• 格上相手に果敢に攻め、チームを引っ張り続けた#4油井=駒澤大学玉川グラウンドで(菅野真由子撮影)

  • QBとの息の合ったプレイで得点に貢献したWR#19武田(大黒哲志撮影)

  • 正確なキックでFGを量産したWR#16小川(中村将基撮影)

攻撃陣が躍動!シーソーゲームを制しTOP8法政相手に大金星!

[アメリカンフットボール部](2019年05月25日 01時01分)

2019年春季オープン戦対法政大戦が5月19日、駒澤大学玉川グラウンドで行われた。結果は以下の通り。

〇駒澤大BLUE TIDE33ー28法政大ORANGE● 
第1Q (3ー7)
第2Q (24ー21)
第3Q (6ー0)
第4Q (0ー0)

オープン戦第2節の相手は、2018年秋季リーグTOP8、3位の法政大学。

1Qは、駒大のオフェンスからスタート。格上相手に試合序盤から果敢に攻める駒大。今回先発に抜擢されたQB#4油井のラン、WR#82海野、WR#88岩田のパスキャッチで順調にゲインを重ね残り10yd地点で進めた。TDはならなかったものの、WR#16小川がきっちりFGを決め3-0と先制に成功する。しかし、法政もすぐさま反撃。相手の強靭なフィジカルに駒大ディフェンス陣が押さえこまれ、そのままTDを許してしまう。その後は点の取り合いが続き、#17鈴木、#4油井、#84佐久間がTDを決めるも、前節の課題だったタックルミスなどから、相手にリターンタッチダウンなどを許してしまう。その後もパントなしの一進一退の攻防が続き、27-28の1点差で前半を折り返す。後半は前半と一転、お互いパントが続き我慢の時間が続いた。そして迎えた3Q終盤、RB#29割谷のランからゴール前まで進めると、これをQB#1樋口が自らディフェンス陣をかわしTDに成功。33―28と逆転に成功する。続く4Qで法政の猛攻を受けゴール寸前まで進められるも、ディフェンス陣が奮起しブロック。その後も法政の猛攻をしのぎきり試合終了。TOP8相手に大きな勝利となった。



◆新倉晴彦監督
「(試合をふり返って)前半お互いにパントなしで、オフェンスはお互いによかった。法政相手によくやったなと言うのが一番の印象。オフェンスは何より反則が一個もなくて、先週はそこでファンブルなどのミスに繋がってしまいゲームを崩してしまっていたので、インターセプトは一回あったけどそれはしょうがないので、内容としては全然良かった。中でも#4油井がすごく良かったと思う。(前節のQB#1樋口選手にかわり、QB#4油井選手の先発起用について)元々、ゲームコントロール出来るのは油井だけど、去年の経験値は樋口に比べるとないので前節までは樋口をスターターに起用していた。先週の試合に油井が出て、いい動きをしていたので今回先発で起用しようと思った。それがうまくはまって、リズムもつかんでいたのでそのまま交代せずいきました(前節の課題だったファンブルやタックルミスに関して、今節はどうだったか)ファンブルはゼロだったので良かった。けが人が結構出てしまったけど、それでタイムアウトを消費することもなかったので、その点でも良かった。でも、タックルミスに関しては、キックオフカバーで1本TDされたのは、完全にタックルミスが原因なので、まだまだだなって感じです。(次節も強豪の早稲田が相手ですが対策と意気込みを)まだ相手の映像を見てないので、何ともいえない。相手は関東チャンピオンで賢くやってくるチームだけど、フィジカル面では法政よりは多少は落ちるので、フィジカルの勝負になると思います。アメフトは基本キッキングとディフェンスなので、そのどちらかが相手よりも勝れば勝機はあると思う。今回はオフェンスが点を取れたのでよかったけど、取れないときに今日みたいにノーパントで点を取られてしまうとゲームは決まってしまう。オフェンスがうまくボールコントロールが出来れば、ディフェンスもプレイしやすくなると思うので、けが人が多く出て心配ですが、勝ちに行きたい」

◆八鍬智也(G4)
「(格上に勝利した率直な気持ちは)めちゃくちゃ嬉しい。(ホームでの試合だったが)ホームだと毎日毎日練習している場所なので、空気感に慣れているという点で今日は有利だったと思う。(前半は一進一退の攻防だったが)前半の間はディフェンスが踏ん張りきれず毎シリーズ得点を取られてしまった。その分オフェンスが#4油井を中心に良いリズムでゲームを組み立ててくれたので、前半を一点差で抑えることができた。ディフェンスをやっている自分としてはオフェンスに感謝している。オフェンスの助けがあったので、大きくゲームが崩れずに済んだのが良かった点。(ディフェンスの課題は)先週と同じくタックルミス。やはり春だと相手を知るスカウティングがなかなかできない。そういう情報不足な時にどれだけヒットやアタックで相手のオフェンスを壊すことができるかという点ではまだ全然甘いので。相手を壊すことと、タックルミス(をなくすこと)この2つが課題。(後半無失点だがハーフタイムでの指示は)前半良かったので後半もっとできると言っていた。前半で28点取られたが『うちのディフェンスはこういうものじゃない』というのと『オフェンスももっとアグレッシブに行ける』というのを言って、それが得点につながったので良かった。(次の早大戦の意気込みは)本日の法大が関東3位ということで、そこに対して自分たちが通用する部分があって、逆に一つ上のリーグになると通用しない部分も多くあった。早大の場合は今回よりもレベルが高く、細かく一つ一つのプレーをしてくるチームなのでそこに対して自分たちはスローガンでもあるチャレンジャー精神を忘れず取り組むことが勝利への道だと思う。チャレンジャーマインドを持ち続けることが早大には必要」

◆油井彬成(商2)
「(今日の活躍について)オフェンスとしてはあれが普通。あれはやって当たり前。あれをやらないと次に進まないし、点も取れない。QBとして活躍していたと言われるが、全然あれが普通。今日は当たり前のことがちゃんとできたから勝ったということ。(先発QBとしての起用だったが)自分は初めての先発起用だったが、監督が先輩よりも自分を使ってくれたということでチャンスだと思った。今日からずっと活躍してこのまま勝っていかないと、監督も認めてくれないし、有名にもなれないと思う。アメフトの悪いイメージを払拭したいというのもあり、自分は今日先発として頑張った。(次戦は昨季リーグ優勝の早大だが)自分としては常に勝つことが目標。どんな時でも相手より一つ上を目指しているので、勝って当たり前という気持ちで行く」


※掲載が遅れましたことをお詫び申し上げます。

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