• シングルスとダブルスに出場した古川(岡田あおい撮影)

  • ファイナルセットまで相手を追い詰めた日暮(宮下響撮影)

  • 積極的なボレーでポイントを稼ぐ森島(奥田葉月撮影)

  • チャレンジャーの気持ちで試合に臨んだ古川・森島

春関2回戦で女子シングルス、ダブルス共に惜敗…

[硬式テニス部](2018年05月03日 17時27分)

5月2日、関東学生テニストーナメント大会本戦の2回戦が根岸テニスガーデンなどで行われた。結果は以下の通り。

〈男子ダブルス2回戦〉
ー日野勇人・田村迅 中断試合 ー山崎瑛二・平山浩大(慶大)


〈女子シングルス2回戦〉
●古川真実 0(4−6、7−6(7))2 ○小松莉奈(東学大)
●日暮春香 1(4−6、6−3、3−6)2 ○高橋玲奈(亜大)


〈女子ダブルス2回戦〉
●古川真実・森島優 0(2−6、6−7(2))2 ○清水映里・下地奈緒(早大)


【古川】
ファーストセット、相手のコースを狙ったストロークに苦しみながらもしっかりとポイントを決めていき互いに第8ゲームまでは両選手共に着実にゲームをキープしていく展開。しかし、第9ゲームをブレイクされると流れが一気に相手に。3ゲームを連取されこのセットを落とす。
セカンドセットは相手の強烈なストロークに押され、1-3の劣勢で始まった。しかし、スライスと奥を狙った強打との打ち分けで相手を翻弄し、徐々にラリーを制していきタイブレークにまで持ち込む。6-2まで相手を追い込むも最後で粘り切れず、セカンドセットも落とし、0-2で敗退した。


【日暮】
前日にダブルスで敗戦した日暮はシングルスに出場。ファーストセットは粘りのテニスを見せながらも、ゲームを決めるあと一本が出ない。対する相手は正確なショットを左右に打ち分けてくる苦しい展開に。このままファーストセットは落としてしまうが、続くセカンドセットは日暮ペース。 攻めのテニスで徐々に相手を追い込むと、勢いに乗ったままセットを奪う。ファイナルセットまで持ち込むことに成功するが、連戦の影響からか日暮の足が止まってくる。ほとんどのゲームで一進一退の攻防を見せたが、相手の勢いを打ち崩せず。このセットを落とし、セットカウント1−2で惜しくも苦杯を嘗めた。

【古川・森島ペア】
シングルスのインカレ王者との対戦となった古川・森島ペア。序盤はその迫力の気圧される。ストレートを抜かれたり、ボレーのミスなども重なり、2人の調子は上がらず。6-2ですんなりとファーストセットを取られてしまう。
セカンドセットは打って変わって森島のボレーが調子を取り戻す。相手の強打にもしっかりボレーで返し、ラリーも続くようになりタイブレークまで相手を追い込むがあと一歩が遠く惜敗。セカンドセットを落とし、0-2で敗退した。


◆古川真実(社4)
「(調子は)自分は悪くないと感じていたが結果ダメだった。 (シングルスの対策は)すごく展開してくる相手だったので、全部同じことをしていても、守ってもダメだと思ったのでいろんなボールを使って自分から展開していこうかなと思った。(トスを上げ直すことが多かったが) サーブがおかしくなってしまって、トスが全然上がらなくなってしまった。入れることに精一杯になりすぎて、サーブが入ってもその後に反応できなかった。(シングルスでのスライスとの打ち分けは)相手の球が結構浅かったりとかしていたので、浅い球に対してはもともとスライスで返すタイプなので、それができた。逆に打つのがきつかったからという理由でスライスにしたのがうまくはまったかなと思う。(タブルスでは)相手が強いので思いっきりぶつかっていこうと話していた。(ダブルス対策は)シングルスプレーヤーだったので2人でダブルスとしてやっていこうと話してはいたが、前半2人のミスが重なってしまい、そこまでも持っていけなかったので勿体無かったなと思う。(第1セット落としてからは)落とした時点で、「このままやっても悔しく終わるだけだから思いっきりやろう」と2人で話して、そこからは思い切りやれた。前半でちょっと引いてしまったのが悔しい。(課題は)チャンスは十分あったと思うがそれをものにできなかった。このレベルだと待っているだけじゃもうもらえない。そこをさらに自分であげて、自分から取りに行けるようにするのがいちばんの課題だと思う」


◆日暮春香(歴2)
「(自身の調子は)テニスの調子はとっても良かったです。(デュースに常に持ち込む展開で、どのような試合運びを心がけたか)なるべく自分から攻めて前にチャンスがあればカットしようと思っていた。セカンドセットは自分のいい形で多くできたが、ファイナルセットは自分がリターンゲームの時に大事なところでのリターンが消極的になってしまった。そこを相手につけ込まれてしまった。(セカンドセットのようなプレーが持ち味か)自分のペースで粘り強く、相手が嫌がることをできたと思う。(その中で見つけた課題は)リターンゲームで、自分が『ここは欲しい』というところでリターンが浅くなってしまった。もっとレシーブの強化をしたい。前に自分が上がって最後の決め方がボレーやドライブボレーをミスしてしまったので、決め球をインカレ予選まで練習して、一本で決められるようにしたい」


◆森島優(英2)
「(試合を振り返って)ボレーが決まるようになったのもセカンドセットからで、ファーストセットは引いてしまった。相手のファーストもあって、自分のテニスにあまり自信がなかったのもある。セカンドセットからは真実さんが『こっちはチャレンジャーだし、思い切りやるしかないよ』と言ってくださったので、すごく楽になった。楽になるのが遅すぎて、セカンドセットからだったので、失うものはもうないかなと思って頑張った。セットポイントもあったが、相手は経験も自分たちより上だし、実力も上で押されてしまった。タイブレークで頑張ろうと思って、後半からは自分の思うようにやれた。ボレーは自分から出ようと思って出たが、そこで最後の取りこぼしミスがあった。(ペアで意識していたことは)相手がシード選手なので、チャレンジャーの気持ちで頑張ろうと話していた。(今後の課題は)今日の経験ができたからこそ、次はセカンドセットからではなく最初から思い切りやれるようになったらいいなと思う。また、取りこぼしのミスがないようにこれから練習して、夏関やリーグにつなげていきたい」

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