• アイススケート部の夏季合宿が行われた=やまびこスケートの森アイスアリーナで(中川達夫撮影)

  • 榊原マネージャー(右手前)の指導の下スケーティングの練習に励む選手

  • 午後はセットごとの練習も行われた

  • 陸上トレーニングにも精力的に取り組んだ

アイスホッケー合宿’18~基礎を作り今季も上位へ~

[アイススケート部](2018年08月31日 20時28分)

 アイススケート部の夏季合宿が、8月26日~30日の5日間、やまびこスケートの森アイスアリーナ(長野県岡谷市)で行われた。駒大スポーツは28日(火)に取材を行った。
 合宿中の氷上練習は1時間半を1日2回行われた。午前の氷上練習では基礎練習が中心だった。フィギュアスケート経験のある榊原恵マネージャー(G4)の指導の下、基本的なスケーティングや、体力作りからスタート。その後はFW、DFに分かれシュート練習などのメニューが組まれた。午後はセットごとなどにブレイクアウトやコンビネーションなどに時間が割かれた。
 一昨年の2部優勝を支えた主力の多くが卒業し、今季は転換期を迎えている。秩父宮杯ではこれまで得点のなかった選手に得点が生まれるなど、個に頼らずチームとして得点を目指す姿勢を示した。攻守にハードワークできる力を身につけ、まずは4年連続の上位確保を目指す。

◆渡辺 慎吾主将(経4)
「(合宿の手応えは)今までの合宿以上に追い込めている。(特に強化しているところは)陸上でできる体力、脚力のところはもちろん追い込めていると思うし、氷上でも基礎的なスケーティングから、セットやチームとしての練習を重点的にやっている。フィギュアやっていた子(榊原マネージャー)もいて、フィギュアのスケーティングを取り入れたりしている。スケーティングはこの合宿で上達しなければいけないところだと思っている。(スケーティングはどういうところが生きているか)単純なメニューではあるが、長い時間やるので疲労もある。単純だからこそ難しいというか、特に大学から競技を始めた選手は、いざちゃんとやるとできているようでできていなかったこともけっこう見えてくる。あとは疲れてくるとエッジ乗れなくなったり、蹴る力がなくなってきたり。そういうところも含めてスケーティングになってきていると思う。(フィギュアとホッケーのスケーティングの違いは)ホッケーは回転数で漕ごうとするスケーティング、フィギュアはどれだけ蹴らずになめらかに動けるかというスケートだと思っている。どれだけ回転できるかではなく、どれだけ1回の蹴りで強く長く乗れるかが違いになると思う。それが普通にできるようになり、1歩1歩強く早く進めるようになってさらに回転数が増してくれば、スピードも上がってくる。すごく身になるスケーティングだと思う。(部員の変化は感じるか)自分もやっている側なので、なんとも言えないが、メグ(榊原マネージャー)はすごく上達していると言っているので素直に喜んでいいと思う。(合宿後に取り組みたいことは)セットの中でどれだけコミュニケーション取りながらチームプレーできるか。あとはホッケーIQはいつでもつけられると思うので、そういうところ」

◆榊原 恵
「(スケーティング練習の内容は)フィギュアとホッケーで競技は違うが、スケーティングの基礎は同じだと思っている。フィギュアをやっていた時に練習したスケーティングの基礎を、辛いけどひたすらやっている。(選手を見て足りていないと感じる部分は)基礎ができていない先輩が多いので、そこをきれいに、滑らかにスケーティングできるようになればスピードもつく。今回はスピードの向上、持久力をつけることと、足の筋肉をつけてスピードを出せるメニューを考えた。(選手の変化は)1番最初にやったときよりすごく上手くなった。スピードもだんだんついてきたし、体力はまだかなと思うが、めっちゃ上達して嬉しくて泣きそうになった(笑)。(マネージャーの合宿中の仕事は)いつも通りボトルを交換したり、選手のビデオを撮ったり、あとはお守りを作ったり。練習試合の時は記録を取ったりする。辛いこともけっこうあるが、先輩方が優しいので、楽しい。(今後の意気込みは)まだ仕事を完璧にできていないので、全部完璧にして、選手が何を求めているか瞬時に理解できるようなマネージャーになりたい。あと、みんなのスケーティングを磨けるようになりたい」

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