• 先発の辻本は東洋大打線を2失点に抑えた=神宮球場で(清野雄太郎撮影)

  • 菅野は3安打を放った(菅原菜央撮影)

  • 3度出塁し、2得点の緒方。2点目のホームを踏みガッツポーズを見せる(中川達夫撮影)

  • 全員でベンチを盛り上げた(菅原菜央撮影)

  • 酒井良主将は3回のセーフティスクイズ失敗を悔いた(中川達夫撮影)

相手打線の勢い止められず、首位東洋大に逆転負け

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対東洋大1回戦(2018年05月01日 20時39分)

東都大学野球春季1部リーグ対東洋大1回戦が明治神宮球場で5月1日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

東洋大 000 001 102 =4
駒 大 100 010 000 =2

(7)緒 方320
(4)菅 野431
(9)酒井良400
(3)岡田耕200
(5)平 野310
(2) 長 300
(6)新 田400
(D)千 丸300
(8)若 林300
     計2961

       回 打安点
 辻 本 6 1/3 2552
●白 銀 2 1/3 1242
 塩 田   1/3 100

 初回、先頭打者緒方理貢(法2)が左前安打で出塁すると、続く2番菅野赳門(商4)が右前安打で無死一、三塁とする。その後併殺打の間に緒方が還り1点を先制。いつも明るい駒大ベンチが更に湧いた。次に試合が動いたのは5回裏。2死からまたも緒方が内野安打で出塁すると2番菅野が右越二塁適時打を放ち更に1点を追加する。
 ところが6回表、2死から辻本宙夢投手(法4)が左越え本塁打を浴びると、7回には先頭打者への死球から犠打で1死二塁となると、代わった白銀滉大投手(法4)が連続安打を浴び1死満塁とされる。犠飛により1点を失い、同点に追いつかれてしまう。
同点のまま迎えた9回裏、1死から中前安打を打たれ、盗塁を阻止できず1死二塁。その後の中前適時打と暴投により一気に2点を失ってしまう。最終回では、この回から登板した甲斐野央投手を攻略できず、2点差のまま試合は終了。
 首位東洋大から白星を挙げられず、背水の陣で明日の試合に臨む。

◆大倉 孝一監督
「(今日を振り返って)いやあよく粘ったけどね、こういう試合は取りたいね。(下位打線があまり打てていなかったが粘りの足りなさか)粘りというか良いピッチャーだからね。あれを下位打線までが打てるような打線だったらすごいよね。(得点のチャンスは逃していなかったが)どういうピッチャーかも分かっているし、対策も準備もしているし。それがうまく機能しているときもあったので、前半は。(東洋大への対策は)とにかくベルトから上の高めのまっすぐ速いボールを、上からセンターに打っていく。バットを短めに持って、引っ張りに行かないという形をずっと準備してきた。(千丸選手や新田選手など1年生を起用したスタメンだったが)当然調子が良いんだけど、左で、少しでも向こう側にプレッシャーをかけるということも踏まえた。(緒方選手が出塁、菅野選手が返すという形が続いたが監督のサインによるものか)サインプレーやね。(そういったところでの手応えはあったか)ああいう動きは決まったら綺麗で、監督の好采配となる。でもあれが綺麗に決まるケースなんてそうそうない。けど(試合の)動きの中で、駒澤は動くぞっていうのを相手に与えなければならない。結果100点の形になったということ。(6回の東洋大中川選手の本塁打について)入り方がちょっと甘かった。本人は低めに投げようと思ったのが、甘く入ってきたんだと思う。ああいうホームランはしょうがない。(明日以降勝ち点に向けてどういう戦い方をしていきたいか)戦い方は一緒。1球ずつ食らいついていくということ。ただ相手のピッチャーも変わってくると思うので、その準備はまた今晩やっていく。戦う姿勢は一緒」

◆酒井 良樹主将(法4)
「(今日を振り返って)僅差の試合でミスが出たら負けの試合だったと思う。(試合を決定づけた場面は)どこということはないが、2点目のセーフティスクイズを決められなかったのは大きかったと思う。あそこをきっちり取れていたら勝ち切れていたと思う。(主将としてチームに呼びかけていたことは)チームとしてどこを変えていくということはなく、やってきた何かを積極的に出そうというより試合のいろいろな場面を通して成長していこうと話していた。(明日に向けて)今日落としてしまったが、まだまだ。まずは1試合1試合。明日勝っていきたい」

◆辻本 宙夢
「(今日を振り返って)野手はすごく助けてくれだが、粘りが足りなかった。明日につなげられるように今から準備していきたい。(調子は)調子とか言っていられるところまできていないから、1人ずつアウトを取っていくことを意識していきたい。(監督、コーチからは)どこまでいくかとかは聞いていなかった。いけるところまでいこうと考えていた。(6回途中まで無失点だったが)丁寧に投げれていたことは良かったと思う。6回にホームランを打たれてしまったから反省して明日につなげていきたい。(相手打線の印象は)良い打線だと思うから、帰ってみんなで反省しながら対策を考えていきたいと思う。(今後は)これからの試合は全部勝つつもりで全員で粘る野球で向かっていきたい。またみんなで話し合っていきたい」

◆白銀 滉大
「(今日の試合を振り返って)大事な場面に出させてもらったが、失点してはいけないところで失点してしまった。自分の責任を感じている。(良かったところは)8回表の最後のバッター(佐藤)が当たっているがファールで切り抜けられたこと。またそのあとストレートでピッチャーゴロに打ち取れたこと。(今後は)もっと厳しく自分の中で意識をしていれば結果も変わってきたと思う。次は今日よりも意識して試合に臨みたい。(明日の試合は)今日の反省を明日につなげ、今日以上の結果が出せるように頑張りたい」

◆菅野 赳門
「(試合を終えて)悔しい。(3安打だったが)自分の結果よりチームが勝つことが1番。今日打ったはいいが、勝っていない。チームが勝つためにやっているだけ。(東洋大対策は)速いピッチャーが多いし、そんなに簡単に打てない。バットを短く持ったり、追い込まれてもファールを打ったり、いやらしくすることを全員で挑んだ。(明日に向けて)まだ1敗しただけなので、まずは明日勝って3戦目にいけるよう頑張る」
 
*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_basaball)

次戦、1部リーグ対東洋大戦第1回戦は5月2日(水)13:00~明治神宮球場で行われる予定。


■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
(大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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