• ブロックを自身の強みに挙げた尾形=駒沢大学体育館で(元井可奈子撮影)

  • 今試合からスタメンとして復帰した森田

中大にフルセットで惜敗...無念の4連敗。

[男子バレーボール部](2019年04月20日 16時27分)

平成31年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対中大戦が4月20日、駒沢大学体育館で行われた。結果は以下の通り。



<スコア>
駒大2-3中大☆
1set(22-25)
2set(25-23)
3set(18-25)
4set(25-11)
5set(9-15)



<スターティングメンバー>
1 谷平拓海(現4)
3 齋藤浩貴(歴4)
5 尾形哲郎(経4)
9 森田凌雅(営3)
11 山根晏輝(G3)★
12 山田大悟(経3)
28 江藤巧(法1)

★はリベロ



<最多得点>
齋藤浩貴 29得点 {アタック 52本中27本(決定率51.9%)、サーブ 2本}



ホームである駒大玉川キャンパスで行われた5戦目。
第1セットでは、谷平のサービスエースから始まり、序盤ブロックアウト、サーブミスなど些細なミスを連発する。しかし、中盤に差し掛かると森田の強烈なサーブなどから点を奪い合うシーソーゲームの展開となった。途中粘ったラリーでは谷平のナイスレシーブで点を獲得。駒大の粘り強さが垣間見えた。終盤に差し掛かると徐々にペースを掴むが、中大のスパイクで点を取られサーブミスなどが相まって22-25でこのセットを落とす。
続く第2セットは谷平のキレのあるスパイクで駒大が先制。そこからお互いに譲らぬ展開となり、点を取り会う形に。中盤に差し掛かると谷平のスパイクで連続得点獲得。そこから17-17の場面、ピンチサーバーで入った坂口の安定感のあるサービスエース、森田のサーブで畳み掛ける。フェイントミス、ブロックミスが続くものの終盤に差し掛かると中大のサーブミスが目立ち、齋藤のスパイクで2セット目を23-25でもぎ取った。
続く第3セット、序盤から中大の攻撃陣により4点連続失点。駒大も負けじと食らいつき、齋藤、山田らの攻撃で3点連続ポイントを重ねるも相手の強烈なサーブに翻弄され、6点差をつけられる。後半も中大優勢でゲームは進み、谷平のスパイク、尾形のブロックがハマる場面もあったが18-25でこのセットを落とす。
追い詰められた第4セットだったが、前セットの悪い流れを断ち切るかのような齋藤のスパイクでスタートをきる。前半に山田、谷平の活躍で2度のブレイクを重ね、駒大リードで迎えた11-8の場面。谷平にサーブが回って来たタイミングで駒大に流れが大きく傾く。谷平の強力なパワーサーブで相手を乱し、攻撃の機会を作り出す。特にラリーの続いた11、12点目では粘り勝ちで点を獲得し、「繋ぐ」バレーを体現する駒大のプレーが光った。齋藤、森田、尾形のスパイクポイントに加え、谷平のサービスエースにより9点連続得点。相手にブレイクを取られながらも冷静に点を重ねる。ラストスパート、齋藤がサーブのターンで一気に連続得点し、25-11の14点差という大差でこのセットをものにする。
このまま流れを持っていけるか注目の第5セット。中大は第4セットの劣勢状況を物ともせず、スパイク、ブロックポイントで流れを掴む。齋藤のサーブミスをきっかけに5点連続失点を許してしまい、一気に点を取られ9-15でこのゲームを落とす。



◆鈴木淳平監督
「(試合の総評は)最終的にフルセットまでいったが、最初のつまずきなどが防げたら勝つ可能性は大いにある試合だった。少し残念で勿体無い気もするが、トータルでリーグ戦。負け方としては最高の負け方と思う。(先週と変わった点は)メンバーの構成を組み直す必要があったので、一から作り直したことは今試合に限っては良かったと思う。(今試合までの)数日間、学生たちはやるべきことは何かということを見つめていた。今試合のメンバーに関してはどういう戦い方をしなければいけないか、悩みながらだったが(学生たちは)良い決断をしたと思う。結果的に負けたが、そういう物事を決断する時には大きな勇気がいる。リスクは負いながらも必要だということを学んだのではないかと思う。こういう考え方を維持してみんなでまとまってやろうということを継続していければ、内容も良くなって結果もいずれついてくると思う。(次の東海大戦に向けて)今日のことは置いておいて、次は次でベストを尽くす。対戦相手として難しい敵が続く一部だが、めげることなく粘り強くやって欲しい」

◆尾形哲郎
「(自身の調子は)良い方だったが、個人的に前からサーブが課題だったので、そこがまだ課題のままだと思う。(チームの調子は)先週までは連敗がストレートで続いていて、雰囲気が良くなかった。今回の試合に関しては、上向きに向いた良い内容で試合ができたので良かったと思う。(試合中に意識していることは)雰囲気づくりに関しては最上級生なので、コート内にいる後輩を率先して声出して引っ張っていけたらと思っている。プレーはブロックが得意なので、どれだけ遅れても触りに行ったり、レシーバーがレシーブしやすい状況を作れるように意識している。(個人の今季の目標は)個人賞は狙っていないが、チームが勝てるようにブロック、サーブ、スパイクと自分ができることをしっかりやっていこうと思う。(次の東海大戦に向けて)出ている相手の全スパイカーは打点と身長の高さの桁が全然違う。自分はブロックで絞れるコースを絞ってレシーバーがレシーブしやすい状況を作り、相手にクイックを使われると厄介なので、サーブで攻めてクイックを使わせないようにすることを目標にしたいと思う」

◆森田凌雅
「(自身の調子は)前の週まで体調が良くなくて、試合に出ていなかった。今試合で出させてもらい、自分の中で万全の状態を作って挑めたので良かったと思う。(久しぶりの試合で緊張は)今年初の試合だったので、緊張はあった。が、3セット目くらいから自分のプレーができるようになった。(コート内での役割は)全プレーに関わるポジションなので、どこも平均以上にできるようにならないといけない。ポイントポイントでしっかり自分の持ち味を出せるように頑張りたい。(ホームでの試合で惜敗したが)勝ちたかったが、最後は持っていかれてしまった。(次の東海大戦に向けて)自分たちよりも断然上なので、どれだけ食らいついていけるか。自分たちの良さはサーブなので、そこで攻めることができたら良いと思う」

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