• 多くの選手が印象的だと語った入替戦=駒澤大学二子玉川キャンパス体育館で(清野雄太郎撮影)

  • コーチとしてチームを見守ってきた新田=墨田区総合体育館で(元井可奈子撮影)

  • 大黒柱としてチームに貢献した曽田

【引退特集】1部昇格の喜びと2部降格をかけた入替戦を経験した4年間を振り返る

[男子バレーボール部](2019年12月04日 18時05分)

11月27日に行われた全日本インカレをもって引退となった4年生たち。この記事では、選手が試合直後に語った4年間への思いを掲載する。

◆谷平拓海副将(現4)
「(4年間過ごしてきて)4年間、高校や中学とは違って、学生主体でやることが多くて、やっぱり2部落ちたり、1部上がったり、1部守ったりとか色々波瀾万丈だった。総合では負けた試合の方が多かったが、勝った時の喜びを選手同士で分かち合えた時は今まで以上に嬉しかった。負けた時も選手同士で試行錯誤できたのも、学生時代ですごい充実したなと思っている。(この1年間副将をやってみて)やっぱり難しかった。まだ、自分たちが下級生の時とかは自分のプレーやサーブのことばっかりやっていた。それが4年生になって、やることも格段に増えるし、もっと試合に向けて気兼ねなく練習したいなと最初は思っていた。(最後の方はどうだったか)どうなんですかね。もっと自信を持って役目を果たしたと言えない時点で残念かもしれないが、ちゃんとできてたかは下に聞いてください(笑)自分ではそこは判断つかないです(笑)(下級生に向けて)春リーグが始まってしまうので、今日から4月に向けて育ったチームが1年を通してどんどん強くなっていくと思うので4月が鍵。本当に春リーグはじまるとあっという間。(4年間の中で一番印象的なエピソードは)掘り出せばあると思うが、毎日楽しかったし、試合は確実に楽しかった。やっぱり自分達の代の年が楽しかった。(同期に向けて)残りの人生で一線を退く人もいれば、バレーを続ける人もいるので、またどこかで会おうって感じ。絶対にバレーボールに触れないという気はないと思うので。人生の中で一回くらいは会えるんじゃないかな。(今後の進路は)富士通のカワサキレッドスピリッツ。とても楽しみ」

◆曽田一也主将(社4)
(バレー部での4年間はいかがだったか)同級生は4年間一緒にいてずっと1年の時から仲良くて恵まれていた同級生だった。後輩も自分のわがままとかに付き合ってくれて本当1年間ついてきてくれてありがとうという気持ち。(印象に残っているエピソード)今年の入替戦で勝ったことが印象的。負けたことの方が多かった。全体的に4年間を通していい思い出ばかり。先輩からよくしてもらったりとか自分たちの代で後輩に(試合の結果的に)よくしてあげられなかったのが悔しい。(後輩に向けてメッセージ)3年生は最上級生になってすぐまとめるのとか結構難しいと思うが、そこを同級生で協力しながらできると良いかなと思う。1年間で良いチームになると思うので、1、2年生はそこにしっかりついていって支えてあげられれば今年より良いチームが作れると思う。頑張って欲しい。(同期に向けてメッセージ)自分がキャプテンになってから結構わがままを通してもらったりとか結構してもらって、プライベートとかでも結構仲良くなったので別れるのが寂しい。でもずっと会えないわけではないのでまたどこかで会いたい」

◆齋藤浩貴(歴4)
「(4年間を振り返って)引退してから振り返ると、ありがたいことにまさか日本一のレベルの高いリーグでできたことが個人的には嬉しかった。とりあえず、高校3年間よりもあっという間だった。(印象的だったエピソードは)2年生の春リーグ。スタートで使ってもらった時がターニングポイントになった。そこで1部に上がってからは自分たちをスタメンに使ってくれる先輩方や先生がいる中で、しっかり結果が残せたと思うので、その時が大きかったと思う。(後輩に向けて)一緒にやっていて頼もしかった。今の3年生はこれからチームのトップとして、多少ギクシャクしたり、僕らの代みたいに勝ちきれなくて焦ってしまうこともあると思う。そういう時はみんなで乗り越えて欲しい。まず今の3年生が団結して、後輩を引っ張ってもらいたいと思う。(同期に向けて)同期はずっと良い意味でふざけあう位、仲が良くて。みんなでご飯行ったり、オフの日はどこかに出かけたり本当に楽しかった。高校の時に対戦していたチームメイトもいたので、こんな人とできるんだと嬉しかった。同期は本当に頼もしかった」

◆新田拓巳(商4)
「(4年間を振り返って)1部でプレーできたことが何より良かった。教育実習に行っている間に1年生の技術が上がっていたり、チームとして成長していたので、違う形で貢献できたらよりチームが強くなるのではないかと思い、コーチとして頑張ってきた。(印象に残っている場面は)全カレ。リーグとは全然違い、戦うチームも地方ごとに全然違うので、全カレは特別なものだった。(後輩に向けて)毎年そうだが、今年以上の成績を残せるよう、もっと練習して頑張ってほしい。(同期に向けて)今まで本当にありがとうというのと、これからバレーを続ける人もいるので、もっと高いレベルで頑張ることになると思うので、応援したい」

◆尾形哲郎(経4)
「(バレー部での4年間は)特に4年生の1年間は1番長く感じた。最上級生でやることもいっぱいあるし、下級生の面倒を見ることもあるし。あと、とにかく4年生全体が仲が良いのでふざけるところはふざけて、練習中には厳しいことを言い合ったりして。4年間やった中でやっぱり4年目が1番濃かった。(印象的だったエピソードは)春季リーグの時は入替戦にいかず、8位という成績を残したが、秋季リーグになって勝てなくなってきて、厳しい状況になって、チームの雰囲気も硬くなっていた。そんな状況の中、入替戦であの雰囲気の中で勝てたのはやっぱり大きかった。(後輩に向けて)毎年、東日本インカレも全日本インカレもベスト16以上にいけていないというのもあるが、そういう過去の成績にとらわれずに自分たちの力を信じて、いけるところまで最後まで頑張ってほしい。(同期に向けて)ここまで内容の濃い大学生活を送れたのは同期のみんなのおかげだと思ってるので感謝してもしきれない。(今後は)地元に戻って、クラブチームでバレーを続ける予定。

◆橋本直幸(政4)
「(4年間を振り返って)あっという間で個性的な同級生とメンバーに囲まれてとても楽しかった。(印象に残っているエピソードは)たくさんありすぎて選べない(笑)全てがエピソード。(後輩に向けて)自分たちの不甲斐なさで最後の試合が負けてしまったのでその分仇をとってほしい。(同期に向けて)同期のみんなには色々支えてもらってここまできたので感謝の気持ちを伝えたい。このチームで、この同期で4年間を過ごせてよかった」

◆共田信一(歴4)
「(4年間を振り返って)僕は一般(入試)で入学したので推薦ではない中でどうやってメンバーに入れるのか考えていた。自分にとってそれがサーブだったので、最初の頃はずっとサーブ練習していた。3年生の頃からサーブで使ってもらえるようになったので、一つ極めることができて良かった。(印象的だったエピソードは)普通の授業と教職を取っていたので、あまり練習に出ることができない時があって、部活との両立が難しかったなと思う。(後輩に向けて)良い子たちだった。来年こそは自分たちの目標が達成できるように頑張って欲しいと思います。(同期に向けて)同期は一般で入学しても、最後まで一緒にやってくれて感謝している」

◆浅野元輝(G4)
「(4年間を振り返って)自分はメンバーに入れることがなかったが、コートの外で応援の中心になって4年間頑張れたので悔いはない。(印象に残っているエピソードは)冬休み前の学年対抗レクリエーションで4年生でチームを組んで自分も一緒に4年生とバレーができたことが印象に残っている。(後輩に向けて)今年の反省点を見直して、今年よりもレベルの高いチームにしてもらいたい。(同期に向けて)心配かけたりしたがチームを引っ張ってくれたり試合で頑張ってくれたり、とにかく感謝のありがとうを伝えたい。(今後はバレーは続けるか)地元のクラブチームで9人制のバレーをやる」

◆大木隆平(現4)
「(4年間を振り返って)同級生や後輩とうまくやれていたと思う。上級生になって運営していかなければならない立場になって、いろいろなことに責任がついてきたり、練習メニューを組み立てたりするのが大変だった。そこが力不足だったと感じていて、その部分を頑張れたら今日の試合の最後ももう少し良くなってしたと思う。(具体的にどんな部分か)仕切る側なので、仕切る側がミスしたりしていると下に言えなくなったしまうことがあると思う。上がミスをしてしまい、足を引っ張ってしまう場面があり、そこを最後まで変えられなかったのが悔いが残っている。(印象に残っている場面は)最後の試合で、谷平や齋藤など出場している4年生が多く、今までのリーグ戦だと負けが込んでいて、声が出ていなかったり雰囲気が悪くなってしまっていたりしていたが、今日は決めた後に喜んで声を出して走り回っていたりしたので、毎回外から見ている身としては、そういう部分で成長したのを見ることができてよかった。(後輩に向けて)後輩は性格が良くて努力をすると思うので、それを継続していけば自分たちよりも良い成績を出せると思うので、頑張ってほしい。(同期に向けて)一番長い時間バレーボールをやってきて、家族よりも時間を過ごしたので、みんなこれから就職などをしてバラバラになるのは悲しいが、それぞれの道で頑張ってまた集まれればいいなと思う」

◆荒船温(国4)
「(4年間を振り返って)大学に入り、アナリストという仕事を始めて、力が足りない部分があって勝てない時期もあった。やりがいのあるし役目をやれたというのは良かったと思う。(やろうと思ったきっかけは)もともとバレーボールをやっていて、マネージャーとしての選手のサポートの中で、自分の経験を生かしてデータを取るなどして試合に貢献できる違うアプローチの仕方として、大学に入りアナリストをやってみたいと思った。(どのあたりが力不足だと思ったのか)他の学校が3、4人でやっている仕事を基本的に1人でやっていたので、手が回らない部分があった。自分がやりたいデータを提供できなかったり、他の学校と比べて情報としては足りない部分があったりしたので、4年生最後のリーグは全敗で終わったので、その部分は何かできることがあったのではと思う。(印象に残っている場面は)入替戦。リーグの最終週を迎えずに入替戦が決定したので、普段は決定してから1週間だが、今回は2週間を使い毎日死ぬ気でビデオを見て対策をした。あの試合で勝てたのは大きい。(後輩に向けて)アナリストをやってチームのよくない部分を見てきたので、4年生が抜けて大変になると思うが、駒大らしく頑張ってほしい。(同期に向けて)2年生で辞める寸前まで行ったが、頑張ってここまできて、入替戦や最後の試合を見て頑張ってきて良かったと思える同期だった。アナリストとして力が足りない部分があったが、頑張ってプレーしてくれたので、感謝したい」

◆石戸美咲(社4)
「(4年間を振り返って)あっという間だった。4年間が本当に速く過ぎていった。マネージャーの先輩たちが2年前に引退されて、そこからマネージャーとして一番上の学年になった。今まで先輩に頼ってきた部分があったので、その意識が変わったと思う。選手を支えられるようにと思ってここまでやってきた。(4年間で一番印象に残ったのは)今季の入替戦。(後輩に向けて)これから3年生はあっという間の1年間になると思うし、1、2年生はその3年生についていって欲しい。頑張ってほしい。(同期に向けて)本当に4年間お世話になりました。これからもよろしくお願いします」

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