• 常に安定した攻めを見せる谷平=墨田区総合体育館で(清野雄太朗撮影)

  • コートから試合を見守る曽田(菅原菜央撮影)

東亜大にフルセットの末、惜敗。今季全カレ閉幕。

[男子バレーボール部](2019年11月27日 15時32分)

第72回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会、対東亜大が11月27日(水)に墨田区総合体育館で行われた。結果は以下の通り。


<スコア>
駒大2-3東亜大 ☆
1set(37-39)
2set(25-22)
3set(25-20)
4set(23-25)
5set(14-16)

<スターティングメンバー>
1 谷平拓海(現4)
3 齋藤浩貴(歴4)
6 橋本直幸(政4)
11 山根晏輝(G3)★
12 山田大悟(経3)
13 谷崎晃平(商3)
28 江藤巧(法1)

★はリベロ

 全日本インカレ第2試合の相手は中国地方リーグ優勝の東亜大。
第1セット、相手のサービスエースから幕を開けた。序盤、エース谷平の強烈なスパイクを皮切りに5連続得点に成功し、10-5まで点を離す。相手の素早い攻撃に対応し確実にブロックを決めるなど守りの部分でも強さを発揮した。しかし18-9の場面から相手に4連続得点を許してしまい、22-22と点が並ぶ展開に。そこから取って取られてのシーソーゲームとなりデュースに持ち込む。長いラリーやフェイントの打ち合いなどお互い一歩も譲ろうとはしない。デュースは20点後半にもつれこみ、会場の雰囲気が一気に緊張感を高めていく。橋本が強烈なスパイクを決め抜け切れるかと思いきや相手のアタックに翻弄され36-37と後がない状態に。ラストは運を味方につけられず、コートインしたサーブを見送り37-39で第1セットを落とす。
 相手の流れを断ち切りたい第2セットは山田のブロックで先制に成功する。しかし、相手の強い攻撃やクイックを拾いきれず、相手もサーブミスやアタックミスを連発して8-8と並ぶ展開に。そこから橋本と齋藤の力強いアタックで17-12まで点差を離すことに成功。しかしその後長いラリーを駒大のものにできない場面など悔しい失点も見られた。終盤、共田信一(歴4)がピンチサーバーでコートインするなどコートの雰囲気が変わり、23-21の場面、谷崎の力強い攻めでブレイクポイントを獲得。橋本のアタックで最終点をもぎとり、25-22で第2セットをものにする。
 第3セット目、相手に2点の先制を許すが、橋本のアタックポイントなどで即座に取り返し同点に並ぶ。そのまま突き放したいところだったが、サーブミスなど不運な失点もありなかなか引き離せずに14-12を迎える。ここから駒大は、谷崎や谷平のアタックポイントで3連続得点を決める。しかしサーブアウトで相手に得点を許すと、そこから相手も3連続得点を決め、点差は思うように開かず試合は拮抗。その中橋本がネット際にアタックを決め、ピンチサーバーで出場した共田が流れを作り、20-25でこのセットを取る。
 この流れで勝利を収めたい第4セット目、谷平がライン際にアタックを押し込むなど好プレーが見られたものの、アタックでのミスが目立ち、相手に複数回の連続ポイントでの得点を許してしまう。それでも7-9から、齋藤のアタックポイントや相手ミスでの4連続ポイントでリードは許さなかった。その後も一進一退の攻防は続き、試合が動くのは21-20から相手の強いアタックなどを受け3連続で失点する。そこから、谷平が何度もアタックを打つものの相手ブロックに阻まれ、特典に失敗し、23-25でこのセットを落とした。
 後がない第5セット、序盤は1点を取り合うシーソーゲームに。しかし相手の強いアタックに悩まされ、点差を縮められず試合は中盤に。11-14から齋藤のアタックポイントなどで3連続ポン糸に成功するも、勢いは相手に傾いたまま、相手に2連続ポイントを許し、14-16でこのセットを落とし敗戦。今季の全カレが終了した。


◆鈴木淳平監督
「(試合の総評は)4年生は4年間の最後ということで一試合一試合最後の試合、勝負事で、こういう内容で負けたことは今後の人生の糧にしていただきたい。入替戦勝って一部で残ったことは4年生は一つ大きな仕事をしてくれたので、それを引き継ぐ3年生以下は今試合の内容も今までの取り組みも含めて反省して来年からの春リーグに生かしていただきたい。(具体的には)1セット目の中盤、リードしていたところから逆転をされたこと。全体を通しても、セット数2−1からの逆転など。こういう試合内容で負けるっていうのはあると思うし相手ありきのことなので、自分たちの思い通りにいかない点はある。しかしそれを考慮しても自らの甘さから試合を難しくしていた。細かいパスのミスだとかブロックのミスだとかが意識の甘さ、爪の甘さが目立った。4年生が最後っていうのはわかるけど4年生任せだった。(4年生に対してのメッセージ)4年間いろいろあったが彼らは彼らなりに頑張ってくれたし、大学4年間でバレーを終える人も多いが、幸い続けられる人もいるので、そういう意味ではバレーを4年間やってきたことを繋げていってもらいたい。バレーを辞める人は実社会、仕事だとかそれぞれの将来や人生にいままでのバレーボールで培ってきたようなことを生かしてもらいたい。4年間頑張ったということについてはよくやってくれたと思っている。お疲れ様でしたという言葉をかけてあげたい」

◆曽田一也主将(社4)
「(今日の試合を振り返って)集中力が欠けている部分が多くあって簡単なミスとかが出てたのでそういうところが敗因に繋がってしまった。(ベンチからコート内をみていて)雰囲気は良かったが、やっぱり相手の方が優勢だった。こっちに勢いがなかった、押されている感じがあった」

◆谷平拓海副将
「(試合を振り返って)状態は万全じゃなかった。いつもよりは100%出すことはできなかったが、今の自分のできるプレーは全部やったかなと思う」

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