• スリーポイントを打つ櫻井=駒沢オリンピック公園総合運動公園屋内球技場で(曽根優衣奈撮影)

  • 負けたけど、ナイスゲームだったと語る澁田(澤田遥香撮影)

  • 日大のビッグマンとマッチアップする星野(元井可奈子撮影)

一部日大に好プレーを見せるも...僅差で惜敗し、ベスト8入りならず。

[男子バスケットボール部](2019年05月02日 15時10分)

第68回関東大学バスケットボール選手権大会が5月2日、駒沢オリンピック公園総合運動公園屋内球技場で行われた。結果は以下の通り。


【スコア】
●駒大 74-78 日大○
(1P 18-23)
(2P 14-22)
(3P 15-20)
(4P 27-13)


【スターティングメンバー】
PG 澁田怜音(経3)
SG 渡邉陸(営3)
F 櫻井啓翔 (法4)
F 星野太我(営3)
C 前原碧生(文3)


ベスト8進出をかけ、リーグ一部の強豪校・日大と対戦した。第1Qの前半から攻守ともに相手に食らいつくと、澁田のシュートがコンスタントに決まりポイントを重ねる。しかし徐々に追い抜かれ、10ポイント差が広がると駒大がタイムアウト。直後、金久保のシュートを皮切りに巻き返しを図り、18-23で第1Qを終える。第2Qの序盤から劉大鵬(経2)が相手のビッグマンをかわし、点を重ね26-26で日大と肩を並べる。しかし、フリースローの失敗が重なるなどのミスで32-45で前半を終えた。
第3Q、序盤で相手にリードを許すも、中盤に差し掛かったところで澁田がドライブで切り込み2ポイントとフリースローを取得。会場を湧かせると共に、駒大が勢いづく。ラスト4分、星野が櫻井と渡邉のアシストによりスリーポイントを2本決めるなど、連携プレーで得点が続く。しかし点差は縮まらず、18点差で最終ピリオドに挑むという厳しい展開に。第4Qの開始早々、櫻井が連続でシュートを決め、金久保もゴール下で相手からファウルを引き出し、一気に流れを駒大に引き寄せる。相手のシュート率が悪くなり始めた中盤、澁田が連続で得点を決め63-67と4点差に迫った。しかし、日大も粘りを見せ、74-78と点差そのまま第4Qが終了。惜しくも僅差でベスト8入りは叶わなかった。


◆櫻井啓翔
「(今日の調子は)前半あまり良くなかったが、気持ち良く打たなければならないと思ってやったら(シュートが)入ったので良かった。(第4ピリオドのタイムアウト後かなり攻めていたが)今日は攻めようと思っていたのでシュートをバンバン打っていった。(相手は一部校だったが)今までだったら相手が一部だと気持ち的に小さくなってしまう部分があり、そういう部分で負けていた。今回はそういうのを無くして、一部だからというのではなく、同じ大学生として戦っていこうと思っていた。(スタメン唯一の4年生だが)下級生にはのびのびやって欲しいという気持ちがあったので、落ち着かせたりとか指示を出したりとか、そういう気持ちでフリースローの時は(チームに)声をかけていっていた。(フリースローの時は何を話しているのか)『ディフェンスこのまま続けよう』とか『もう少し頑張ろう』とか試合として大事なところを話したりしている。(最後はどんどん巻き返して会場のボルテージも上がっていたが)調子がいいからという気持ちでやってしまうと、相手もすぐ追いついてくると思うので、気を抜かないで同じことを続けようとやっていた。(リーグ戦までの課題は)背の高さというのはどうしても難しいところがあるので、それをどう担っていくのかということ。それと高さの面で負けてしまうリバウンドは絶対足らないと思うので、今年始まった時から言っているが、リーグ戦まで(その思いを)削らずに1年間注意していかなければいけないと思っている。(リーグ戦への意気込み)去年は2部リーグ3位だったので、今年は1位を目指して戦って一部昇格が出来ればいいなと思う」

◆澁田怜音
「(自身の調子は)シュートが入らなくても入っても、自分がシュートを打つのではなく周りにパスを出していこうとしていた。そういう意識で試合に入っていたので、前半は良くないかなと思ったけど後半はシュートが入り始めたので良かった。(後半からシュートの入りが良くなったが切り替えはどうやってやっていたか)全部守ることができたり、オフェンスで上手くいくことは絶対ない相手だという話をチーム全体にしていた。多少のミスは切り替えていこうと自分からも言っていた。そういう意味でもシュートが入らなくても、切り替えられるようにやっていた。(一部校相手にどういう気持ちで挑んだか)一ヶ月前にあった日大との練習試合ですごい点差の開いた負け方をしたので、みんなの気合の入り方はいつも以上に高かったと思う。(日大と対戦してみて)一部と二部の差を感じた。すごいプレーや、僕らにはどうしようもないプレーもあった。それが一部の普通だと捉えているので、差を感じたがトーナメントは一回勝負。捨てる事ができるところは捨てるとか、トーナメントならではの怖さを感じた。僕たちが一部で三部の相手に試合をしていてやりづらさを感じていたから、帝京平成大に接戦した時も一回勝負で怖かった。今回は立場が逆で僕たちが下だった。同じやりづらさが相手の方があると話はしていたから、思いっきり行けた。(今日に向けて準備は)一昨日が帝京平成大戦で昨日が練習だった。練習ではみんながコミュニケーションをとっていて、スカウティングも力を入れていたのでゲームプラン通りにできて良かった。負けたけどナイスゲームだった。(新チームの状態は)正直、まだ物足りなさを感じている。結果的に一部に負けているので満足はしていないし、まだ甘いプレーもあったので直さなきゃいけない。4年生が就活でいなかったり、学生主体(のチーム)なので自分たちでやらなければいけない。僕も試合に出ている以上、チームに関わらないのは無責任だと思っていた。そこは意見するようにしている。来年、僕たちの代になったら4年生はいないので来年の練習という意味でも前に出て声をかけるようにしている」

◆星野太我
「(今日の試合は)悔しい試合だった。特にフリースローを決めて点を取れていたら、もっと良い試合になっていたと思う。(試合中は攻めているように見えたが、どのような気持ちで挑んだか)絶対勝ちたいと思っていたのと、自分が勝たせたい(勝ちに関わりたい)と思っていた。(外からシュートを打つ機会が多かったように思えたが)自分はバスケ界では身長が小さい方であって、相手は(ガタイのいい)外国人選手が多く、離すディフェンスを使ってくるので、そういう時に外からシュートを打っていた。(第4ピリオドのラスト1分はどのような気持ちで挑んだか)澁田がかなり攻めていたので、澁田に決めてもらおうと思いながら自分でも狙っていた。(新チームとして始動し始めてからの、チームと個人、それぞれの調子は)チームの調子は、日大と練習試合をした時は圧倒的な差を感じていたが、この1ヶ月色々なチームと戦ってきたり今日戦ってみたりして、変わってきたところはあるなと思った。個人としては、スキルアップできてきたとは思うが、よく言えば今日はスキルだけに頼らず、もっと中に切り込んでいければもっといいと思った。(秋季に向けて)自分は身体が弱いので、もっとトレーニングなどをきっちりこなして、ふた周りくらいフィジカルを大きくして強くなってリーグ戦も戦いたいと思う」

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