• 上位を食っていくプレーをしたいと語った山田=東海大学湘南キャンパス総合体育館で(岡田あおい撮影)

  • チームの良い流れづくりに貢献した井澤

1セットも奪えず日体大に黒星

[男子バレーボール部](2019年04月15日 16時37分)

平成31年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対日体大戦が4月13日、東海大学湘南キャンパス総合体育館で行われた。結果は以下の通り。


<スコア>
駒大0-3日体大☆
1set(15-25)
2set(22-25)
3set(22-25)


<スターティングメンバー>
1 谷平拓海(現4)
3 齋藤浩貴(歴4)
5 尾形哲郎(経4)
6 橋本直幸(政4)
11 山根晏輝(G3)★
12 山田大悟(経3)
19 萩原蘭汰(G2)
28 江藤巧(法1)

★はリベロ

春季リーグ第3試合、相手は秋季リーグ2位の日体大。勝ち点をどこまで重ねられるかが今後の鍵を握る今試合。
第1セット、スタートは格上日体大に負けず劣らず、取って取られての攻防を繰り返す。今回の相手、日体大には2m越えの新入生、鬼木錬の鉄壁ブロックが駒大に立ちはだかる。が、この高さのある日体大のブロックを逆手に取り、谷平は相手ブロックに何度も球を当て、コートに球を戻し、攻撃の好機を待つような戦術が目立った。しかし、ゲーム中盤、相手に連続4得点を許したことにより、流れは日体大に。その流れに呑まれてしまい、15-25の圧倒的な点差をつけられこのセットを落とす。
切り替えたい第2セット。冒頭、谷平のスパイクポイント、齋藤のブロックポイントによりブレイクをとるも、日体大・主将の仲本賢優の攻めたサーブに翻弄され、すぐに取り返されてしまう。日体大にリードを許しながらも5-5の場面での江藤のツーアタックや、山田のブロックポイント、齋藤の3枚ブロックを抜くコントロール力のあるスパイクで必死に食らいつく駒大。後半、17-19で井澤星斗(営2)のサーブが上手く相手にはまり、サービスエースをとる場面もあり、チームの雰囲気も盛り上がる。しかし、日体大は駒大ペースを許してはくれず、そのまま点を重ねられ22-25でこのセットを落とす。
追い込まれた第3セット。このセットから前セットで橋本と交代した萩原蘭汰がレギュラー出場。出だしから4点連続得点し、日体大ペースを断ち切れたように思えた。が、6-5の場面から日体大に連続得点を許してしまう。江藤が仕掛けたツーアタックにも落ち着いて対応し、秋季リーグ2位の実力を見せつける日体大。この連続得点により一気に逆転され、駒大が追いかける展開に。萩原のスパイク、齋藤のブロックポイントでブレイクを重ね、逆転し返すも、すぐに日体大に追いつかれる。簡単には逃がしてもらえず。依然として日体大ペースでゲームが進む。駒大の攻撃陣で必死に相手に食らいつくも点差は埋められず、第2セット同様、22-25でこのゲームを落とす。


◆鈴木淳平監督
「(試合の総評)全くだめだった。駒大が準備不足で全く力が出しきれない、そんな内容だったと思う。(日体大対策は)それはやっていた。相手の特徴ももちろん把握してやってたし、その準備も完璧ではないがやって臨んだ試合だったので非常に少ない場面だったが、それが上手く機能してる場面も何回かはあった。が、大半がお互いがお互いに持ち味を出しきれないような試合で、どちらかというと我々の方が上手くできなくて相手のレベルを無理やり引きずり下ろして、非常にレベルの低い内容だったと思う。(明日の試合に向けてどう調整していけばいいか)リーグ戦なので勝ち星だけではなくセット率も関わるし、得点率も関わる。勝つにしても失点を少なく、失セットを少なく。負けるにしてもなるべくセットをとって得点をとって負けられるかどうか。勝ち方も重要だとは思うが、どちらかというと負け方の方が重要かなと。今日の負け方に関しては最低だと思うので、1点でも多くとるためには何をしなければいけないのか。1点でも多く失点を抑えるためには何をしなければいけないのか。分かってることだが、それをきちんとできないのは問題だと思う。(次戦の早大戦に向けて一言)どこか初戦で勝てたところが練習の緩み、試合の緩みに繋がって、2戦目3戦目負けたことでまだ3戦目ではあるが早い段階で危機感を煽るというか、やばいという空気を持って、お互いに厳しくお互いに求め合って、今日の試合とはまた違った内容の試合。それが勝てればいいですし、負けるにしても今日の3試合で出てる課題であるとか、張り切ってやってるなとか自信持ってやってるなというのがもっと伝わるようなプレーをしてほしい」


◆山田大悟(経3)
「(今日の調子は)普通だった。良くもなく悪くもなく。チームの雰囲気としては慢心というか、雰囲気が重い感じかした。練習からずっと感じていた。(その理由は)会場が広かったりだとか、自分たちの声が通らない中で足も動かなかったりして、雰囲気に飲まれたところがある。(日体大への対策は)ローテーションを変えて自分たちは臨んだが、相手もその裏の裏をかいてきていて一本取られた感じ。(試合を振り返って)応援してくれている人たちに失礼な情けない試合をしてしまった。簡単なボールが落ちてしまったり、必死さが伝わらないプレーが多かったと思う。(声かけは)一応みんなするが響かないというか、届かない感じがした。情けない試合だった。(ブロックで意識したことは)コースを塞いで、後ろのリベロやレシーバーが取りやすいようにコースを限定させるようなブロックをできたらなと思ってやった。(チームとして意識していたことは)今日は第1、第2セットでのサーブミスが多かったので、第3セットからはミスを減らして、なおかつ攻めていけるサーブをするようにと話していた。(次戦に向けて)気持ちを改めて、チャレンジャーとして上位を食っていけるようなプレーをしたい。(今季の目標は)チームは上位を狙うこと。個人としてはチームで活躍するようにしたい。ブロックでもスパイクでもサーブでも自分が関わるプレー全てで活躍したい」

※掲載が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

発行冊子最新号一覧背景(左)

男子バレーボール部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)