• 今季2度目の先発出場を果たした桧山。鋭いボール奪取への嗅覚は冴え渡っていた=味の素フィールド西が丘で(石曽根 和花撮影)

  • 荒木は途中出場から果敢な縦への突破で見せ場を作ったが、得点には至らず

  • 緊急出場の土信田は前線で奮闘するも、大学初ゴールとはならなかった(紫藤 大智撮影)

  • 猪俣は大学で初めて本職のセンターバックのポジションへ。クレバーなプレーは1年生とは思えない

失点の雨あられ…得点なく完敗で4戦勝ちなし

[サッカー部]JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦 第9節・桐蔭大戦(2018年06月11日 02時21分)

JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦 第9節・桐蔭大戦が6月10日、味の素フィールド西が丘にて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】
駒大0−3桐蔭大

44分:[東]鳥海 芳樹
80分:[東]滝沢 昴司
89分:[東]山下 優人


【メンバー】

GK
21 松村 優太郎[3年=長崎総科大附高]

DF
40 桧山 悠也[1年=市立船橋高]
32 猪俣 主真[1年=三浦学苑高]
4 伊勢 渉[4年=神戸国際大附高]
28 真下 瑞都[2年=矢板中央高]

MF
6 大塲 淳矢[4年=藤枝東高]
16 薬真寺 孝弥[2年=長崎総科大附高]
7 安藤 翼[4年=長崎総科大附高](→52分 14 坂本 和雅[4年=聖和学園高])
10 中原 輝[4年=ルーテル学院高](→75分 31 荒木 駿太[1年=長崎総科大附高])

FW
9 高橋 潤哉[3年=山形ユース]
11 室町 仁紀[4年=東京Vユース](→59分 34 土信田 悠生[1年=高川学園高])


【サブ】
GK 1 角井 栄太郎[4年=三浦学苑高]
DF 2 須藤 皓生[4年=駒大高]
DF 3 星 キョーワァン[3年=矢板中央高]
MF 13 鈴木 隆作[4年=駒大高]



大雨が降る中で行われた一戦。序盤から相手に空中戦で勝てない場面が続き、思うような攻撃の形を作れない。じわじわと押し込まれる展開となって迎えた前半終了間際に先制点を献上。またも「終わりの10分」の間に得点を与えてしまう。
迎えた後半、早々に坂本を投入して攻勢をかけたかったが、室町が負傷交代。替わった土信田もDFとの駆け引きを制することができないまま時間は過ぎていく。
すると、相手のシュートのこぼれ球を詰められて追加点を許し、2点差となる。ここから反撃を開始したかったが、自慢の攻撃陣がこの日は鳴りを潜めた。
終了間際には駄目押しの3点目を与えて万事休す。リーグ戦初の完封負けを喫し、これで4試合白星から遠ざかることとなった。


◆秋田 浩一監督
「(先制点があの時間に取られたことが痛かったか)まあ…でも走れなかった、頑張れなかったな。そう思いません?4年生をいっぱい使って、1年生も多かったけど。疲れとかもういろいろなあれで今日は須藤たちを休めようと思った。順番に休ませてきたので。あとキョーワァンがまだ使えない。しょうがない、完敗です(猪俣のCB起用)高校時代はセンターバックをやっていた選手。(サイドバックでの起用は)体がちょっと小さいから。まあセンターバックはできるし、跳ねれるし。相手が頭を使うチームではないので。(攻撃陣が前線にボールが収まらなかったが)こんなもんじゃないですかね。正直いいことだけをしようとするから、誰かのために潰れて点を取らせてあげるとかがなく、俺が俺がになってしまう。それは悪いことではないんだけど、みんながセンタリングを待って前に行く人間がいなかったり。攻撃は水物だから、継続して徹底してやれなかった。相手にヘディングで負け続けてもやり続ければ相手がバテていたかもしれない。それをやらないから。うちは徹底してやり続けることがいい結果に繋がる。急にああだこうだと学生がやりだしたから、それは悪いことではないけれど、ひとつピンが抜けたみたいに。一つの大きな幹はそれだね。いい経験。(1年生の大量起用について)2、3年生がだらしない(笑)ただし、今日使った1年生は、将来駒大の中心選手になる人たちだと思います。(桧山のパフォーマンスについて)あのぐらいやれればいい。失点に絡んだわけでもないし。まあキーパーがダメでしたね。あの3年ふたり(松村優太郎、高橋潤哉)が戦えない。(一ヶ月勝ちがないが)次の筑波戦がが我々にとって大事な試合になる。(ここをターニングポイントにということか)負けるにしても、ある程度やれるのか大敗では違う。三笘とかも帰ってくると思うので、そこでどれくらいやれるかが大事。(次節は集中応援となるが、どういったサッカーを見せたいか)同じです。(学生らしくということか)そう、いつも同じです」

◆大塲 淳矢(法4)
「(本日の試合を振り返って)負けたという結果が全てだと思う(今日意識したことは)自分たちのサッカーを貫き通すことが一番の勝利への近道。自分たちのサッカーを貫き通そうと思っていた。(前半の失点のシーンについて)終了間際の時間帯にラインを下げすぎてしまったのが失点の原因。(後半の失点について)あれは点を取りに行った結果。仕方ないと思う。(雨天のプレーだったが)そんなに影響はないと思う。(中盤にボールを取りに行く場面が多かったが)自分が中盤をやるにあたって、中盤でのセカンドボールの争いは絶対に負けては行けないと思っていた。そこに関しては常に負けないように意識している。(1年生が4名出場したが)4年生がこれだけトップチームにいながら出られていないのは4年の責任。もっと4年がしっかりやらなければ行けないのかなと思う。(集中応援である次節への意気込みを)少し順位が落ちてしまったと思う。本当にここ2つに勝たないとずるずるといってしまうので、2つ絶対取れるように、勝ち点3を目指してやっていく」

◆安藤 翼(市4)
「(今日の試合を振り返って)前半の立ち上がりはよかったが、1点取られるまでの自分の守備だったり、そこでクロスを上げさせていなければ点も入っていなかったと思う。前半0点で行こうっていう話をしていた中で自分の緩い守備から失点してしまったので、そこはしっかり反省したい。(果敢にシュートに行っていたが)ゴールは常に狙っていたが、点が取れなかった。そこは自分の課題。あと前期リーグも2試合なので、貪欲にゴールを見越して結果を出せるようにやっていきたい。(今日の試合でチームとしてゴールがなかったことについて)自分とかが結果を出さないとチームは勝てない。セットプレーからの得点は多くあるが、流れの中での得点を増やしていくことが今後上に行くために必要だと思って監督も自分を起用してくれていると思うので、それにこたえられていないのが一番悔しい。(途中交代について)自分は結果を出せていないし、守備でもあれだけ言われていたので、悔しい気持ちが強い。次また使ってもらえたら結果を出せるように、チームのために走れるように頑張りたい。(集中応援である次戦に向けての意気込み)特に(集中応援の)意識はしていないが、今回0-3で負けてしまったので、来週はしっかり勝てるように準備をしてやっていきたい」

◆桧山 悠也(地1)
「(今日の試合を振り返って)前半はみんなで耐えていたが、自分のミスで前半終了間際の最も集中しなくてはいけない時間帯に自分のマークが浮いて失点してしまった。その失点が無ければ後半の2失点も無かったと思う。あの時間帯で相手にゴールを与えてしまったというのが反省点。(どのような事を意識して試合に臨んだか)とにかく勝ちたかった。同じサイドの選手には負けないように意識していたが、失点したりセカンドボールを相手に拾われてしまったところは良くなかった。(流経大戦以来の2度目のスタメンだったが監督からはどんな指示を貰ったか)とにかく自分のやるべき事をしっかりやれという事。流経大戦の時も3失点目は自分のミスで、結果的にも負けてしまった。それを取り返して勝利に貢献しようという想いで試合に臨んだ。(今日の自分とチームの課題を両方挙げるなら)個人としてはミスが多かった。失点に直結しないミスもそうだが、いかにゴールにシンプルに速く繋げられるか、ミスを減らすというのが課題。チームとしては最近勝利が無いから失点を無くして勝てるようにしていくという事。(フィジカル面で相手と激しくプレーしている姿が印象的だったが)割と負けてしまう場面が多かった、もっと1対1とか対人プレーを強くしていかないと試合にも絡めないと思うし、チームの勝利に貢献することもできないと思う。また1から謙虚さを忘れず地道に努力していきたい。(今日の試合では登録された1年生の4人が全員ピッチに立ったが)みんながピッチに立てたというのは良かったが、勝利に貢献することはできなかった。上級生に迷惑をかけてしまっていた。次こういった場面があれば1年生でも勝利に貢献できるようにしたい。ゴールを決められればベストだが、とにかく勝利に直結する働きができればいいと思う。(次節集中応援での筑波大戦の意気込み)沢山の方が応援に来てくれると思う、勝利という結果で終われるように頑張っていきたい」

なお、次節は6月17日、駒沢オリンピック公園陸上競技場にて14:00から筑波大と対戦。集中応援開催日となる。

◆駒沢オリンピック公園陸上競技場
東急田園都市線「駒沢大学駅」下車、「公園口」の出口を出て、自由通りを南へ直進、「駒沢公園東口」から入場する場合

陸上競技場(サービスセンター)まで、約15分。
補助競技場、第二球技場、体育館、中央広場まで、約20分。
硬式野球場、屋内球技場、第一球技場、テニスコート、軟式野球場、弓道場まで、約25分。

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