• ランでダウン更新を図るQB#1樋口=富士通スタジアム川崎で(野村聖撮影)

  • パスで着実にダウンに貢献したQB#4油井

  • 先制となるTDを決めたRB#29割谷(岡田あおい撮影)

底上げ狙い下級生投入も、攻守噛み合わず敗戦

[アメリカンフットボール部](2019年06月23日 09時56分)

2019年春季オープン戦対専修大戦が6月16日、富士通スタジアム川崎で行われた。結果は以下の通り。

●駒澤大BLUE TIDE14ー24専修大学 GREEN MACHINE〇
第1Q (14―0)
第2Q (0-9)
第3Q (0-8)
第4Q (0-7)

オープン戦最終節の相手は、
昨年BIG8でしのぎを削ってきてきた専修大学。

前半は専大のオフェンスからスタート。前節とは打って変わったDF陣が機能し相手をブロック、攻撃権を獲得。QB#1樋口を中心にパス、ランで確実に1Dを獲得していき最後はRB#29割谷のTDで先制に成功。その後、駒大のキックオフのボールを相手がファンブル。そのボールをDB#2佐伯がすかさずキャッチ、そのままTDし差を広げる。その後相手にTDを許すも前半を14-9で折り返す。後半に入ると専修に攻め込まれる時間が続いた。ランを中心にゲインされるとそのままゴールまで運ばれTD、逆転を許す。さらにプレーも決められ14-17と離されてしまう。流れを取り戻したい駒大は果敢に攻めるも相手DFのQBサックなどにより得点を奪えない。加えて、終了間際にダメ押しとなるTDを専修に決められ試合終了。14-24で専修の勝利となった。

◆新倉晴彦監督
「(早大戦と比べてDFが変わっていたが)今日は下級生を練習させる試合でほとんどが2年生だった。経験の試合だった。(試合を振り返って)序盤のオフェンスはスターターでいったのでリズム良くいけてさらっと点を取ることができた。それからはちょっとずつ(スターター以外の選手を)混ぜたらまだまだだった。オフェンスはスターターでやっても噛み合えば法政の時みたいになるし、噛み合わなかったら早稲田の時みたいになる。まだまだ安定感の無い中、下のメンバーを入れてしまうと余計ほころびて上手く得点につながらなかったという感じ。(後半ではQBがタックルされることも多かったが)それは若手のオフェンスラインが1対1で漏らしていたのかなと思う。(良かったところは)DFの若手でトライされたりキックのミスから1本繋がったのがあったが、デビュー戦のやつらばっかだった割には良かったのが収穫。あとはキックオフで良いカバーをできていたところ。(悪かったところは)QBは今回は全然(ダメ)。(春のオープン戦の総括は)1試合しか噛み合わなかった。DFはまあまあ安定しているとは思うが、オフェンスはもうちょっと。噛み合えばいいのだが下級生がうまくいっていない。QBはどっちがスターターか決まっていないのでそこが少し安定しない。(夏の練習では)もう反復のポジションなのでたくさん練習していこうと思う。やることはもう明確になっているので、どうしても就職活動などもあると思うがやっていきたい。今は授業などもあるのでそこまで(練習に)時間を割けていないが、夏は割と時間があるので。(秋リーグでの目標は)もちろん優勝。日大戦はしんどくなるが。(日大は)もちろん強いし、1年間試合をやってきていなくて体を削っていない。相当でかくなってきているので、正攻法ではいかない。ちょうど、日大戦、桜美林戦がが山になってくると思うのでその前に取りこぼすことなく勝っていきたいと思う」

◆八鍬智也主将(G4)
「(今日の試合を振り返って)去年降格したチームに負けるというのは非常に悔しい。タックルミスだったり、今日までの3戦で出ていた課題がそのままミスにつながって失点してしまった。しかし、後半から下級生に出てもらい経験を積ませることができたのは良かった。(前回とディフェンス陣がかなり違ったのは)監督、コーチ陣と話し合って今回は下級生に(出てもらう)ということにした。底上げをして層を厚くしていくために経験を積ませようと。(周りの選手に多く声掛けをしていたが)今日自分は出場の機会が無かったので、その分、自分の取り柄でもあってチームに貢献できるところは声なので。ひたすら声出していた。(前半良い流れだったが)そこは本当に良いモメンタムを掴むことができたと思う。キッキングて点が取れたのも良いことだし、オフェンスも良い流れだった。(後半については)ディフェンスがずるずるきてしまって、オフェンスにプレータイムを与えてあげられなかった。得点機会が少なかった。時間刻ませてはいたが、結局そこから時間を使われて点を取られるという一番良くないケースになってしまった。(オープン戦全体を振り返って)下級生が非常に成長してくれたというところは良かった。課題は4年生がまだまだリーダーシップを発揮できていなくて、チームで一つになれていないところ。4年生は『上級生の厳しさ』が足りていないのでそこが夏、秋にかけて必要。(夏の練習は)7月は大勢入部してくれた1年生の育成と、基礎の部分をたたき込む。強いチームほど基本がしっかりしているので。8月に関してはリーグ戦の1か月前に入ってくるので、実戦に向けた練習をバチバチやっていきたい。(秋季リーグ戦の目標は)全勝優勝でTOP8昇格。簡単な道ではないし今の実力では及ばないが、可能性はゼロではない。自分たちにできることから常にポジティブマインドで頑張る」

※掲載が遅れたことをお詫び申し上げます。

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