打席に入った。雨も降っていて地面が濡れていたので、なるべく低い打球を打てるように心がけた。(自身の春のリーグ戦を振り返って)前半の方は指名打者で出させてもらったが、あんまり結果が出なくて悔しい思いをしたので、これからは1部昇格を目指して力になれるように頑張っていきたいし、秋で活躍していけるように頑張っていきたい。」


※次戦、清瀬杯予選会となる対群馬大戦は6月17日(日)12:00より上柚木公園野球場にて行われる予定

■上柚木公園野球場へのアクセス
京王相模原線・南大沢駅から北野駅行きバスで「陸上競技場前」下車
京王相模原線・南大沢駅 下車徒歩18分

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