• 前の展開を増やし強豪相手に挑んだ平林=根岸テニスガーデンで(岡田あおい撮影)

  • 高校時代の先輩・後輩対決となった梶谷

  • 自分たちのペースが発揮できなかったと語った日暮(奥田葉月撮影)

持ち味を発揮できず…課題を胸にコンソレへ

[硬式テニス部](2018年05月02日 13時07分)

 平成30年度関東学生テニストーナメント大会本戦2日目が、根岸テニスガーデンなどで行われた。結果は以下の通り。

<男子シングルス>
○田村迅 2(6-7、6-1、7-6)1 ●石澤祐輝(法大)
●田村迅 0(2-6、4-6)2 ○前崎直哉(法大)
●日野勇人 0(4-6、4-6)2 ○安上昂志(早大)
●平林輝 0(3-6、3-6)2 ○中村進之介(慶大)

<女子ダブルス>
●梶谷亜未・日暮春香 0(2-6、6-7)2 ○金山晴菜・稲葉あす果(明大)


【平林】
 ファーストセット、前半1-4とされるもその後、平林は攻めの姿勢でコート前方を狙ったショットを繰り出し、6ゲーム目ではラブゲームでブレイクを果たす。しかし前半の3連続でゲームを取られたのが響き3-6でこのセットを落とした。
 セカンドセットは相手の強打に翻弄される展開。ラリーで粘るも、コースギリギリを狙った相手のストロークやスマッシュなどを決められ、相手に流れを掴まれたままセカンドセットも落とし、0-2で2回戦で敗退した。

【梶谷・日暮ペア】
 梶谷の高校時代の先輩との対決となった1戦。
 相手ペアに流れを掴まれるとなかなかラリーがつながらず、2ゲームを先取されてしまう。得意のパターンに持ち込めない中でも粘り強くひろい、強烈なボレーショットで反撃するも2-6でファーストセットを落とした。
 トイレットブレイクをはさみ、切り替えてセカンドセットへ。序盤は相手ペースとなり苦戦するも、徐々に勢いを取り戻す。9ゲーム目はラブゲームで奪うなど、ペースを掴むと6ー6で並ぶ。しかし、最終ゲームは相手も譲らず強気のスマッシュで攻められ、4-7。セットカウント2ー0で敗れた。



◆出井章雅コーチ
「(平林選手の試合について)相手は慶應大学のタフな選手だったので、平林自身がどこまでついていけるのかというところを見ていたが、やはり相手よりミスが早かった。ネットプレーだったり、ベースはストロークだが、そういった前での展開を増やして工夫しながらやっていたが、ここぞというときに簡単なミスが出て、それが命取りになったかなという形だった。腰の状態もあまり良くなかったので、動きがやはり一歩遅かったかなと思う。(梶谷・日暮ペアの試合について)始めは相手のボールの質に合わず、らしくないミスがあった。普段はもう少し粘りがあるストロークができるが、その辺りのミスが前半少し増えてしまったかなと思う。セカンドの最後のタイブレークにしても、らしくない。日暮は粘りが持ち味なのに、そこを粘れなかったというのは少しもったいなかった。コンソレ予選をしっかり勝ち切ってコンソレに行ってほしい。(今後の課題は)ここの舞台に立っている選手は、技術的には差はほとんど無い。普段通りのプレーをどちらが冷静にできるか。また、今年から環境がいろいろ変わっている中でコートのサーフェスの問題だったり、まわりの空気感などに早く慣れてもらっていつものプレーをできれば、インカレ予選も問題ないと思う」


◆平林輝(法2)
「(今日の調子は)ケガをしていて昨日は腰が痛くてサーブが打てない時もあったが、今日は体のコンディションは悪くなかった。だが、プレーの調子は良くなくて、リターンやストロークなど、全体的に足があまり動いていなかった。それにいつもよりミスも多かった。(意識したことは)風が少しあったのでそこだけ少し気にしていた。(相手の対策は)自分はあまりフットワークがいい方ではないので、プレースタイル的には自分も攻めていくタイプだが、少しそれを抑えてロブやスライスで相手をわざと打たせるようなことも考えていた。しかし、ダメだった。(よく前に出て行っていたが)それは効果があったと思うが、まだボレーの動きが不安定なので、そこをもっと練習したい。(課題は)ボレーの動きとフットワーク、足の横の動きとか前後の動きをもうちょっと速くすることと、あとは体力をつけること」


◆梶谷亜未(国3)
「(高校の先輩・後輩対決となったが)高校時代は自分がダブルスで出ていて、その分プレッシャーが大きくて、ドローを見て嫌ではなかったが、いざ試合をやってみると負けてはいけないという思いが裏目に出てしまった。(試合前にペアで意識していたことは)自分は後輩だったので、2人ともプレースタイルは分かっていたので事前に相手のこういうところを狙っていこう、ボレーも動いていこうとは話していたが、うまく自分たちからできなかった。(今後の課題は)今日の相手が後輩だったということもあるが、プレッシャーの中で自分のプレーをできなかったことと、相手にさせてもらえなかった。やっていても、気持ち良くやらせてもらえなかったので、どんな相手でも自分たちのプレーができるようにしていきたい」


◆日暮春香(歴2)
「(調子は)昨日シングルスをしてそこでは良かった。今日は何もしていない状態で入った。(試合を振り返って)序盤に相手のペースに押されてしまい、梶谷さんも私も、プレー中に初歩的なミスが多くなってファーストセットをすんなり取られてしまった。セカンドはリードはされていたが、後半に行くにつれて自分たちのテニスができるようになってきていた。それがファーストセットからできればもっといい勝負ができたのかなと思う。(試合前にペアとは)作戦は結構練っていってなるべく早く自分たちからポーチなど攻撃をしていこうと思っていたが、ファーストセットはその作戦をやる前に自分たちがエラーしてしまった。そこで焦ってiフォーメーションなどリスクの高いものを選択してしまった。もっと冷静になって、ラリーやファーストサービスを入れたり、最初からとばすのではなく、もっとゆっくり自分たちのペースでできればよかったのかなと思う。(課題は)リターンが大事なところで相手のボレーに捕まってしまうことが多かったので、次のコンソレではもっと気持ちを強く持ってしっかりやっていきたいと思う。(シングルスへの意気込みは)相手はシード選手なのでチャレンジ精神を持って自分の持っている力を全部出し切れればいいなと思う」


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