• 試合前に整列する駒大=東海大学湘南キャンパス総合体育館で(徳増和樹撮影)

王者・早大に屈し、無念のストレート負け

[男子バレーボール部](2019年04月15日 16時46分)

平成31年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対早大戦が4月14日、東海大学湘南キャンパス総合体育館で行われた。結果は以下の通り。


<スコア>
駒大0-3早大☆
1set(23-25)
2set(17-25)
3set(16-25)


<スターティングメンバー>
1 谷平拓海(現4)
3 齋藤浩貴(歴4)
5 尾形哲郎(経4)
11 山根晏輝(G3)★
12 山田大悟(経3)
14 坂口遼(国3)
19 萩原蘭汰(G2)
28 江藤巧(法1)

★はリベロ


先週に引き続き負けが重なる駒大。今回の相手、早大は昨年の春季リーグ、東日本インカレ、秋季リーグ、全日本インカレで4冠を果たした王者。2連敗で不調な駒大だが、果たしてどこまで早大から1点でも多く点を奪えるか。
第1セット、序盤から早大が王者の実力を見せつける。点差をつけられ背中を追う形になる駒大であったが落ち着いて一点一点を重ねて行く。8-11の場面、山田のクイック、尾形のブロックでブレイクを挟みつつ、ジリジリと点差を詰めていくものの早大はなかなかリードを許さない。しかし、11-15の場面で、齋藤のサービスエースや谷平のボールさばき、山根のボールアウトの判断力が重なりチームに良い流れが生まれ、6点連続ポイントを獲得する。ここで追い越すも、すぐさまブレイクで取り返す早大。やはり王者は手強く、一気に20点台に到達されてしまう。2点差を維持するも1度も追いつけないままこのセットを落とす。
続く第2セット。駒大の得点から始まったものの、その後3点連続で失点。なんとか流れを変えようと鋭いスパイクを打つが、早大の正確なブロックによって阻まれてしまう。11-14の場面、早大の安定したサーブ、隙を突いたスパイクに翻弄され、一気に点差が7点に開いてしまう。ギリギリまで攻めの姿勢を見せるが、17-25でこのセットを落としてしまう。
ここで雰囲気を一新するため、ピンチサーバーの坂口がスタメンに。巻き返しを狙い第3セットへ。1点目は早大に取られたが、駒大も負けじと2点奪い返し、順調な滑り出し。7、8、9点と、山田、坂口が力強いスパイクで相手に食らいつき、連続得点を許さない。しかし、早大が11点目を迎えると流れを相手に持っていかれ、10点の大差をつけられてしまう。相手の弱点を狙った齋藤、粘り強く打ち続けた谷平のスパイクが決まり、3点連続得点。両者、点を奪い合う展開となったが、点差はなかなか縮まらず、16-25でこのゲームを落とす。

◆鈴木淳平監督
「(試合の総評)まず早稲田は正確な戦い方であまり大きなミスもなく。ただ相手の出方は分かりやすくシンプルなので1セット目のようなしつこく繋いでっていうのがある程度できれば相手のミスを誘えたり、こちらのポイントに繋がることがもっとあったんじゃないかなと思う。2、3セット目はそういうのが全くダメだった。もっと粘らないといけない。(昨日と比べて改善できた点は )コートの人もベンチの人も元気出して声出していこうというのは見てとれた。彼らなりの頑張り方なのでそれは続けてやってもらいたいし、そういうことででも失点を防げたら、点数に繋がる流れみたいなものが生まれると思う。負けてしまったが、懲りずに続けてやってもらいたい。あとはメンバー入れ替えたりだとかそういうのを想定してすべきだったんだとは思うが、あまりにも固定しすぎてて、代わりに出るメンバーもまだまだしっくりきてない。来週以降どういう風にするのかもまた学生たちが議論をして考えてもらいたい。(次の試合に向けて)目標を高く持ってそれに向かって努力するのは大事。が、現実を見て実際何が起きているのかをちゃんと把握して努力目標と到達目標2本立てで、頑張って達成したいことと確実に達成しなければならない。例えば今の1勝3敗ということであれば、下位争いに巻き込まれて入替戦の可能性は出てくると思う。そうならないようにするには勝つにしても負けるにしても途中で勢いをなくしてしまったり、気持ちが切れてしまったり、声が出なくなったりというのはまずい。確実にそこ達成しなければならない。それがあって、上位を狙っていけるような位置、8位でも7位でも1個でも順位が上がって終われれば1番いいのかなと思う」


◆谷平拓海副将
「(個人の調子は)悪くはなかった。(昨日の試合を振り返ってチーム全体で意識したところは)昨日はだらけた試合で、恥ずかしい試合になってしまったのでミーティングの中でもそういうのはみんな認識してて別人になったつもりでやっていこうと臨んだが、詰めの甘いプレーが出たというか、しらけるようなプレーが出てしまうところに関してはうちの弱いとこだなと反省してる。(個人で改善したところは)技術的なところはないが、出だしを気をつけて慎重にやろうという感じだった。ここまでくると技術的な問題ではないと思うので強いて言えばそこだと思う。(次の試合に向けて一言)やっぱり悪い流れが来ているのはみんな認識していると思うのでいい雰囲気、且つ正確なプレーっていうのを集中力が欠けたプレーがないように全勝するつもりでやっていく」

◆坂口遼
「(今日の調子は)練習の時よりは調子は出なかったが、雰囲気が悪かったので、盛り上げられるように意識した。(試合中にスパイクを多く決めていて、調子が良いように見えたが)自分が全然試合に出なくて、早稲田の選手もどういうプレーしてくるかわからなかったと思う。それで最初は決まっていたが、後半になるにつれて全然決まらなくなってしまった。(サーブも決まっていたが)練習したので結構できていた。(今回の試合を振り返って)自分たちのダメなところがいっぱい出て、それを直さないと次からの試合がきついんじゃないかと思う。練習も変えていったほうが良いと思う。(これからの試合に向けて)また出る時があったら、もっと工夫してスパイクも決められるようにして、もっと雰囲気を盛り上げられるようにしたい」

※掲載が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

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