交流戦は一橋大に大勝。だが、課題も残る結果に。
[硬式野球部]東都大学野球交流戦対一橋大戦(2018年08月31日 20時30分)
東都大学野球交流戦対一橋大戦が8月30日に明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
駒 大 035 022 1 =13
一橋大 030 000 0 =0
打安点
(D) 山 崎321
(8) 太刀岡544
(9) 佐々木421
7 甲 斐000
(7) 山ノ井411
H 中 尾100
5 栗 原000
(3)53小 西411
(5) 橋 本320
H 今 井100
3 笹 木110
R9 高 嶋000
(4) 伊 藤100
H 中山幹100
4 古 薗100
(2) 松本敦321
2 前 川100
(6) 柏 原210
H 粟 野100
5 兼 安000
計36169
回 打安責
星 1 2/3 1132
越 智 2 1/3 910
○田 島 1 300
村 越 1 300
山 本 1 410
2年おきに行われる交流戦は今秋4部に降格する一橋大との対戦。ベンチ入りメンバーは全員2年生以下とフレッシュなメンバーで臨んだ。また、場内アナウンスを下川彩マネージャー(現2)が務めた。
初回から2死満塁の好機を作ると、2回1死一、二塁から山崎雄大(経1)の左前適時打、続く太刀岡蓮(市1)の中越2点適時二塁打で3点を先制する。続く3回にも松本敦輝(地2)、太刀岡の適時三塁打などで5点を追加。その後も毎回安打で相手を圧倒し、7回までに16安打13得点。特に太刀岡は4安打4打点の大活躍だった。試合時間が2時間を越えたため、規定によって試合は7回で終了となり大勝を収めた。
一方で課題も残った。先発の星雄翔(政2)は制球に苦しみ2回途中で降板。3点を先制しながら、直後に四球やミス絡みで同点に追いつかれた。さらに3回先頭の橋本玲汰(法2)が中前へ飛球を放つと、ゆっくり1塁へ。打球は中前に落ち、2塁を狙えた場面だったが、全力疾走を怠ったため単打止まりとなった。その後も打球判断などでミスが見られた。たとえ大差の場面でもやることを変えず、最後まで手を抜かないのが大倉野球。大勝したものの、リーグ戦のメンバーとの差も見えた交流戦となった。
◆高木 陽平監督代行
「(2年連続の監督代行だが)やることは去年とあまり変わらなかった。(大差の試合になったが)最初の入りがあまりよくなかった。そこはAチームも同じ課題。そのあとはよかったと思う。(入りがよくなかったとは)3点取った後、ミスとフォアボールなどで3点取られたこと。(記録に残るミスだけでなく、ポテンヒットで2塁を狙わないなどの場面もあったが)全部駒澤としての徹底事項だが、そういう意識が足りなかった。試合前にも言っているので、それはその選手ができていないのが悪い。(その後も打球判断のミスや全力疾走しないなど場面も見られたが)打球判断は技術的なところだが、全力疾走する、カバーするなどは誰でもできること。そういう選手はAチームに入れない。(多くの選手が出場したが)全員がいい形で出たわけではないが、神宮でできることを楽しんでやってもらえたのなら僕はいいと思う。全員出してやれたのはよかった。(リーグ戦につながっていくか)ヒットも出て、大量得点だったが、リーグ戦はそう簡単にはいかない。1球1球に入りこんでいく姿勢が大事。(越智選手が目立っていたが)今日はよかったが、それまでがあまりよくなかった。(昨年好投した久堀耕平(法3)、植田雄大(法3)などはリーグ戦でもメンバー入りを果たしたが)よければ入れない理由はない。この後の練習が大事だと思う」
◆前川 大成主将代行
「(今日の試合を振り返って)先制点を取れたのは良かったが、その後の守備で同点に追いつかれたことは良くなかった。そこで0で抑えれば前半もっと楽に試合を進めることができた。(この試合主将として臨んでいるが自身の中で意識したことは)交流試合だが、このチームで徹底していることは変わらない。声を出すことやプレーを全力でやることは試合前からしっかりやるように伝えていた。先制点を取ろうということをチームとして話していた。(ベンチの雰囲気がとても良いように見えたが)ベンチでの声はチームで徹底していること。チームの共通認識として浸透してきていると思う。(今日の試合で良い手応えは掴めたか)去年もこの交流試合の流れが秋に繋がった。秋に繋げるために駒大の野球をやろうと話していたがそれが出来てよかった。(捕手として試合にも出場したが)投手陣は課題だったコントロールを克服して投げていた。経験が少ない割にはしっかりと投げていたと思う。(あえて反省を挙げるとすれば)守備がしっかりしていないとだめだと言われているが、エラーから失点した場面がありまだまだ甘さがあるなと思った。(秋季リーグに向けて)チームとしては日本一を狙っている。東都の高いレベルの試合の中で一番になることが大事だと思う。東都で一番になることを前提にチーム全員で戦っていきたい」
◆越智 泰弘
「(試合を振り返って)初めて神宮で投げたので不安はあったが、自信を持ってしっかり投げられた。テンポよくストライクを取って、いい流れにもちこめたのでよかった。(意識したことは)テンポよく野手が守りやすいように。星がなかなかストライクが取れずにテンポが悪かったので、そこを変えたかった。2イニング目、3イニング目も自分でもいいピッチングができたと思う。(特によかった部分は)ストレートも変化球も低めに集めて、ストライクが取れた。そこがよかったと思う。(3イニング目の投球は)初めて。オープン戦、紅白戦などでも2イニングしか投げていなかった。初めの頃は2イニングでも疲れていたが、遠投などを経験しだいぶ慣れた。今は疲れはないし、むしろもっと投げたい感じだった。(神宮のマウンドは)僕は硬い方が好きなので、投げやすかった。駒澤グラウンドは掘れてしまうので。(リーグ戦のメンバー入りも見えてくるかと思うが)入りたい。まだ経験不足なので焦らず経験を積んでチームの力になれればいい。最終的にはAチームで投げるようなピッチャーになりたい。(投手転向したのはかなり最近だがきっかけは)左投げでピッチャーの経験があった。外野でも肩が強いで送球が良かったので、コーチから『ピッチャーもやってみたらどうだ』と勧められ、決心した。左ピッチャーが少ないチーム事情もある。オープン戦の前半は野手で、8月後半からピッチャーになった。(投手経験は)小、中とやっていた。高校は外野だったが、バッティングピッチャーをやっていたので、球数は投げてきた。コントロールには自信がある。(どんな投手になりたいか)左のサイドスローなので、左バッターには絶対打たれたくない。今は2イニング程度だが後々は先発などでも投げれるような、バッターが打ちづらい投手になりたい。(今日は背番号21だが)僕は東野さんにはよくしてもらっていたので、嬉しかった。すごい思いがあるし、投げやすかった。(リーグ戦への意気込みは)まだまだBチームで投げているだけのピッチャーなので、Aチームで監督、チームに信頼されるピッチャーになっていきたい」
◆太刀岡 蓮
「(今日の試合を振り返って)1打席目で自分の仕事が出来なかった。2打席目からは切り替えて、自分の仕事をしっかりやろうと考えて臨んだ。(具体的に自分の仕事とは)ランナーが出たら送ることや、バッティングで返すことで、自分が先頭バッターで始まったら、出塁することかな。(今日打球がほとんど右中間だったが)特に打ち方や球種について意識したことは無かった。たまたま来た球がインコースだったので、それを右中間に打っただけ。(守備の面では)送球が安定してない。これからしっかりその課題を潰していきたい。(今日のベンチの雰囲気は)良かったと思う。(その中心にいる人は)小西さん、前川さんなど、2年生中心にすごく声が出ていたという印象。(声を出すのは練習からか)そうです。チームのルールとしてやっている。声を出して元気に盛り上がってやっていくのが駒大のカラー。(その点について高校とは違うか)違うかなと思う。高校の時自分はあまり声を出さないタイプだった。高校のカラーとしても、全く違うと思う。(秋季リーグに向けて)まずはベンチ入りして、試合に出ること。アピールの場が少ないので、アピールの場があればしっかりアピールしていこうという気持ちだった。今日いいアピールが出来たと思うので、ここから先また頑張って行きたい」
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