またも9回2死からの同点劇!しかし勝ち越せず、延長11回サヨナラ負け
[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対東洋大2回戦(2018年10月10日 20時51分)
東都大学野球秋季1部リーグ対東洋大2回戦が明治神宮球場で10月10日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
駒 大 000 000 002 00 =2
東洋大 100 001 000 01x =3
打安点
(8)若 林500
(7)緒 方500
(4)菅 野410
(3)岡田耕510
(5)平 野521
(9)酒井良300
(2) 長 200
H 鵜 飼000
R 諸 積000
2 鈴 木100
(D)新 田200
HD巴 山100
(6)砂 川200
H 菅 100
6 坂 本100
計3741
回 打安点
多 崎 6 2352
●白 銀 4 2/3 2221
相手先発は今春1試合20三振を献上した上茶谷大河。今日も初回から抑えられると、初回裏には相手の4番中川圭太に適時打を浴び、先制点を与えてしまう。打線は2回に平野英丸(地3)が左前にチーム初安打を放ったが、それ以降は出塁すらできず先発の多崎蒼司(経4)を援護できない。好投を続けていた多崎だったが、6回2死から佐藤都志也に右前打を浴び2回以来の走者を許すと、続く中川に左中間を破られ点差を広げられてしまう。それでも打線は8回代打鵜飼航丞(商1)が四球を選び、ようやく2人目の走者を出塁させると、2死一、二塁の好機を作る。ここは代打菅力也が左邪飛に倒れたもの、続く9回2死無走者から菅野赳門が三塁バント安打で出塁。岡田耕太(市4)、平野英丸(地3)が連打で続き1点を返すと、さらに送球が乱れる間に一気に同点に追いついた。しかし勝ち越せずにいると11回裏、2番手白銀滉大(法4)が2死一、二塁から齋藤元輝に右越打を浴び万事休す。サヨナラ負けで決着は3回戦へ持ち越しとなった。
◆大倉 孝一監督
「(試合を振り返って)やっぱり上茶谷くんが良かったのでね、最初は苦しかった。(9回まで1安打の打線は)だから上茶谷くんが良かったので。センターから反対方向にという指示で入って行っているんだけど、それでも前半対応しきれなかった。最後まで続けていってやっと9回に、2アウトからその形が取れたってことかな。(多崎投手について、本人は6回の失点が余計だったと言っていたが)失点は勿論どれも痛いんだけど、でも本当よく投げてゲームを作っているわけだから、6回の2点目は(しょうがない)。ナイスピッチングだった。(白銀投手について、昨日よりも長いイニングの登板だったが)やっとボールも(いい感じに)来てるし、自分のピッチングが出来ていると思うよ。(2回に多崎投手に対して、11回に白銀投手に対して声をかけていたが)多崎に対しては1点を守りにいくなと。1点を守りにいかなくても良いから状況を見て一人ずつと勝負をしていけと。白銀については、攻めながら歩かしても良い。最終的には満塁が出来ても構わんから、甘いコースには入らないように、攻めていくようにということを伝えた。(長いミーデイングになったがどんな声をかけたか)やろうとしていることが今日出来なかった、じゃあ今度はそれをするためにはどういう準備をすれば良いかということを(話した)。良いときも悪いときも全部それをケーススタディにして、次に徹底的にやり込める、ということを準備していこうと。(明日も試合が続くが)もう負けられないからね、全員で獲りにいくことを同じように、ということかな」
◆酒井 良樹主将(法4)
「(試合を振り返って)低めの変化球があったり、三振があったり、フライが多くなるなどの事が続くと自分達のペースで試合ができない。今までもずっと短く持って粘っていくと言うことをしていたが、それ以上に大げさに意識を変えていかないといけない。(9回表の同点について)自信ではないが、ねばり強さの雰囲気はある。とにかく諦めないでいつも通り、ねばり強く繋げていこうと言う気持ちで入った。(同点直後の自身の打席について)ほんとに情けない。それにつきる。(三者凡退に抑えれてしまうシーンが多かったがなにか改善点は)最初にいった通り大げさに意識を変えないといけない。(ミーティングが長めだったが監督はどのようなことを話していたか)主に明日にむけての戦術・戦略だった。今晩しっかり頭の整理をしてやっていきたい。(明日にむけて)とにかく明日全員で気合いを持って、今日以上の気持ちで入りこみ、全員で戦っていきたい」
◆平野 英丸
「(9回の適時打は)先輩がつないでくれたチャンス。相手のピッチャーもきつそうだったので、初球から打とうと思っていた。(またも9回2死からの得点。リードされていても負ける気はしないのでは)ベンチでずっと『何が起こるかわからない』と言われていた。9回2アウトになっても『まだいける』と思っていた。(ああいう場面では緊張か集中か)意外と緊張していなくて、集中していた。緊張していたら初球を振れていなかったと思う。感じは悪くなかったので、初球を振る準備だけをして、いつも通りセンターを意識して打席に入った。(狙い球は)特になかったが、甘い球を打とうと思った。低めの難しい球だけは振らないように意識した。(春に続いて今日も上茶谷に抑えられたが)低めの変化球を振らされた。ボールを長く見て見極めをすれば、打てないピッチャーじゃないと思うが、今日はチーム全体で序盤それができていなかった。明日どのピッチャーがくるかわからないが、そういうところが鍵になると思う。(次戦に向けて)明日で決まるので、どんな形でも勝ちたい。誰がきてもいいピッチャーだと思うので、粘り強くいきたい」
◆多崎 蒼司
「(試合を振り返って)2アウトからだったので、6回の追加点が余計だった。(春の東洋大戦は4回で降板、今日に向けてしたことは)特別何か変えたつもりはない。ずっと変なピッチングばかりしていたので、(変なピッチングとは)立正とか中央とか点数を結構取られて試合を作れていなかった。気持ち出していこうと思って試合中はずっと声を出していた。それはちょっとは良かったのかなと。(3回から投球が安定したようにも見えたが)そうですね、相手が狙ってきているボールが何となく分かってきて、長が上手く外してくれていたのかな。(援護がない状況だったが)相手の上茶谷投手が良いので援護がないのはしょうがないかなと思っていた。自分がどこまで0で行けるか、というのが勝ちにつながるかなと思っていたので、6回に取られたのが余計だった。(白銀投手に変わってからは試合をどう見てたか)白銀で取られたらしょうがないと思っていた。(明日も試合が続くが)明日取れれば大きいので、取れれば良いなと思う。(次戦に向けて)明日出番があるか分からないが、出番があればしっかりと」
◆東洋大・上茶谷 大河
「(試合を終えて)春と同じことをやってしまった。球はきていたし、今日はこの秋で1番調子がよかった。春も、昨日も、他のチームもやられているので、駒澤さんが9回に強いというのはわかっていたのに、またああやって追いつかれたのはなんでなのかわからない。ただ、これで負けなかったので、次がある。(漫画『ONE PIECE』の)ルフィだってクロコダイルに2回やられたけど、3回目には勝ったので、自分ではポジティブに捉えている。2回やられたら3回目は絶対にやられないと思っている。(リズムよく抑えたが)なるべくテンポよく、フォアボールは出さずに野手にリズムを与えようと意識していた。無四球はめちゃくちゃ意識していたが、(8回鵜飼の打席で)決まったと思ったインコースをボールと言われたところで気持ちが切れて2人目も出してしまった。そこで踏ん張れないのが課題。もちろん9回も課題。まだまだ成長できると思った。(昨日は梅津が先発したが)全然調子が上がらなくて、1戦目は梅津だったのは当然。良薬は口に苦しというので、昨日の夜青汁を飲んだら、今日の朝はすごくスッキリしていた。今日は青汁パワーかなと思う。(ドラフト候補などと注目されるが)そういうことは何も考えていない。勝つことしか考えていない。(明日は)バチバチ。ここから先は負けは許されないので、5連勝して優勝する」
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次戦、1部リーグ対東洋大戦第3回戦は10月11日(木)12:00~明治神宮球場で行われる予定。
■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分
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