• 初回2死一、二塁、平野が右前に適時打を放つ=神宮球場で(中川達夫撮影)

  • 長も適時打で続いた(寒川朋子撮影)

  • 先発の辻本は8回途中1失点の好投も悔しさを口にした(中川達夫撮影)

  • 白銀が最後を締めた

  • 一塁手として出塁した鵜飼(寒川朋子撮影)

初回の3得点守り切り亜大に先勝

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対亜大1回戦(2018年05月08日 20時27分)

東都大学野球春季1部リーグ対亜大1回戦が明治神宮球場で5月8日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

亜 大 000 000 011 =2
駒 大 300 000 00ⅹ =3

      打安点
(9)7緒 方400
(4) 菅 野200
(8) 若 林200
(7)3岡田耕200
(5) 平 野311
(2)  長 311
(D) 新 田310
(3) 鵜 飼200
 9  諸 積100
(6) 砂 川200
      計2432

       回 打安点
○辻 本 7 2/3 3041
 白 銀 1 1/3 621

 大倉孝一監督は3番に若林楽人(現2)、右翼に緒方理貢(法2)を入れ、ここまで全試合に出場しながら打率.100と低迷する酒井良樹主将(法4)をスタメンから外した。酒井良がスタメンを外れるのは2016年秋季対青学大1回戦以来39試合ぶりだった。また、鵜飼航丞(商1)が一塁手としてスタメン出場した。
 試合は初回から山場を迎える。初回相手の先頭打者に安打を浴びると、2安打1死球で1死満塁。だが、ここで先発の辻本宙夢(政4)が見逃し三振、二ゴロに抑え流れを引き寄せる。するとその裏、2死から若林、岡田耕太(市4)が連続四球で出塁し、平野英丸(地3)が右前に先制の適時打。長壱成(政4)も右前適時打で続くと、さらに重盗を仕掛け平野が生還し(記録は挟殺の間の得点)、この回3点を奪った。2回以降は投手戦に。辻本が6回連続で無安打に抑えると、打線も4回以降走者を出せず互いに無得点で試合は進んだ。辻本は8回先頭打者に二塁打を浴びると1死三塁から平野の野選で1点を失う。この後2死一、二塁とされるが、代わった白銀滉大(法4)が追加点を許さず切り抜けた。最終回も1死二、三塁とされると1点を失うが、最後は8回から左翼にまわって緒方の好捕で試合終了。初回の3点を守り切り、3カードぶりに初戦を勝利で飾った。

◆大倉 孝一監督
「(今日を振り返って)勝ったんだから良かったんじゃないの(笑)。(酒井良選手が39試合ぶりにスタメンを外れたが)腰の状態もあったりしたので、それと相手が良いピッチャーということもあった。(8回の平野選手の野選は)基本はファーストで(アウトを)1個取る指示を出している。けど当たりと本人がホームでアウトを取れると思って動きに行ったのだけど、ジャックルしてしまった。(8回4番の頓宮選手の前で辻本選手を代えたのは打率が良いからか)今日の試合は打っていないけど、点を取られちゃだめな場面だからボールの速い(白銀の)方が打ち取れる可能性があるだろうと思って代えた。(先制後三者凡退などが多くなったが)ヒットが出る出ないはどうしようもないが、もう少し粘るなり内野ゴロを増やすなりして糸口をつかむ必要性がある。(東洋戦から間が短かったが調整などは)コンディショニングは大丈夫。切り替えてと亜大戦に入った。(辻本投手について)よく粘ってたと思う。ずっと自分のピッチングはしているんだけど、今日は粘って投げたと思う。(酒井良選手をスタメンから外すに当たって声などはかけたか)ヒットが出ていないときから「ヒットが出る出ないじゃねえぞ」「キャプテンとしてチームを引っ張れ」ということをずっと話しをしている。腰のこともあったし、向こうのピッチャーのこともあったので、外すぞという話はした。チーム全体が自己犠牲でチームのためにやるんだとずっとやっているし、そんなことでどうこうなる選手じゃない。(明日に向けて一言)粘るよ!粘って粘ってやりまっせ」

◆辻本 宙夢
「(悔しさは)今日は白銀に投げさせないようにとしてたので。勝ったのは良かったが、最後まで行けないとだめな試合。亜細亜も全力出して攻撃してきたので、簡単には勝てないなと思った。(気を付けたのは)入りの球だけしっかり。(走者を出してから崩れてしまうところがあったが)ランナー出してから粘るというのが自分のスタイルだと思うので、東洋戦が終わってからはもう一回やり直そうと。(練習では気を付けたことは)バッターに対してストライクゾーンで勝負するところ、慎重になりすぎるところがあるので。(2勝目まで長かったか)長かったが、自分の勝ち星よりチームの勝ちなので。ピッチャーみんなでつないで行って、最終的に勝てれば良いかなと思う。(特に良かった球は)ピンチの場面で腕を振って行けたというところが良かった。(中3日の登板だったが体力的には)そんなに気にはならない。(初回の得点のまま試合が進んだが)3点あると思っても、自分は気持ちが切れやすいというか、だからずっと0-0の気持ちでやった。(交代のとき白銀選手には)白銀なら大丈夫だと思ったので、相手バッターの印象とか打線の印象だったりとかを伝えた。(次に向けて一言)明日もある。明日絶対投げないというわけじゃないので、どこでも行けるようにまた準備していきたい」

◆平野 英丸
「(試合を終えて)序盤3点取れたのは良かったが、そこからの追加点がなかなか取れなかったのが課題。それでも最後追い詰められても粘って勝てたのは良かった。(初回2死から3得点したが中村稔対策は)コントロールがいいピッチャー。低めのボールを見極めて、ストライクゾーンにきた球を打つことを意識していた。(ダブルスチールは)サイン。投げた瞬間にスタートを切った。落ち着いてあまり早いスタートにならないように集中した。(その後ベンチの中で声かけは)次の1点取るぞと言い続けていた。(打線として打席の中で粘りも見えたが)こういうゲームを勝ち切れたのは良かったが、まだまだ課題もある。次の試合を取らないと意味がないと思うので、明日に向けて準備したい。(課題とは)追加点が取れなかったこともそうだし、ノーアウト1塁でランナーを進められなかったり。勝ったのはいいが、まだまだ。(8回の野選は)1点OKだったが、自分の判断。4つ(本塁)狙えると思ったが、握り替えてワンテンポ遅れた。冷静にファーストに投げれなかったのが課題。(東洋大戦後野手陣でやったことは)ボールはストライクゾーンにくるので、それを迎えにいかないことを意識した。特に左ピッチャーで左バッターなので、体が開くと外のスライダーを引っかけてしまう。そうすると相手の術中にはまってしまうので、長くボールを見ることを意識した」

*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_basaball)

次戦、1部リーグ対亜大戦第1回戦は5月9日(火)13:30~明治神宮球場で行われる予定。


■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
(大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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