• 約2年振りに自己ベストを更新した円=日本体育大学健志台陸上競技場で(近藤龍撮影)

  • 久綱は円とともに後半追い上げ組6位でまとめた(黒岩美彩紀撮影)

  • 怒涛のラストスパートで今季の目標を達成した蓮沼(近藤龍撮影)

  • 前垣内も高校生以来の記録更新となった(菅野真由子撮影)

下級生が続々自己ベスト!箱根に向けた良い流れに

[陸上競技部](2019年12月02日 07時14分)

第275回日本体育大学長距離競技会が11月30日から12月1日に、日本体育大学健志台陸上競技場で行われた。駒大からは10000m、5000m合わせて11人が出場。結果は以下の通り(上位3人と駒大のみ)。


【10000m】
<14組>
1位 国川 恭朗(麗澤大) 28’36”38
2位 荻野 太成(神大) 28’39”30
3位 飯沼 健太(SGホールディングスグループ) 28’44”69
34位 新矢 連士(市2) 29’59”22

【5000m】
<37組>
1位 大吉 優亮(市立船橋高) 14’15”07
2位 円 健介(仏1) 14’17”10 ☆
3位 園木 大斗(開新高) 14:17”98
6位 久綱 一輝(政2) 14’19”44 ☆
13位 北 厚(営1) 14’25”85 ☆
15位 荻原 颯太(歴2) 14’27”74 ☆
20位 東山 静也(地1) 14’30”49 ☆
33位 町田 将光(国2) 14’54”35 
35位 藤本 優太(政1) 14’55”62 ☆

<38組>
1位 町澤 大雅(サンベルクス陸上競技部) 14’25”83
2位 梶谷 優斗(滋賀学園高) 14’27”04
3位 吉田 礼志(拓殖大学紅陵高) 14’27”16
20位 高見 真拓(地1)14’36”26 

<39組>
1位 髙貝 瞬(秋田工業高) 14’12”41
2位 蓮沼 直希(営2)
14’13”02 ☆
3位 河合 拓巳(駿河台大) 14’13”05

<40組>
1位 大坂 祐輝(大阪体育大) 14’04”64
2位 中川 雄太(秋田工業高) 14’04”93
3位 鈴木 博斗(鶴岡市陸協) 14’05”25
22位 前垣内 皓大(商1) 14’24”10 ☆

【10000m】
14組には新矢が出場。40人弱の集団、中央よりやや後方でスタート。しばらくは集団の後方内側をキープ。先頭が4000mを11分33秒で通過するなか、新矢を含む集団最後部は後れを取り始める。6000m通過前に集団から離された。その後もペースを上げられず、ラスト2000mで先頭と周回差がつき、苦しそうな表情でフィニッシュした。

【5000m】
37組に出場したのは、1年生から北、東山、藤本、円の4人、2年生から町田、荻原、久綱の3人の計7人。
円が集団中央からスタートし、6人は後方に位置取る。円は徐々に順位に前方へ進み、2000m通過時には前から10番手あたりに。そこに久綱も加わり、二人は5番手以内を保って走り続ける。集団が縦に伸び始めると、第2集団に北、荻原、東山がつく。4000mを過ぎると、一時久綱が先頭に出る場面も。残り400m、円はラストスパートで青学大と競り合い、組2位でフィニッシュ。14分17秒で自己ベストを更新した。町田と藤本は1000m過ぎから集団に後れを取るも力走。自己ベストを更新となった。

38組には高見が出場。
スタートは集団の中央内側を位置取る。徐々に順位を上げ、2000m過ぎには前から5、6番手を走る。その矢先、アクシデントに見舞われ、2500m地点で大きな第1集団の最後尾に。その集団は1000mを2分58秒のペースで進む。4000m過ぎに集団が解体されると、第1集団と第2集団の間で力走。ラストは必死の表情でスパートをかけてゴールした。

39組には蓮沼が出場。
集団の中央よりやや後方からスタートした。最初の1000mは2分48秒。2000mまで少しずつ前に出るも、2500mで後方に。集団が縦に伸び始めると、ペースアップを図る。4000mを前に10人ほどの第2集団に入り、仕掛けるチャンスを待つ時間が続いた。ラスト1周は「うわ!」と声を上げながら必死のラストスパートでごぼう抜き。組2位でフィニッシュし、自己ベストを更新した。

駒大最終走者は40組を走った前垣内。
45人の集団の前から5人目あたりでスタートした。集団は少しずつ伸びていき、2000m過ぎには前垣内を含む20人ほどの先頭集団に。ここから先頭のペースが上がるも、前垣内は付いていくことができず、集団後方を走っていた選手と共に離されていく。残り2周ほどで走者は全体的に広がり、最終的に前垣内は22位でゴール。自己ベストを1秒強縮める結果となった。


◆大八木弘明監督
「(10000m)14組、だいたい(28分)40秒くらいだったから、(5000mのベストが)14分10秒から15秒くらいでないとついていけない。(新矢選手は初10000mか)初10000にしては高望みしたというわけだ。もっとじっくり行かないと。まだ(5000mの通過が)14分45秒、50秒くらいの組にいたら、29分20秒か30秒くらいで走れたかもしれない。(5000mのレースは)(タイムが)下の子たちがあれ(ベスト更新)だった。ほとんどが自己ベストだったので良かったと思う。特に円(つぶら)かな。ただ(14分)17秒ではまだ円(つぶら)にはなれないな。(笑) つぶらになるには14分10秒までいかないと。(笑)」

◆円 健介
「(今日の調子は)まあまあ。(今回の出場意図は)前期は故障してずっと走っていなくて、2週間前の日体大記録会が大学初レースだった。そこで感覚を確かめてからの今回だった。(今回のレースプランは)監督から、中盤くらいにいて後半からじりじり上がって行けということだった。(走ってみて)最初に良い位置を取れて、監督に言われた通り、前半は集団の中ほどだったが、だんだんじりじり上がって、後半はずっと先頭の後ろで行けたので良かった。(結果を踏まえて)大幅に自己ベストを超えられて嬉しいが、ラストで首位を取れなかったのが悔しいところ。(今後の目標は)5000mよりは10000m、ハーフを走りたい。ハーフでは64分台を狙いたい」


◆蓮沼 直希
「(今日の調子は)自信はなかったが身体の調子は良かった。(出場意図は)年内最後のレースで、今季の目標が14分15秒切りで最後のチャンスだったから。(レースプランは)集団の後ろで様子を見ながら、自分にとって楽なペースで走ってラスト1周で行こうと思った。(監督やコーチからの指示は)監督やコーチからも真ん中で様子見ながら行ってラスト1000mで仕掛けるように言われた。(次の目標タイムは)冬に入ってどのレースに出るか分からないが、来年は1500mで3分45秒と5000mで14分5秒切りを目指したい」




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