• 試合終了直後厳しい表情で整列に向かう選手=神宮球場で(坂上仁美撮影)

  • 初回2点本塁打を浴び、天を仰ぐ辻本(中川達夫撮影)

  • 4回酒井良の2点適時二塁打で反撃したが……

  • 8回2死満塁で大飛球を好捕し、ベンチで迎えられる若林。敵将・杉本監督がその才能を絶賛した(清野雄太郎撮影)

勝てば首位返り咲きだったが……。東洋大に投打で圧倒され、最下位転落

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対東洋大3回戦(2018年10月11日 18時22分)

東都大学野球秋季1部リーグ対東洋大3回戦が明治神宮球場で10月11日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

東洋大 300 100 001 =5
駒 大 000 200 000 =2

      打安点
(8)若 林300
(7)緒 方400
(4)菅 野320
(3)岡田耕200
(5)平 野410
(9)酒井良322
(D)巴 山410
(2) 長 310
 H  菅 100
(6)砂 川200
 H 鵜 飼100
     計3072

       回 打安点
●辻 本 3 2/3 21103
 白 銀 2 1/3 800
 多 崎 3   1541

 先発の辻本宙夢(政4)は初回先頭打者に安打を許すと、1死二塁から内野安打と失策で先制される。さらに2死二塁から5番小峰聡志に左翼ポール際に2点本塁打を浴びてしまう。辻本はその後も毎回安打を許し、4回途中10被安打で降板。4回には捕逸で追加点を与えてしまった。打線はその裏菅野赳門(商4)、平野英丸(地3)の安打などで1死二、三塁とし、酒井良樹(法4)が右中間に2点適時二塁打を放ち反撃する。だが、ここで相手投手が先発の梅津晃大から前日の先発上茶谷大河に代わると、後続は続けず。以降上茶谷の内角直球に苦しみ、凡退を重ねた。投手陣は辻本の後、白銀滉大(法4)、多崎蒼司(経4)とつなぎ、今季初の2桁安打で勢いに乗る東洋大打線を抑える。8回表には2死満塁から中堅後方への大飛球を若林楽人(現2)が好捕し、チームを盛り上げた。だが9回表、2死一、二塁から右前への小飛球が適時打となり追加点を許すと、最後の攻撃は甲斐野央に抑えられ試合終了。勝てば首位に返り咲く一戦だったが、痛恨の敗戦で最下位に転落。優勝の可能性は残すものの、自力優勝が消滅した。

◆大倉 孝一監督
「(勝ち点を落とす結果となった)悔しいに決まっとるやろうよ。(辻本投手の調子は)中1日だからね、出来る時間の中で出来る調整は当然してきた立ち上がりだから。(少し球も浮いているように見えたが)球も浮いてたしコントロールも甘かった。あれは初戦の入りとは違う。(捕手の長選手にもいらいらするような場面があったが焦りからか)それはあるだろうな。(今日の辻本・白銀・多崎の継投は想定内か)想定内。初回でも2回からでも白銀は行くつもりでいたので。(多崎投手は『急だった』と話していたが)急というか行くよということは伝えておいたけど、どこで行くかはゲーム次第なので。(初回の無死一塁の場面緒方選手は犠打を選択しなかったが)初回に3点入って、雰囲気がこれは3点では終わらないな、と。今日は取られるであろうという予測と、あとは仕掛けられる、走れるということね、というのが試合見ててあったので。ゲッツーになっちゃったね。(初回の失点が失策で少し守備の乱れも見られた試合だったと思うが)1塁の暴投ね、あれは飛びついて取ったやつを必死で投げたやつなので。(ミーティングの後に長くコーチと話されていたが何を)当然今後のスケジュールだよ。この後亜細亜と残っている国学をどう獲りに行くかというために、今からどういうスケジュールで行くかということを打ち合わせしてたんだよ、綿密に。(試合全体を見て、今まではどんな試合でも雰囲気が変わらないようにと仰っていたがどうか)いや、それは心配はしていない。これで落ちるようなチームだったらそれはへっぽこ監督だよ。ここで選手たちのテンションが落ちるように指導してたら監督がぼろだよ。そのことは信用しているから。(選手はみな悔しさを見せていたが来週に向けどんな声をかけるか)どんな声をかけるというか、やっていることの精度を上げて行くのはずっと同じだから、春からやってることは全く同じ。ただこれからは落とせないゲームが続いて行ってそれをもっと要求される。そのことに対しての、レベルアップだよね。レベルアップを図るということだな、メンタル的にも。(負けられない試合が続くが次戦への意気込みを)意気込み?他のチームのことは知ったこっちゃない。亜細亜を獲りにいくことをもう一回準備をしていくということやね。選手たちはよくやってる、監督の責任だって書いておいて」

◆酒井 良樹主将
「(試合を振り返って)悔しいと言うのが一番。そのなかでも昨日ああいう失敗をして、もう一回全員で食らいついた。とにかく球数を多く投げさせて大げさに変えようと言う話をして試合に入った。昨日に比べてしっかりプレーもできて、チャンスもいくつか作れたけど、あと一歩力が及ばなかった。(昨日よりも攻撃の際ベンチからよく声かけがあったが)いつもそういう風にやろうといっている。特にチャンスだからと言うわけではなく、練習からやっていることだ。(4回裏の右中間への適時二塁打について)とにかく、繋いでいくという意識だった。(出塁が多かったが)繋ぐ意識だった。(チームが少し冷静さを欠いてしまうシーンが見受けられたが)リーグ戦のなかで、で一つ一つしっかり学ぶ。また、次のカードにこのケースを越えるという意識をもって、残り毎日練習しやっていきたい。(次戦への意気込みは)やっていることを変えるという気はない。やってきたことは間違えではない。それが終盤のねばりにつながったり、いい自信になってきている。あと2カード、前を向いてやっていきたい」

◆辻本 宙夢
「(試合前監督からの指示は)特になかったが、序盤の点数はいいからどんどん勝負をしていけと言われた。どんどん勝負をしていって結果打たれたが、勝負していくということに関しては良かった。(勝負をしていくとは)バッターから逃げなかった。どんどん向かっていけたので、そこはよかった。(コントロールがいつもよりよくなかったように見えたが)自分の中ではコントロールがそんな悪い感じはしなかった。余分なフォアボールだけは出すのをやめようと思っていて、それができたのはよかった。(初回ホームランを含む失点の後の気持ちの切り替えは)点を取られても粘ってその後引きずらないようにしていた。そのうち流れが来ると思っていた。(試合中どのような声かけがあったか)まだ全然いける、という諦めない気持ちがみんなにあったと思う。(次の試合に向けて)今日の反省を活かして次戦に臨みたい。またチームで話し合っていきたい」

◆多崎 蒼司
「(昨日に続いての登板だが)結構急だったのでびっくりしたが一応準備はしていたつもりだった。(昨日よりも気持ちが出たピッチングに見えたが)ここまで来たらそういう姿勢を出した方が攻撃陣も繋がるかなと思った。昨日より身体が重かったので、中途半端に行ったら絶対やられると思って(気持ちを)出して行った。(8回に監督と長捕手から声をかけられていたが)二、三塁だったので別に1点入ってもしょうがないから、とにかく今まで通りちゃんと腕振って投げていけよ、という感じだった気がする。(ビハインドからの登板だったが何か変えたことは)特にない。(落としてはいけない試合だった)そうですね、きつい展開になって来た。(9回には追加点を決められた)あそこで取られたから攻撃にも、(相手にも)ダメ押しになった。(次戦に向けて)ここからは下も上もある状態なのでがんばるだけ」

◆長 壱成
「(調子について)良いとは言えない、悪いというと言い訳に聞こえてしまう。悪いなりになんとか仕事をしようと思っていたが、今のところなかなか自分の力が出せていない。(7回先頭でヒットを打ったが、打席で意識したことは)セーフティバントも考えたが、なんとか自分が出塁できれば流れが変わるのではないかと思った。1ー1から甘めに来た球を詰まってでもセカンドの頭の先に落とそうと考えていた、ヒットになったが後が続かなかったのは仕方がない。(凡退時に吼える場面があったが)カッとなる場面があった、そこで吼えないと守りに影響してしまうことが今までにあったので、悔しさをそこで終え、その後の守備に切り替えるために闘志をむき出しにした。(闘志がむき出しになるのは勝ちたいという思いからか)優勝をしたいし、3年生から1年生を1部でこの神宮に残してあげたいとうい思いがある、勝ちたいという思いは春よりも強い。(先発辻本の調子はどうだったか)調子は悪くはなかったが、1戦目の疲れがあった、東洋大打線からは食らいついてくるというか負けられない戦いという気合いを感じた。(リードする時に心がけた点は)長打を打たれたらいけない場面で抑えることを心がけていたが、1回は最悪のホームランを打たれてしまった、その後は抑えられたが、初回のツーランを最後までズルズルと引きずってしまった。(連投となった多崎については)腕を振らせることだけを意識した。ここまで来たら実力とかではなく、気持ちしかないぞといつも伝えていた、今日はそれを出してくれたと思う。(次戦に向けて)泣いても笑ってもあと3試合になってしまうかもしれないので、最後は4年生全員で笑って終われるよう頑張りたい」

◆東洋大・杉本 泰彦監督
「(駒大の印象は)粘りがある。僕が現役の時に駒大が100周年で、最後8勝0敗の駒大と勝ち点4同士で対戦した(1982年春季、東洋大が優勝)。僕の中ではライバルは駒澤だと思っている。(駒大対策は)基本的にはみんなに任せているが、ピッチャーの辻本君、白銀君、多崎君はみんな4年生なので意地がある。それに気持ちで負けないように、押されないように。それだけは注意しなさいと話した。うちはピッチャーが良くて、どうしても点数を取ったら受けてしまう傾向があるので、それだけは避けようと。(昨日9回2死から追いつかれたがショックは)それはない。春も同じだったし、勝ったので。(マークした選手は)僕は若林君が嫌い(笑)。彼は才能があるから。体が強くて、スピードがある。僕が駒澤の選手に期待しているというのはおかしいのだけど、東都のトップになれる逸材だから期待している。なかなか抑えられない選手になってほしいし、成長した彼と対戦したい」

◆東洋大・中川 圭太主将
「(駒大の印象は)強い。執念というか、なんとしても勝ってやろう、絶対打ってやろうという気持ちが全球出ている。守っていて嫌だし、迫力があるチーム。(何度も白銀投手をぶつけられたが)特に意識はなかった。(白銀は)勢いがあるピッチャー。スライダーの変化が小さいので、まっすぐと見分けがつかずタイミングをずらされた。(駒大対策は)中央に2連敗して1戦目も負けた。駒大対策というより、勝ちにいく気持ちを全面に出して、死ぬ気で勝ちにいこうと伝えた。全員いいピッチャーというのはわかっているので、なんとしても打ち崩すぞということだけ。まずは得点圏にランナーを置いて、そこから攻めていこうと。先攻だったので、チーム全体で先制パンチを成功させようという気持ちだった」

◆東洋大・佐藤 都志也
「(駒大の印象は)すごくやりづらいチーム。声や、1球1球に対する執着心が、他の大学とは違う。気を抜けないチームなので、アウト1つを取る重みをすごく感じさせられる。(特にマークした選手は)やはり3番の菅野さん、4番の岡田さんは調子がいいし、足がある。でも全員警戒するというぐらい嫌らしいバッターばかりで、しかも足が速い。いろいろな引き出しがあるので、手強いし、やりにくい。(昨日9回2死から追いつかれたが)逆に今度は自分たちがああいう展開に持っていくために、チームの雰囲気など真似するところはあると思う。そこを意識したい。(駒大とは交流があるようだが)田中佑汰さんの弟(将貴)が東洋にいて、そういうつながりもあって交流させてもらっている。いい人ばかりでありがたい」

*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、1部リーグ対亜大第1回戦は10月16日(火)11:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

発行冊子最新号一覧背景(左)

硬式野球部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

この記事を読んでいる人は、こんな記事も読んでいます

発行冊子最新号一覧背景(右)