• 劇的決勝弾の室町は今季初ゴール。優勝を手繰り寄せる1発を見事に決めた=味の素フィールド西が丘で(宮下 響撮影)

  • 星(写真左)は先制点をゲット。「俺が決めたぞ!」のパフォーマンスを見せた

  • 角井はチームを救うビッグセーブを連発。この場面は果敢に飛び出して小口からボールを奪った(増田 昇悟撮影)

  • 優勝杯を受け取る中原(写真左)はCKから黄金の左足で2得点を演出した

  • 最後は応援席の仲間とともに喜びを共有した

室町劇的V弾で東京制覇!8年ぶりの天皇杯出場!!

[サッカー部]第23回 東京都サッカートーナメント 決勝・対東京ユナイテッドFC戦(2018年05月14日 01時14分)

第23回東京都サッカートーナメント決勝・東京ユナイテッドFC戦が5月12日、味の素フィールド西が丘にて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】
☆駒大2−1東京U

【得点者】
24分:[駒]星 キョーワァン
42分:[東]佐々木 竜太(小口 大司)
89分:[駒]室町 仁紀(中原 輝)


【メンバー】

GK
1 角井 栄太郎[4年=三浦学苑高]

DF
5 鈴掛 涼[4年=清水桜が丘高]
3 星 キョーワァン[4年=矢板中央高]
4 伊勢 渉[4年=神戸国際大附高]
28 真下 瑞都[2年=矢板中央高]

MF
6 大塲 淳矢[4年=藤枝東高]
13 鈴木 隆作[4年=駒大高](→64分 16 薬真寺 孝弥[2年=長崎総科大附高])
23 幸野 高士[4年=駒大高](→61分 14 坂本 和雅[4年=聖和学園高])
10 中原 輝[4年=ルーテル学院高]

FW
9 高橋 潤哉[3年=山形ユース]
11 室町 仁紀[4年=東京Vユース](→90+2分 2 須藤 皓生[4年=駒大高])

【SUB】
GK 21 松村 優太郎[3年=長崎総科大附高]
MF 7 安藤 翼[4年=長崎総科大附高]
MF 12 高田 和弥[4年=C大阪U-18]
FW 24 宮崎 鴻[1年=前橋育英高]


ついに迎えた決勝戦。相手は社会人関東1部リーグの東京ユナイテッドFC。この日の東京Uには駒大OBの小口大司(18年卒)、佐々木竜太(元鹿島)らが名を連ねていた。一方の駒大は右サイドバックに鈴掛、右サイドハーフに幸野を起用。準決勝で決勝ゴールを奪った鈴木隆も公式戦4戦ぶりに先発に名を連ねた。

試合は序盤から互いにシンプルなロングボールから攻撃をビルドアップ。足元の技術で勝る相手にサイドからチャンスを作られるが、鉄壁の守備陣は崩れない。すると24分、得意のセットプレーから試合が動く。右CKからキッカー中原がクロスを入れると、相手のクリアボールを星がうまく体に当てて前に落とす。思い切りよく右足を振り抜くと、相手に当たりながらゴールに吸い込まれて先制点を挙げる。しかし、その後は地上戦にシフトして来た相手にペースを握られる展開。42分にはペナルティエリア右からクロスを入れられると、小口の見事なポストプレーから佐々木に決められて失点を許してしまう。この失点は実に35日ぶりの失点となった。試合は1−1同点のまま折り返す。

後半も相手が巧みな個人技でサイドを割ってくる戦況に。徐々に運動量が落ちてくるが、ここは駒大の粘り強さでかろうじて凌ぐ。秋田監督はここで坂本、薬真寺の2枚を立て続けに投入して巻き返しを図る。中原が坂本の投入で右サイドに回ると、ここを起点にフィニッシュまで持ち込む形が増加。さらには薬真寺が果敢にシュートを打つなど、後半になって息を吹き返した獅子たちが波状攻撃をかける。しかし、相手もここまで勝ち上がって来た強豪なだけに、簡単にはゴールを割らせてもらえない。このまま延長戦に突入するかと思われた89分。そこにはドラマが待っていた。

右CKを獲得すると、キッカーはもちろん中原。左足でインスイングのクロスを入れると、ペナルディエリア中央で室町が下がりながらヘディングシュートを放つ。これが枠の左に決まって勝ち越しゴールを奪う。チームのために毎試合誰よりも走って来た副将も今季はまだゴールがなかった。この試合はファーストプレーで相手と激しく接触し、相手が負傷交代するアクシデントに見舞われた。しかし、誰よりも駆けるその獅子吼魂が産んだゴールとなった。
ATに入ると、相手にクロスから完全フリーの状態でヘディングシュートを打たれるが、ここは今日スーパーセーブを連発した角井が見事に防いだ。すると、試合終了のホイッスルが聖地・西が丘に響く。現行の大会では初優勝、2010年以来8年ぶり13度目の天皇杯出場を決めた。選手たちは喜びを爆発させると、主将の大塲が満面の笑みで優勝杯を掲げた。

これにより東京都代表として天皇杯への出場が決定。1回戦の相手は群馬県代表・ザスパクサツ群馬となる。川岸祐輔、小牟田洋佑(ともに15年卒)ら多くの駒大OBが所属する。ここから獅子吼の男たちが口々に語る、「日本サッカー界に風穴を開ける」戦いの幕が切って落とされた。


秋田浩一監督、この試合に出場した選手全員、主務の菊地のコメントは以下の通り。

◆秋田 浩一監督
「(東京都トーナメント優勝の気持ちは)まあよかったんじゃないですか。(相手が足元で勝負してきたが)あんな感じじゃないですかね。9番と24番が前半はよく両サイドに動いたり、裏に出たりしていた。もっと暑くならないかなあと思っていたけど、まあうちが有利になるかなと。そこさえやられなければ。うちも連戦だったので、ちょっとしんどかったかなと思いますけど、まあもうちょっと走れたかなと思う。不満足な点はある。(天皇杯は学生にとってどういう価値のある大会か)僕らより格上のチームとやれるので、学生にとってはありがたい。自分たちの力はいくら口で言ってもわからない。体験させれば、『なるほど、プロってすごいんだ、こうなんだ』とわかる。僕らは口で何回も言っているけど、経験には勝てない。百聞は一見に如かずですから。思いっきりやればもしかしたらという可能性はある。ありがたい大会。練習試合とは違う。(プロに行きたい選手たちにも絶好の場か)そうですね。我々は負けてもそんなに言われませんから。どっちかというと。思いっきりやれると思います。(今日の試合で決勝点を挙げたのはチームのために走り続けた室町だったが)あん時は良かったけど(笑)まあでも、一生懸命やっているし、彼が取って良かったんじゃないですか。点を取ろうと肩に力が入りすぎていた。あの時は下がりながらヘディングしたので良かった。あれを機に点数を取れるFWになってくれればと思う。(失点について)あの時は立ってしまったし、相手の攻撃がポストに入れてサイドに出してまたサイドを変えられたりとか、短いパスをつながれて慌てたりした。人数がいたのにボールに行けなかった。あの辺は強い意志をもってやって欲しい。GKとセンターバックが声を出せばもうちょっとマシになると思う。まあ、運動量がなくなったというのが一番ダメだったかなと思う。(この大会を全体的に振り返って)失点が2失点のみで大会を終われたので、ディフェンス力がついてきたかなと思う。でも、今度はもっと格上とやらなくてはいけない。前線からのディフェンスというのをもう少し強化しないとやられてしまう。ディフェンスを強い意志を持ってできればいいと思う。(社会人は学生と違うペースで攻めてきてやりづらさはあったか)誤魔化されてしまうので、うちにはあまり頭のいい選手はいないですから(笑)それも経験なので、メリハリもちゃんとあるし、うちの子たちはそこでやられてしまったのでそういうところです。しっかりコンセントレーションして暑くても寒くてもしっかりやれればいいと思うけど、まだまだです。(次戦はOBも多数いるザスパクサツ群馬との対戦になるが)あいつらに聞いてちょっと(笑)僕も情報がないので、誰かに聞きたい。学生らしく運動量と速さで勝負して行きたいと思う。(リーグ戦は順大戦となるが)順大はうまくて速いし決定力もある。粘り強くディフェンスを頑張って速く攻めればもしかしたらということもあると思うのでやっていきたい」

◆大塲 淳矢(法4)
「(試合を終えて)結果的に勝ちを取れたのは良かった。ただ今日は結果だけ。(社会人相手だったが)いつもファーストヘディングが勝てているが、今日相手は強い選手を3人置いてきた。そこで勝てなかったのがペースを掴めなかった1番の要因なのかなと思う。そこで勝てない時にどうしていくかがこれからの課題。(チーム内で天皇杯の位置づけは)勝ち抜けばプロと(対戦)できるのはモチベーションになっている。ただ、今までの3年間は全て初戦負けだったので現実離れしていた。明治に勝てたのが本当に大きくて、明治に8年ぶりに勝ったことが自信になったし、今リーグ戦で勝てている要因なのかなと思う。この天皇杯を通してチームが成長できてきたのかなという印象はある。(プロへのアピールにもなる大会だが)プロに行きたい選手がいる中で元プロ選手が多いユナイテッドには負けられなかった。結果として勝ちが取れたことは本当に良かったし、こうやって注目を浴びるのはプロになる1つの手だと思う。都大会勝ち抜いて注目を浴びれたのはチームのためにも仲間のためにも良かった。(自身は)自分はあまりプロは考えていない。本当にプロに行きたい仲間、後輩のために本大会に行きたい気持ちが強かったので、ホッとしている。(試合を振り返って)立ち上がりアクシデントがあった中で、いまいち乗りきれなかった。前線がヘディングで勝てなかったのが1番の要因だと思うが、その中でなんとかセットプレーから先制点を取れて少しずつ自分達のペースに持っていけたのは1つ成長だと思う。前半の終了間際の時間に失点してしまったのがチームとして課題。それでもなんとか引きずらずに後半もいい形でやっていけたのは良かったが、あそこで本当に失点したくなかったのでチームとして修正していかないといけない部分。それでも後半走り勝てたのは自信になる。(前後半ともに相手の時間帯があったが声かけは)相手のペースになるのはヘディングが勝てなくて、セカンドボールが拾えない時。そこでセカンドボールをもう1回拾い直そうと声をかけた。ヘディング勝てないなら一発で裏で(狙って)いいよと言った。そこで自分達のペースに持っていき直せたのは良かった。(大会は違うがこの場所は去年全国大会出場を逃した場所だが)西が丘だからどうこうというのは気にしていなかった。チームのために、今日は応援も頑張ってくれたし、応援してくれる仲間、見に来てくれたたくさんの保護者の方のためにも絶対に勝ちたいという意識は強く持っていた。結果とした勝ちを取れたことはなにより。(優勝した時の気持ちは)僕らの学年は初タイトル。僕らの代で1つ歴史を作れてホッとした。天皇杯に出て、駒澤のユニフォームがテレビに映るようなところで試合が出来るということを僕らの学年が残せた。とりあえず1つホッとしたのが感想。(その後表彰式で賞状などを受け取って心境の変化は)率直に嬉しかった。このチームになって周りの人ぶつかったりもしたし、キャプテンになってチームの難しさを感じていた。その中でリーグ戦で勝ちを拾ってこれて、こうやって1つてっぺんを取れて嬉しかった。(次はJリーグのザスパ相手だが)先輩もたくさんいるが、J3のチーム。J2以上を狙っている選手も多いので絶対に負けられない。そこで勝ってJ1のチームと試合をしてアピールの場を作ってあげるのが仲間のため。ザスパに勝ってベガルタとできるように頑張りたい」

◆菊地 晋平(G4)
「(今日の試合を主務として振り返って)課題の残る試合だったが、ピッチの選手が大塲を中心に集中力を切らさずに、たとえ延長戦に行ったとしても自分たちのサッカーをやれる雰囲気を作れたと思う。ピッチの選手が思い切ってプレーできていたし、チームとして応援していた選手も授業が終わって急いで来た人もいた。一人一人が一丸となってできた試合だったと思う。副務の初見やマネージャー3人の分も選手が戦ってくれた。ピッチじゃなくて全体を見てしまいますね。(スタッフとベンチではどういった話をしているのか)選手交代の話を少しと、監督の求める選手像や、駒大サッカーを理解できるように監督の言葉をひたすらノートに書き綴っている。(優勝した時の気持ち)ただ嬉しかった。それだけ。ただ、最後のホイッスルが鳴った時に応援席の選手が全員手を挙げて喜んでいるのを見てとても嬉しかった。みんなが一丸となって勝利を喜ぶ姿や、自分が出られなくてもチームに貢献する声をかけているのを見てうるっと来てしまった。(次は天皇杯となるが)学生らしくひたむきに勝負していきたい。ひたむきさだったり、最後までボールを追うという面でしっかりピッチはタフに、応援してくれている選手はチームのために今日みたいな試合を積み重ねたい。心で戦って、部員131人みんなで成長できるように全力で戦っていきたい」

◆室町 仁紀(商4)
「(初優勝について)自分たちがまた新しい歴史を作る第一歩を踏めたのでそういう意味では嬉しい。(競合いについて)この前の試合から(高橋)潤哉と自分の役割をはっきりさせようとしていて、自分が競る方に回ることになったのでそういう意味では競合いが増えたが、あまり勝てるシーンがなくチームには迷惑をかけたと思っている。(相手選手のフィジカルについて)身長を見たりは(試合前から)していて、180cmを超える選手たちがいた。でも、自分たちは勝てなくても競らなければいけないし、どんな状況でもやらなければいけないので、あまり相手の背などは意識していない。(前回の試合の時に走り勝てば勝機はあると言っていたが)最後は走り勝てたと思うが、監督は試合が終わった後にまだまだ足りないと言っていた。もっと走らなければいけないかなと思った。(決勝点について)(中原)輝がずっと良いボールを蹴ってくれていた。そこで相手のキーパーのハイボールの対応があまり強くなかったので、そういうところで、ボールが来るかと思っていたらすごく良いボールが来た。自分は触るだけだったので、うまく入りました。(今季初ゴールについて)みんなからもそろそろ点を取れと茶化されていた。そういうところで、今日は決勝点がとれてすごく嬉しかった。(取るぞという気持ちで試合に臨んだか)チームが勝てばいいかなと思っていた。でも、監督は普段自分にシュートの話などはしないが、今日はロッカールームで「肩の力を抜いてシュート打てよ」という話をしてもらった。そういうところでちょっとあるのかなと、監督のリミットが来てるのかなと思って、今日はいつもより意識していた。(失点について)あそこは大塲が1枚剥がされて前を向かれて、フリーで持たれたら元プロの選手とかが多いので、ゴール前の上手さがあった。1枚剥がされてみんな見てしまい、ボールを見てしまったのが失点してしまった原因かなと思う。(ボールウォチャーになってしまったと監督が言っていたが)クロスを上げられて振られてしまったので、ボールウォチャーになってしまった。(失点から副将として声をかけたりはしたか)1対1だったので全然後半まだあるので、慌てることなくやれとという風には。大塲もそう言っていて、自分も声は少しかけた。(失点から苦しい時間が続いたが、意識していたこと)失点しないことがすごく大事で、粘れば後半必ず走り勝てるという自信が今自分たちはあるので、失点しないことだけを意識していた。(天皇杯本戦についての心境)初めてのプロとやれるチャンスということで、自分たちの力がどれだけ、プロ相手に通用するのかという意味では凄く楽しみ。(社会人が相手ということについて)学生には無いずる賢さというか、そういうところで慣れてないので、結構みんなが審判との間であってイライラしてしまうところもあったが、そういうところも学習できるところ。そういうことを真似するのは違うかなと思うが。学生なので、そういうところが違いかなと思う。(主将は下級生のプロを意識しているメンバーのためになればと言っていたが)プロのスカウトも来ると思うので、注目もされると思うし、そういう意味ではチャンスなのかなと思う。(自身は)自分自身は普通に就職活動をしている。プロはあまり考えていない。(東京)ヴェルディの人からもあまり声はかけられないので。自分はこの年が最後かなという風に思っているので、このチームで本当に結果が残せることしか考えていない。(では、天皇杯行けるところまで)はい。全部行けるところまで。(Jクラブとやって見てもらいたい気持ちはあるか、プロ入りなどは別として)見てもらえるチャンスなので、自分の力も最後どこまで通用するかなと。試せるチャンスなので、集大成じゃ無いですけど、やれるところまで自分もやりたいなと思う。(ユースの時は)高3の時は学生が出れず、自分が高2の時に明治大学に勝って最後早稲田大学に負けて、出られなかった。(順天大の印象)上手い選手が多いというイメージしかない。でも、自分たちがやれば、勝てるのであまり相手どうこうではないと思う。(次の試合に向けて一言)いい形で、今日は久々に失点してしまったが、それでも追いつかれてから勝ち越し点が取れる。そういう意味で本当に今調子が良いし、勝ちきる力もついて来ていると思う。リーグ戦は大事なので、次しっかり勝てるように1週間良い準備したいと思う」

◆中原 輝(経4)
「(優勝した時の気持ちは)素直に嬉しかったのと、今日は難しいゲームだったので勝ちきれて良かったと思う。(前半左サイドから攻めさせてもらえなかったが)自分のところにうまくボールが入らなかったり、自分のチャンスメークがあまりできなかった。我慢強く上下運動とか地道な作業をしていた。(後半右サイドにポジションを移してから活性化したが)自分の左足の部分を相手は警戒していた。右足で上げたり、相手との駆け引きではクロスが引っかかってしまう場面が多かった。修正していかないと上にいくにつれてダメだと思う。何本かチャンスメイクができたのと、相手より走れたのが点につながったと思う。(決勝アシストについて)前半からボールの感触が良かったのでいいボールがあげられたと思う。最後は時間もなかったし、そこは点につながるボールを意識して蹴れたので良かった。(天皇杯はどういう大会にしたいか)昔駒大はジュビロ磐田に確かいい試合をしていたと思う。J1のチームとやって勝つというのはずっと目指してやっているので、自分たちのサッカーを徹底して『日本サッカー界に風穴を開ける』という自分らと監督の目標がある。自分たちのサッカーを徹底すればそれはできると思うので、頑張っていきたいと思う」

◆角井 栄太郎(仏4)
「(今日の試合を振り返って)自分的によくなかったし、自分も含めてディフェンスラインの連携も悪かった。今日は勝ったっていうことだけがよかったと思う。(1か月ぶりの失点となったが)自分自身の中でもチームの中でも(失点)ゼロっていうことにこだわっていたので、その失点のことに関してはもったいないことをしたが、失点しても勝てるっていうメンタルも今日でできた。細かいところまでもっと話して一つひとつ詰めていくしかない。自分たちの入りもいけなかったので、もう少しコミュニケーションをとってやっていきたい。(今日の試合ではスーパーセーブが多かったが)自分がここ(リーグ戦)何節か出ていた時はディフェンスラインが頑張ってくれていたのであまり自分のところにボールが来なかった時間帯が多く、自分っていうよりディフェンスラインだった。今日はたまたま止めることが出来ただけなので、少しでもチームに貢献できればと思ってやった。(トーナメント優勝について)率直には嬉しいが、やり方には全然駒大らしさもなく自分たちのやることもできていなかったので、そういう面に関しては課題ができたなと感じた。ここからはカテゴリーがどんどん上の相手と試合することになるので、自分たちのできることとできないことをはっきりさせて監督が求めていることをやっていけば、リーグ戦でもトーナメントでもいい結果が出ると思う。(天皇杯次戦、ザスパクサツ群馬と戦うことについて)天皇杯の前にリーグ戦もあるので、一日一日がライバルとの勝負でもあるし周りの人とも勝負があると思う。なので一日一日を大事にして、リーグ戦もトーナメントも頑張れるようにやっていきたい」

◆須藤 皓生(営4)
「(今日の試合を振り返って)相手の技術が高く、外から見ていてもやりにくそうだった。その中で前半流れが悪く、ラスト5分のところで失点してしまい、後半に入ってもなかなか流れがつかめない中で、失点を一点に抑えて最後セットプレーで決めるという形がとれて粘り強く勝利が取れたということは今までと違って良かった。(いつもとは違いベンチからのスタートとなったが)この前の東洋戦も外れたり、悔しかったが、4年生になってからチームが勝つことが最優先だと感じるようになった。自分が出られなくてもチームに対して何ができるのかを考えている。(監督にどんな指示を受けてピッチにだったのか)室町のところに入るようにとだけ言われた。(トーナメントを優勝して)素直に嬉しいが、すぐに次があるしここで浮かれてしまい負けて落ちて行くのが一番怖い、次に向けて良い準備をしていかなくてはいけない」

◆伊勢 渉(法4)
「(試合を終えて)トーナメントなので勝てたことが良かった。(社会人相手に意識したことは)どこ相手でも自分達のサッカーをしたら勝てると監督に言われている。チームで言われていることを徹底しようと思った。(守備で意識したことは)9番の抜け出し。一発が怖かったので、落ちたところなどでマークをはっきりすること。ただけっこうやられる場面も多かった。(失点の場面は)人数はいたが、ボールに行けない状況を作られてしまった。ボールに強くいく意識をもっと持たないといけないと思った。まだ1ー1だったので、後半また1つになって勝とうという意識だった。(大会は違うが去年この場所で全国大会を逃しているが)全国大会に全然出れていない状況。勝ったら全国なので、まずタイトルを1つ獲ろうとみんなで意識した結果勝てて本当に良かった。(優勝した瞬間は)嬉しかったが、だめな部分も多かった。結果だけが良かったと思う。(だめな部分とは)クリアが小さかったり、競り負けたり、ボールに強くいけなかったり。そういう監督に求められていることを忠実にやらないといけないと思った。(次はJリーグのザスパ相手だが)Jリーグのチームとやれるのは嬉しいが、自分達のできることは限られている。かっこつけたりせずに、個人個人の出来ることを精一杯できたら」

◆鈴掛 涼(営4)
「(優勝について)ずっと3月の終わりからやってきて、ずっといい形で勝てていた。今日は自分がどうこうよりもチームが勝つことを意識してやっていたが、本当に苦しい試合で久々に失点もして気持ち落ちた部分もあったが、あのように最後まで試合を続けたらいい結果が待っているので本当に良かったと思う。(右サイドでの起用について)利き足が右なので、その分右サイドバックの方が自信がある。今日はとりあえずクロスを上げきることと、守備はハードに粘り強く行くことを意識した。(決勝戦で起用されたことについて)自分は最初は出ていたが、最近はずっと出られなかった。真下や須藤、他にも一年生が居たりポジション争いが激しい中、今日起用してもらったので、とにかく出れない人の分も応援してくれている人の分も、頑張ろうというのは意識していた。(社会人との対戦)やはり社会人の方は自分らに比べて後半体力が落ちるのかなと思っていたので、そこをしっかり後半まで耐えて最後後半の残り15分で試合を決めることができる展開に持って行けたらなと思っていたので、その通りに出来て良かった。(まさに走り勝ちだったが)前の選手がすごく頑張ってくれて、すごく走ってくれたのでその選手たちのおかげで走り勝てたと思う。(失点について)相手の7番の選手が上手く入れ替わって逆に展開されて、クロスを簡単に上げられた。最後にゴールまでに落とされて失点という形だったので、もう少しボールに対して強く行くことともっと粘り強くならなければ行けないなと思う。DFなのでそこはしっかり反省して次の試合までに修正していかなければ行けないなと思う。(苦しい時間が続いたが)星と伊勢が中心となって凄く声を出して戦ってくれた。自分らは指示を受けて凄く頑張れたのでその2人には感謝したいし、もっと走らなければ行けない、頑張らなければいけないと思うが、そこはこれからの反省につなげていきたい。(1ヶ月ぶりの失点について)今日の試合ももちろん無失点を目指していたが、失点してしまった。しかし、そこで失点したから落ちるのではなくて前向きになって「つぎつぎ切り替え」というのが良かったと思うし、次の試合、順天大戦は無失点で行けたらいいと思う。(順天大の印象)自分は高校が静岡で相手に静岡の選手が多い。足元にテクニックがあったりパス回して相手を崩して来るので粘り強くやって、次の試合こそ無失点で終われるのが一番ベストかなと思う。(首位だが)あまり首位ということは考えていない。一戦一戦で必死に戦っていって最後一番上にいれば良いなという感覚なので、あまりプレッシャーにはならない。(次の試合に向けて一言)今首位で相手も2位で直接対決になるので、そこをしっかり勝ち切って一個でも上に行けるように全員で頑張っていきたいと思う」

◆鈴木 隆作(経4)
「(優勝した時の気持ち)嬉しいです。大学に入って一度もタイトルを取った事がなかったので最終学年になり、優勝できて嬉しいです。でも、個人としては課題が残った試合でした。(幸野高士、須藤皓生ら駒大高の選手がトップに多く名を連ねていることについて)高校の時からの仲間とまたピッチで戦える事を嬉しく思います。タカシとも一緒に試合に出れたけど出ることに満足しないで活躍できるように練習から頑張っていきたい。(今日の試合は相手との球際の場面でかなり激しく行っていたが)☆試合前にも監督から球際を強くいくように言われていたが今日の試合ではそこが欠けていたと思う。セカンドボールの出足も遅くそこで相手に拾われるシーンが多かったのでそこで自分が拾えていればチームとしてもう少し楽になったと思う。(天皇杯への意気込み)天皇杯に出ることに満足しないで一戦一戦勝ちにこだわりいい結果が出せるように頑張りたい」

◆坂本 和雅(市4)
「(優勝した今の気持ち)優勝したのは素晴らしい事だけど自分は何もしてないので悔しかったです。(監督から何を言われてピッチに入ったか)「点を決めろ」と言われた。気がする(笑)(終盤のカウンターの場面について)ボールを持った瞬間すごい会場が湧いた気がして楽しかった。(天皇杯への意気込み)試合に出ることができたら自分にできることをしたいです」

◆幸野 高士(営4)
「(今日の試合を振り返って)チーム全体として、今までずっとチームでやってきたところを徹底して戦うだとか、最後まであきらめないというところをみんなで意識してやろうという考えの中でやっていて、今連勝している中でそこを崩してしまったら自分たちは負けてしまうと思ったので、それをとにかく一生懸命やろうという話をして試合をした。(関東リーグ開幕戦以来のスタメン出場だったが)若手だとか下の学年が入ってきて、荒木とかが活躍していて、そういう中で自分は4年生として何ができるのかっていうのを常に練習で考えながらやっていた。その姿を監督が見てくれて使ってくれたのかなと思う。(今日の試合は駒澤大学高校出身の選手が多く出場していたが)自分たち出身の駒高が出るということはとても嬉しいが、それだけやらなければいけない。駒高出身の選手がもっとやらなければ、駒大の人にも認められないし、駒大にいい影響を与えていけば駒高ももっと盛り上がると思うので、そういう意味で、みんなで頑張ろうと思った。(トーナメント優勝について)何連戦もあったのを最後まであきらめずに勝ち抜けたので、それは本当に自分たちの自信につながったと思う。(天皇杯次戦、ザスパクサツ群馬と戦うことについて)誰が出ても一生懸命頑張るということと、J(リーグのチーム)に自分たちのサッカーがどれだけ通用するのかが気になるので、そこを試していきたい」

◆星 キョーワァン(法3)
「(優勝した瞬間の気持ちは)大学初のタイトルだったので、めちゃくちゃ嬉しかった。(相手が足元で攻撃を組み立ててくる展開に対して)今日は正直自分を含めてバックラインが試合をうまく運べず、難しくしてしまったと感じる。縦にも横にも間延びしてしまって相手の攻め残りした選手への対応や、自分たちの裏を割られてしまったので、課題が残るゲームだと思う。(自身のゴールシーンを振り返って)こぼれ球を待っていて、相手のクリアをうまく体に当てられた。うまく前に溢れたのでコースが見えてあとは思いっきり振り抜いた。(ゴールパフォーマンスは)俺が決めたぞ!という。昨日須藤くんとレアル・マドリードのマルコ・アセンシオ選手のパフォーマンスがかっこいいという話をしていたので…(中原「全然違うじゃん」)最後ユニフォームを引っ張ってアピールしました(笑)まあそういう感じの『俺が決めちゃったぞ』的な感じですね。俺だぞっていうアピール。(相手が押せ押せできた状況で粘り勝てた要因は)一体感ですね。今年のチームはみんなで守ってみんなで攻めようという一体感がある。そこが今勝てている要因だと思う。(天皇杯はどういう大会にして行きたいか)監督もプロを倒して日本サッカーに風穴を開けたいという話をしていたので、それを体現できるのは、応援してくれている人も沢山いるなかでピッチに立てる人は少ない。ピッチに立った時は駒大サッカーを体現して大学サッカーも捨てたもんじゃないということを示したい」

◆高橋 潤哉(営3)
「(今日の試合は相手もフィジカルで強くやってくる部分もあったが)試合前の情報で相手のDFが180cm以上ということで、そのなかでもやることは変わらない。もうちょっとセカンドボールだったり、ムロ(室町)が競り合った時のボールを前半から拾えたらチャンスにつなげたかなと思う。(最後まで走りきったが、今日はやってやろうという気持ちはあったか)チームの決まりごとの一つで最後までやりきることがある。相手も繰り返し自分たちがきたら嫌だと思うが、まだまだ足りない。(優勝した瞬間の気持ちは)今日は勝つことを第一に置いていたので、内容云々よりも勝ったことは良かった。次のチャンスも広がったので、いい準備をしたい。(次戦はJリーグのチームとの対戦。エースとしてどういう大会にしたいか)まずは結果にこだわって勝つことが大優先。個人としてもどういうプレーが相手に上に行けば行くほど通用するか、自分が自信を持っていることがどこまで出せるかとか、ゴールを決めるという結果が大事。結果にこだわってチームとしてまとまっていきたい」

◆薬真寺 孝弥(市2)
「(優勝について)自分は初めての経験なのでよく分からないが、嬉しかった。(交代時に監督から指示は)点を取りに行けるところは行けという風な指示があったので、どんどんシュートを打っていこうと思った。(ダイレクトのボレーのシュートが最近多いが)止めるよりもダイレクトの方が入るかなとというのがあるので、少し意識している。(鈴木選手と交代がある中で意識していること)自分はまず守備からしっかりして、点を取りに行くということを意識している。(走り勝ちのような展開だったが)向こうも走れない。駒大の方が走れるとわかっていたので、こういう結果になるだろうとは思っていた。(社会人との対戦で意識したこと)走れば勝てるというところを自分は思っていた。自分は途中からだったし、フレッシュマンだったので、全然行けたと思います。(順天大の印象)一人一人上手いと思うので、チーム全体で戦って勝てるようにしていければいいと思う。(Jとの対戦について)見に来る人も多くなると思うし、自分の目標はプロだったので、そこで目をつけられるように頑張ってやりたい。(次の試合に向けて)自分が出たらチームの勝利に貢献できるように頑張りたい」

◆真下 瑞都(政2)
「(今日の試合を振り返って)内容は全然ダメだった。でも、結果的に勝てたのでそこは良かったなと思った。(今日の試合で走り切ったと感じられたが)暑かったのできつかった部分もあったが、応援のおかげで元気をもらえたので、自分の力を出し切れた。(トーナメント優勝について)一戦一戦戦って優勝っていう結果が出てきたので、それが結果に出たということは良かったなと思う。(天皇杯次戦、ザスパクサツ群馬と戦うことについて)自分たちのサッカーをザスパクサツ群馬にも見せるだけ。やれば勝てると思うので自分たちのサッカーをやって頑張りたいと思う」


なお、次戦は関東大学サッカーリーグ第6節・順大戦。5/20の14:00よりフクダ電子アリーナにて行われる。

◆フクダ電子アリーナ
JR「蘇我」駅から徒歩15分

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