• 「今までで一番動けていた」と監督に評価された横山。=三ツ沢公園陸上競技場で(阿部愛実撮影)

  • 星も監督に評価されたが、失点シーンでの自分のミスを課題とした。

2失点敗戦も、"一生懸命"戦う姿が見えた試合。

[サッカー部]JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 第17節・桐蔭大戦(2019年10月21日 23時50分)

JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 第17節・桐蔭大戦が10月20日、三ツ沢公園陸上競技場で開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
駒大0-2桐蔭大


【メンバー】
GK
1 松村 優太郎[4年=長崎総科大附高]

DF
15 藤田 比呂[4年=札幌大谷高]
3 星 キョーワァン[4年=矢板中央高]
6 猪俣 主真[2年=三浦学苑高]
17 前田 武勇[4年=広島ユース]

MF
24 米田 泰盛[3年=駒大高]
8 横山 玄徳[4年=千葉U-18]
13 江崎 巧朗[2年=ルーテル学院高](→66分 7 荒木 駿太[2年=長崎総科大附高])
14 米田 大介[3年=浦和東高](→64分 16 加々美 文斗[4年=鎮西高])

FW
9 高橋 潤哉[4年=山形ユース](→66分 11 森本ヒマン[3年=矢板中央高])
10 薬真寺 孝弥[3年=長崎総科大附高]

【SUB】
GK 22 杉本 陸[3年=新潟明訓高]
DF 19 松村 王貴[3年=洛北高]
DF 28 相澤 佑哉[1年=熊本ユース]
MF 32 仲田 瑠[1年=長崎総科大附高]


インカレ出場権獲得のために勝ち点3が欲しい中で迎えたリーグ戦第17節。リーグ2位の桐蔭横浜大と対戦した。

主導権を握りたい前半、ロングボールを高橋に当て相手陣深くへ攻め込もうとするが、後続が続かず流れを生み出せない。すると前半15分、サイドチェンジから頭で繋がれ、反応した相手のセンタリングは逆サイドのフリーの選手に。胸トラップからシュートを冷静に流し込まれ失点を喫する。米田泰、米田大の仕掛けや、薬真寺のセットプレーから再三チャンスを演出するが得点には結びつかず、スコアレスで前半を折り返す。

勝利のために得点の欲しい後半、19分に米田大に替えて加々美を投入。24分には高橋に替えて森本、江崎に替えて荒木を投入し攻撃の活性化を図る。森本が空中戦の強さを見せ、荒木も再三のドリブル突破からゴールを狙ったりと交代選手が躍動。立て続けに凄まじい猛攻を仕掛けるが1点が遠く、後半41分には桐蔭大に一瞬の隙を突かれてこの日2失点目を喫し万事休す。果敢な攻撃も実らず、結果は0-2の敗戦となった。

また、試合後に秋田監督は勝負弱さもあったが一生懸命に戦ったと特に横山、星の戦う姿勢を評価した。


◆秋田 浩一監督
「(今日の試合を振り返って)勝負弱かったという印象。みんな一生懸命に戦ったと思うが、勝負どころで(相手に点を)入れられてしまって点数を取れなかった。(一生懸命やったところはどんなところか)みんな今までよりはボールに行けたし、切り替えることができた。特に横山とか(星)キョーワァンとか。横山は今までで一番動けていたと思う。全てがというとわからないが、一生懸命やっていたように僕は思った。その上で勝ちきれないというのは少し実力が足りないのではないのかな…と。(攻撃的な選手を途中投入した意図は)交代選手は点数を取るため。荒木はシュートもうまいし運動量もある。相手がバテてきていたり足をつった選手もいたので、彼の運動量が生きるかなと。森本もヘディングが行けるかなという感じ。(チャンスも多かったが)(横山)玄徳のも入ったかと思ったが、仕方ない。これも実力のうちなので謙虚に受け止めてやるしかない。(けがをしていた選手が復帰しつつある状況だが)けれど、まだ思うように走れないし戦えないので今いる選手でやるしかない。厳しいと思う。ただ今日も何人か怪我したので、人が居ないというのが現状。(次節への意気込み)もう負けられないので是非勝ちたいと思う。やるしかないので頑張りたい」

◆星 キョーワァン(法4)
「(今日の試合を振り返って)チャンスも多い中で前半立ち上がり早い時間に失点してしまって、後半にチームがイケイケのムードでそこで2失点目してしまったというのは悔やまれる失点だったと思う。(桐蔭戦に向けてどのような話し合いがあったか)前回明治と引き分けて勝ち点3を取れなかった中で、昨日順天が負けてると言うのもあって今日の試合は勝てば上位陣に喰らいつけるような勝ち点だったので、そこは意識してやったが結果がついてこなかったので悔しい。(2失点の原因は)相手がやってくると分かっていたサイドチェンジのところで失点してしまって、2失点目に関しては自分とキーパーのところの連携ミスだったのでそこはイージーだったと思う。(個人としての課題は)チームが苦しい時にもっとチームのためにプレーしなければと思うし、自分が出ている以上ああいう風なミスで失点してゲームを壊してしまうというのは今後絶対あってはいけないと思うので、そこは自分の責任。(自身のキャプテンとしての立場からチーム状況はどのように感じるか)勝てていないのでチームとして厳しい状況にあるが、来週試合があるのも決まっているので取れるようにとにかくやっていくしかない。そこは折れずに自分達らしく最後までやっていきたい。(次節に向けて)とにかく勝ち点3というのが大事なので、取れるようにやっていきたい」

◆横山 玄徳(歴4)
「(今日の試合を振り返って)絶対に勝ちたい試合だったが、早い時間に失点してしまい、落としてしまった。どうすれば勝てるのか掴めない状況で悔しい。(早い時間の失点後どんな声をかけたか)失点したことは一回忘れて、もう一度0-0で自分達のサッカーをしようと話し合った。そこから長い時間失点しなかったので…あとは自分もそうだが(点を)決めること。(2失点目については)あのプレーはやってはいけなかったと思う。しかもやってしまったのは4年生2人で反省というか、悔しかった。もったいない失点だった。(監督から(横山選手が)良かったという評価だったが)前半0-1で折り返して本当にやらなければいけないという気持ちになった。一番はバランスを取る役目だが、今日はどうしても勝ちたかったので気持ちが前に出過ぎてしまった。次はもっと周りを見てシュートも決めるようにしないと…勝ちにこだわりたい。(シュートも惜しかったが)本当にあれを決めていれば逆転も可能だったので、外れてしまい残念だった。(最近シュートを意識しているか)そう、やはり前が取れない状況なので、ボランチとかが点を取れればという意識はしている。あとは練習あるのみ。(次戦に向けて)筑波戦は個人的には手厳しい相手なので守る時間も多くなると思うが、今はうまくいっていないのでとにかくきっかけを作りたい。(きっかけを)作って波に乗りたい」

◆前田 武勇(国4)
「(今日の試合を振り返って)明治戦は(失点を)0に押さえられたが、今日は最初に失点してしまいそこは声をかけるしかなかった。(最初の失点は)みんな明治戦の時ほどまとまって全力で守備が出来ていなかったからだと思うし、2失点目もあれは蹴っていれば防げたことでもったいない失点というか、特に4年生が声を出せていなくてまとまっていない試合だったと思う。(守備に攻撃にアクティブに動いていたが)そこは自分の特長だと思う。そこで自分ができることをチームの為に全力でやるだけだと思っている。(惜しいクロスもあったが)もっと精度をあげてFWの選手が当てるだけでゴールできるようなクロスを上げられれば完璧だと思う。(守備としてどんなところが重要だと思うか)守備面では特に個人的になるが、1対1のところで負けている時にもっとどんどん詰めて行かなければいけないと感じたのと、一回完全にクロスを上げられたシーンがあったのでそのように相手を100%で押さえられるようにしていきたいと思う。全体的には後半に自分達のペースになっていたと思うが、あの時のバランスを保ちつつ最後まで集中して裏に抜けても皆で声をかけてカバーしあっていければ良かったが、今日はそれができなかった。(引き分けに持ち込めるかと思われたが)得点の方がいまいちで枠を外してしまった。シュート練習をしているが、今日もバーの上を越えていったシュートが多くあり、そこは本当に集中して日々の練習からみんなでやっていくしかないかと思う。(次戦の意気込み)やることは変わらないのでそこは皆で声をかけ合って徹底してやっていけたら絶対に負けないと思うので、やっていきたい」


なお、次節は10月26日、中央大学多摩キャンパスサッカー場にて14:00より筑波大と対戦する。
◆中央大学多摩キャンパスサッカー場
〒192-0393 東京都八王子市東中野742-1
・小田急多摩センター・京王多摩センター駅より京王バス「豊田駅北口」行乗車、「中央大学」下車、徒歩5分
・JR「豊田」駅北口より京王バス「京王多摩センター駅」行乗車、「中大西門」下車、徒歩5分
・多摩モノレール「中央大学・明星大学」駅より徒歩20分
 ※モノレール駅からグラウンドまではかなり距離がございます。ご注意ください。

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