• 初完封を成し遂げ、ハイタッチを交わす栗林(左)、戸柱=神宮球場で(水出綾香撮影)

  • 右中間に打球を放ち、三塁に向かう砂川

  • 柳原は6回、右越二塁打を放ち追加点を挙げた(瀧埜ひとみ撮影)

勝ち点奪取の立役者、栗林2安打完封

[硬式野球部]東都大学野球1部春季リーグ対東洋大2回戦(2012年04月25日 19時36分)

 東都大学硬式野球1部春季リーグ対東洋大2回戦が4月25日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 012 000 3
東洋大 000 000 000 0

      打安点
(8)小 林 400
(4)砂 川 321
(7)中 谷 410
(6)白 崎 310
(9)江 越 200
(3)柳 原 411
3 古 市 000
DH福 山 320
(2)戸 柱 411
(5)下 川 300
     計3083

▽二塁打=中谷、柳原
▽三塁打=砂川

     回 打安責
○栗 林 9 2920

 打線は4回、中谷泰周(市4)の左越二塁打と四死球で無死満塁の好機を作るが後が続かない。しかし5回、この回先頭の戸柱恭孝(現4)が左前安打で出塁すると、砂川哲平(法2)が右中間適時三塁打を放ち、先制点を奪う。続く6回、死球と敵失で1死三塁とし、柳原悟(法3)の右越適時二塁打、さらに戸柱が放った二塁ゴロ間に走者が生還し、2点を追加。投げては大学初先発の栗林駿一(経4)が、相手打線を2安打に抑え初の完封勝利を挙げ、今季初の勝ち点をつかんだ。

◆西村 亮監督
「(先発栗林は)状態はまぁまぁだったので、なんとかしてくれという気持ち。目標は5回をしっかり抑えてくれればと思っていた。(今日は)打てて点が入ったから、気持ちを大切にして、チャンスで取れるように。(リーグ戦半分終えて)今日みたいな展開が理想。だめ押しで取れるところがあれば、これから勝っていけるのではないか。まだこれから」

◆栗林駿一
「テンポ良く投げられた。完封する気はなかったので、一個ずつ一個ずつ投げていった。5回過ぎからは行けるとこまで行ってみようと。(完封は)自分でも信じられない。とにかく勝ちたくて、完封はしなくても良いんだと思いながらだった。ボールが走ってる感じで最初は力が入っていたけど、回を重ねるごとに力も抜けてきた。(疲れは)今はもう嬉しさで。次からは勝てるピッチングをしたい」

◆戸柱恭孝
「(栗林は)先発が初めてなので引っ張ろうと思っていた。(去年比べると)落ち着いて投げられるようになった。(個人的には)守備が9割、バッティング1割と考えて練習をやってきた。(1打出たが)たまたま。強く振ることを意識している。(チームでは)全員で勝ちに行くことを話した。今日はそれをみんなで統一した。(今季初勝ち点は)うれしいですが次の日大戦を見て考えてやっていきたい」

◆柳原 悟
「(6回の2塁打は)前のチャンスで打てなかったので、どうにかして打って返そうと思っていた。(打率が現在リーグ3位だが)自分がやることをしっかりやるだけなので、そういうことは意識せずにやっている。(打撃好調の理由は)気持ちに余裕があるので。(勝ち点をとって)1つ取れてチーム全体いい感じになった。次の日大戦も1回戦突破でいきたいと思う」

◆砂川哲平
「(勝ち点は)よかった。(今日は)序盤は0ー0だったけど、先制点をとれたのが良かったかなと。(二塁の守備は)小林さんの代わりにセカンドを守らせてもらっている。ずっと準備はしていたのでやっとか、と。(5回の三塁打は)チャンスで回ってきたんで、初球から積極的に。(打ったのは)ストレート。(日大戦は)この勢いのまま勝ち点とれるように頑張ります」

なお、次戦・日大1回戦は5月1日、13:00から神宮球場で行われる予定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

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