• 2回スクイズを決める巴山=神宮球場で(奥野凌河撮影)

  • 4回同点に追いつき盛り上がるベンチ(村上直弥撮影)

  • 8回無死一、二塁で三振に倒れた岡田耕(清野雄太郎撮影)

  • 試合終了直後、うなだれる岡田耕(右から3人目)と喜ぶ亜大選手(中川達夫撮影)

あと一本が出ず、延長戦で敗戦

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対亜大2回戦(2018年10月17日 22時45分)

東都大学野球秋季1部リーグ対亜大2回戦が明治神宮球場で10月17日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

亜 大 000 200 000 1 =3
駒 大 010 100 000 0 =2

      打安点
(8)若 林510
(7)緒 方410
(4)菅 野410
 H 鵜 飼100
(3)岡田耕510
(5)平 野310
(9)酒井良320
(D)巴 山111
 HD新 田100
 HD 東 200
(2) 長 421
(6)砂 川300
     計36102

     回 打安点
 多 崎 7 2672
●辻 本 3 1331

 試合は早くも2回裏に動いた。先頭の平野英丸(地3)が右中間への二塁打で出塁すると、酒井良樹(法4)の犠打で1死三塁に。続く巴山颯太郎(法4)の三塁前へのスクイズが内野安打となり1点を先制した。4回表に先発多崎蒼司(経4)が連打から適時打と犠飛で2点を失い逆転される。だが、直後に岡田耕太(市4)が左中間に二塁打を放ち、平野の死球、酒井良の右前打などで2死満塁の好機を作り出すと長壱成(政4)が三遊間へ適時内野安打を放ち同点に追いついた。その後互いに好機を生かせず。特に8回裏緒方理貢(法4)、菅野赳門(商4)の連打で無死一、二塁としたものの、走者を進めることができず無得点に終わった。延長戦へ突入し、10回表、2死三塁とされると、2番手の辻本宙夢(法4)が中前適時打で追加点を許した。8回に代わってから好投で追加点を許さなかったが、ここで痛い失点を喫した。その裏は三者三振に抑えられ連勝ならず。勝ち点と優勝可能性を懸けて3戦目に臨む。

◆大倉 孝一監督
「(試合を振り返って)投手はよく頑張ったんだけどね。形は出来ているが、得点が入らなかった。(同点に追いついて、延長に突入しての負けだったが)延長も何も試合が続いている以上は。(多崎選手の投球は)辛抱して投げてくれた。ナイスピッチングだと思うよ。(最終回に鵜飼選手を起用した理由は)右対左だし、長打力も鵜飼の方があるから。(巴山選手に代えて、新田選手を起用したのは)捻挫しちゃったんだよ。スクイズ決めた時の一塁で捻挫したから変えざるを得なかった。(あと1本が出なかったが)向こうの投手も良いからね。簡単には出れないんだけど、なんとかそこで食らいついて行く姿勢が必要。やってるんだけどね。(明日の試合に向けて)試合がある以上、また一から全力で行く」

◆酒井 良樹主将
「(試合を振り返って)形はできていると思う。この形でやっていきたい。(チームの雰囲気は)絶対に勝つという意識が強くなってきていると思う。(6回裏の二塁打など、チャンスを作れるバッティングが多かったが、自身の打席は)絶対に勝ってやるという気持ちで立った。(満塁でアウトになってしまうなどあと一歩のところが多く見受けられたが)形はできているので、タイムリーの打ち方と気持ちの問題しかない。難しいのでなかなかわからない。タイムリーの打ち方がわかれば勝てるのではないか。(明日の試合にむけて)絶対に落とせない試合なので、チーム一丸で絶対に勝つという気か持ちを持って全力で戦っていきたい」

◆岡田 耕太
「(あと一本が出ない展開だったが)チャンスは作れていたが、あと一本が出なかった。8回にノーアウト一、二塁で僕が(バントで)送れなかったがそういうところのミスも出ているので、明日に向けて直していきたい。(追い込まれた後、打席内で2歩投手側に立ち位置を変えたが)フォークが決め球なので落ち際を打とうとしたが、無理だった。(中村稔の印象は)イメージはできているが、2試合とも打てていない。明日も絶対くると思うので、どうやって打つか考えていきたい。(次戦に向けて)負けられない試合なので、みんなの力を合わせて総力戦でやっていく」

◆辻本 宙夢
「(試合を振り返って)粘り合いという展開になったが、そこで粘りきれず、悔しい結果になってしまった。(昨日に続いての登板となったが)今日も全然行くつもりでいた、想定内で準備はしていた。(監督からはいつ行くと言われたのか)7回が終わったときに言われた。(今日の調子は)調子とかは気にしていない、行くだけだった。(10回表、代打が出た場面ではどんな事を意識したのか)抑えるだけだなという感じだった、気持ちだけだなと思っていた。(明日以降に向けて)粘り合いという展開になると思うのでチーム全員で戦って行きたい」

◆多崎 蒼司
「(惜しくも試合を落としたが)こういうゲームを落とすとしんどいので、明日に引きずらないように勝てるようにしたい。(中大戦・立正戦を『変なピッチングをしていた』と振り返っていたが今日は自分のピッチングが出来たか)要所要所では出来たが、失点した回は安易に行きすぎたので、連打を食らってしまった。(安易にとは甘く入っという感じか)どちらかと言うと、中村将は出すと足が速かったりして、頓宮にも繋がるから面倒だと思ってストライクを取りに行ったところをヒットにされた。(ただ今日はストライク先行の投球に見えたが)そうですね、あまりコースを狙う感じでは無い。真ん中狙って思い切り投げなきゃと。それは出来たのかなと思う。(得点を許す直前に長捕手や監督から話があったが何を)ゲッツーを狙いに行く中でしっかりと腕振って勝負しなさいと言われた。(7回終了後に交代するのは分かっていたのか)6回終わった時点で、『あと1回だから飛ばしてこい』と言われた。(これまで交代を告げられる前の回に四球や安打を許すことが多かったが、今日は上手いこと切れたか)そうですね。(辻本投手に交代することも聞いていたのか)聞いていた。(今日打撃が不調だったため試合が投手にかかっていたと思うが)野手が取れない中で勝つにはやっぱりピッチャーがしっかり抑えないと。取られても最小失点で切り抜けられるようにしたい。(東洋大戦のときのように3戦目に登板することもあるかも知れないがどんな投球をしたいか)いつもと変わらずしっかり腕振ってバッターに向かっていく気持ちを前面に出せて行ければ良いと思う。(気持ちを出すという部分、今日は出来ていたか)出来た方だと思う。(次戦に向けて)明日獲って、しっかり勝ち点2というのが必要だと思うので頑張りたい」

◆平野 英丸
「(今日の試合を振り返って)相手も必死に向かってきているので、延長に入ってから自分たちのペースが掴めなくなった。少しの差が出たのかなと思う。(その少しの差は具体的にどの辺で感じたか)やはりバントは一気に決めてくるし、そういうところかなと思う。(本日2得点をあげたことについて)積極的に行こうと思っていた。昨日の試合で少し消極的になってしまったので、自分の良さを出して消極的にならず頑張った。(消極的だと感じてしまった部分は具体的にどの辺か)打席でボールを見すぎたこと。追い込まれてしまった。昨日は考えすぎたかなと思う。一打席毎に消極的だった。(今日は昨日と比べどのような部分が変わったか)厳しいコースは打てないので、高い球をまっすぐも変化球も関係なしに引っ張った。(相手先発の山城の印象は)スライダーなどいろんな球を投げてすごいなと。2ストライクまで追いこまれても三振するような鋭いフォークなどはないと自分では思っていたので、追い込まれてもいいから初球からという気持ちだった。(塁に出てからの気持ちは)流れはこっちだったので、なんとか返してくれるという気持ちでいた。(流れが亜大に行ってしまったというのはどの辺から感じていたか)それはあまり…特にどこということは(ない)。亜大も必死でやっていたので。(今日見つかった課題などは)これからチームで反省もすると思うが、先程監督から言われたのは「これからだぞ」と。この接戦で、いつもなら流れはこちらだったが今日は勝ちきれなかったので相手もそれだけ必死にやってくるのでそれは明日も変わらないから、こっちも必死に本気で行こうと思う。(好機であと1本が出なかった原因は)そこは結果なので仕方ない。たしかにあと1本が出ればいい試合だったのかもしれないが、そこは仕方が無いので前向きに。あとは明日勝つことだけを考えていきたい」

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次戦、1部リーグ対亜大第3回戦は10月18日(木)11:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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