• 後半粘るも課題が残る結果となった田村(写真左)・日野=大宮けんぽグラウンドで(奥田葉月撮影)

  • 自分たちのプレーを出せなかったと悔やんだ梶谷(坂田みち撮影)

  • 合宿で課題を修正していきたいと語った日暮(上田あこ撮影)

  • 足の不調を抱えていたものの戦い抜いた清水(奥田葉月撮影)

  • 落ち着いたプレーで流れを取り戻した古川

古川・清水ペア準決勝進出!

[硬式テニス部](2018年09月01日 09時07分)

平成30年度関東学生テニス選手権大会本戦の4日目が8月25日、大宮けんぽグラウンドで行われた。前日の試合の結果、男子ダブルス1組と女子ダブルス2組が出場。結果は以下の通り。


<男子ダブルス>
●日野勇人・田村迅0(0ー6、2ー6)2
木元風哉・田中優之介(早大)○

<女子ダブルス>
●梶谷亜未・日暮春香0(5ー7、5ー7)2
林彩子・下地奈奈(法大)○

○古川真実・清水里咲2ー1(4ー6、6ー3、10ー5)
林彩子・下地奈奈(法大)●


【日野・田村】
インカレ王者の早大ペアとの対戦となった日野・田村。因縁の相手に対し、立ち上がりから調子が上がらずミスが目立つ。俄然勢いにのる相手にストレートで第1セットを奪われた。後がない第2セット、日野がコースをつくナイスショットを決めると、落ち着きを取り戻す。相手のミスも出始め、1ー2で初ゲームを取った。その後も田村がサイドラインギリギリをつく強烈なショットを決めるなど、猛追を見せる。セットポイントからデュースまで粘るも、力及ばず。2ー6で敗れ、セットカウント0ー2という結果に終わった。

【梶谷・日暮】
立ち上がりから強気の姿勢でペースを掴んだ梶谷・日暮。粘り強く拾い、アウトを冷静に見極めてロングラリーを制していく。しかし、相手も食らいつき、強烈なボレーショットで反撃。接戦の末、5ー7で第1セットを落とした。
粘り強く拾いラリーを展開する駒大に対し、浅いショットを逃さず、確実に打ち込んでくる法大。第2セットもシーソーゲームとなった。
高低差のあるショットでコート全体を振り回し合う展開に、次第に相手のペースに持ち込まれる。ポーチボレーで応戦するも、決めきれず。5ー7に終わり、セットカウント0ー2で敗れた。

【古川・清水】
立ち上がりはアウトが目立ち、相手ペースに持ち込まれる。サーブの不調も響き、続けざまにゲームを落としてしまった。それでも、古川が落ち着いてラリーを展開し流れを引き戻すと、清水も強烈なポーチボレーを決め、勢いにのる。しかし、相手も食らいつき、取り返しては取られの状況。最後は4ー6で惜しくもこのセットを落とした。
続く第2セットは1ゲームを先取。そこから、古川が粘り、清水の決め球が冴える形で優位に立つ。6ー3で制し、勝負は第3セットへ。
焦りの見える相手に対し、冷静さを保った駒大。勢いそのままに強気の攻めを見せ、強烈なボレーとスライスショットで翻弄。10ー5で勝利し、準決勝へと駒を進めた。


◆江口淳一総監督
「(今日のダブルスの総括)男子は相手の1人が、日野がインカレでシングルスで負けた左利きの選手で、強いなと思っていたが、やはり歯が立たなかった。良い勉強になった。女子の梶谷・日暮はいける相手だったが、少し後半自分たちが弱気になって守ってしまった部分があって、そこが最後やはり勇気を持っていかないと勝ちが巡ってこないので、リーグ戦までに修正したい。古川・清水は、ベスト4に入れたが、清水はまだ1年生なので、今後の駒大の女子テニス部のためにもすごく大きな勝ちだったと思う。個人戦で勝つとどんどんポイントが貯まっていくので、1年生のうちからこうしてポイントを稼げるというのは大きい。(決勝まで)あと2回いければいいなと思う。(夏合宿に向けて)終わるとすぐリーグ戦で、駒大はリーグで勝たなければ評価してもらえない。そのために学生たちはずっと休みなくやっている。可哀想だが、ここで勝たなければこれまでやってきたことが意味が無くなってしまうので、最後までがんばる」


◆梶谷亜未
「(調子は)いつもより自分たちのプレーが引いてしまう部分があり、相手に先に決められてしまうところがあった。(試合前に目標にしていたプレーは)私たちは結構今大会で2試合ともファーストセットが良くて、セカンドセットの途中で引いてしまって落としたり焦ってしまう形が多かったので強気でいこうという風に話した。ファーストセットも今日はすんなり行かせてもらえてなかったので、強気でいけなかったのが原因かなと思う。(試合を振り返ってみて)攻めているときに1本で決めきれないという部分が多く、それに対して相手はしっかり決めてきたので、同じ2部校でまたリーグで戦っていくのでそこを1本で決めていける決め球を持てるようにしたい。(夏合宿への意気込みは)もうリーグが始まってくるので今度はチームのために何かできるようにしたい。夏合宿で今大会での課題を改善していけるようにチームで頑張っていきたい」


◆日暮春香
「(今日の調子は)調子自体は悪くはなかった。が、インカレが終わって今日まで単・複あったので、疲労としては、気持ち的にも体力的にもあった。(ペアで意識していたこと)インカレから昨日にかけてのダブルスも全然悪くなかったので、いつも通り変えずに攻めていこうと思っていた。(試合を振り返って)4ー4や、5ー5になったときに、リードできた場面もあったが、そこで自分が引いてしまって、結局ゲームの後半で相手にリードされてそのまま持っていかれてしまった場面が多かったのでとても悔しい。(今後の課題は)パンチのあるボレーが全然決まらなかったので、明日から合宿が始まるが、そこでボレーやスマッシュなどの決め球を、1番大切なリーグ戦までに強化して、しっかり決め切れるようにしたい。後は緊張した場面で相手のミスを待つのではなく、自分で決め切れるようにして自信をつけていきたい」


◆古川真実
「(今日の調子は)身体的にはやはり疲れもあったが、ダブルスだけということでコート内での動きは良かったかなと思う。(ペアで意識していたこと)結構2人とも自分たちからやっていかなければダメなペアなので、そこは相手関係なく共通で、自分たちでチャンスを逃さずどんどんいこうという風に話していた。(試合を振り返って)やはり強いペアということもあって、出だしは0ー3までいってしまってあまり良くなかった。が、途中から球に合ってきたというのもあって、ファーストは落としたが、後半は『焦らずしっかりやっていけば平気だね』と話していた。セカンドはうまくはまってできたかなと思う。(修正していきたいところ)出だしが悪いのと、リターンミスやダブルフォルトなどの単純なミスが出てしまうので、そこはもっと丁寧に丁寧にしっかり押さえていかないとダメかなと思う」

※ホームページの不具合により、掲載が遅れましたことをお詫び申し上げます。

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