• 打線は幾多の好機を生かせなかった。7回2死満塁も無得点に終わり悔しがる二走緒方理貢(法2)=神宮球場で(中川達夫撮影)

  • 8回追加点を奪われ肩を落とす白銀

  • 初スタメンの鵜飼航丞(商1)(田上佳雅撮影)

  • 先発の多崎は反省を口にした(中川達夫撮影)

  • 代打で初出場の千丸剛(営1)

好機生かせず、国学大に連敗

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対国学大2回戦(2018年04月19日 18時18分)

東都大学野球春季1部リーグ対国学大2回戦が明治神宮球場で4月19日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 100 000 =1
国学大 001 020 02X =5

       打安点
(7)8緒 方310
(4) 菅 野300
 H  千 丸100
(9) 酒井良520
(3)7岡田耕310
(5) 平 野410
(2)  長 420
(D) 鵜 飼300
(8) 若 林101
 H3 吉田甫200
(6) 砂 川210
 H6 新 田210
      計3391

     回   打安点
●多 崎 41/3 1833
 白 銀 32/3 2052

 初回酒井良樹(法4)、岡田耕太(市4)が連打を放ち2死一、二塁とすると、3回も砂川修(経4)の右前安打から1死二塁と序盤から好機を作る。だが先制点を逃すと、逆に3回裏先頭打者の二塁打と犠打2つで先制されてしまう。直後の4回表平野英丸(地3)、長壱成(政4)の連打から満塁とし、若林楽人(現2)の死球で同点に追いつくも、続く逆転には至らない。すると5回裏、1死一、二塁から2番手白銀滉大(法4)が右中間二塁打を浴び勝ち越しを許す。8回裏にも四球と安打2本で2点を失った。打線は5回、7回、8回にも得点圏に走者を進めるも、得点は奪えず。連敗で勝ち点獲得はならなかった。

◆大倉 孝一監督
「(試合を振り返って)残念やね、残念。(2連勝後の2連敗。良い流れでは来れなかったか)ないないないない。2連勝しようが何連勝しようが2連敗する可能性はまだまだあるので、星取りは全く関係ない。それよりも1試合ずつに出ている反省が問題。(具体的に)バントの失敗だとか、ゴロを打たなきゃいけないときに打てなかったりとか、追い込まれてファールが打てないとか、そういうことやね。(後一本出ればというところだったが、それは課題の一つか)課題なんだけど、ここでヒットが出たらっていうところでヒットが出せる方法があるなら教えて欲しい。言えば簡単だけど。(長いミーティングで選手にどんな話をしたか)まずは2連敗したことに対する悔しさ、というのを徹底的に持たないと、いくらミスの反省をしようが次につながらんよという話をした。(今日は鵜飼選手をスタメン起用。1年生も多く代打などで起用しているが期待は)あるよ。めっちゃあるよ。戦いながら育てていかなきゃならないので。(昨日は雨天中止。1日空いたがどんな話をしたか)この雨をプラスに、コンディショニングも1日空くわけだから、もう一回仕切り直して初戦のつもりでということで、昨日はやった。(5回途中で多崎選手を交代した理由は)もうクロスゲームだし、1番から左がずらっと続くので、ここの1点は重いから。だったら次にいる白銀の方が確率が高い。(次戦は東洋大。どんな戦い方をするか)何かすることはないが、当然ピッチャーが良いわけだから、ガンガン点は取れない。もう本当守る方が粘って粘ってチャンスを作って行くという野球をやらないと、簡単には打てないだろうね。(また一週間空くが、次戦に向けての意気込み)いやあ、やりまっせ。まだまだ、全然まだまだ。勝っても負けても次へ次へつなげていく野球をやって行くんだから、下を向いているようなチームじゃない。優勝狙っているんだ!って言っていて、コケたらガーンとなるけど、まだまだ。次へ次へ向かっていかないと」

◆酒井 良樹主将
「(試合を振り返って)このカードの2連敗は相当悔しい思いが残る。この敗戦を絶対忘れてはいけない。(特に悔しいところは)9本安打が出ている中で1得点しかできていない。課題は多くある。1週間空くのでもう1回1つ1つ課題を潰していきたい。(チームを見て)リーグ戦に入る前に連勝しようが連敗しようが、その日の試合に全てを出すことを話してきた。勢いとしては悪くなかったと思う。(ここまでの自身は)歯がゆい結果が続いている。(バッティング練習を見ても調子は良くないように見えるが)そうですね。徐々に上げていこうと思っている。(2試合続けてバントミスなどが目立ったがチーム内での話し合いは)国学院はそういうミスがない。そういうところで勝敗を分けたという話をした。そういうミスは流れが掴めないので、バントなどは練習からチームの中で意識を持って強くやっていた。ミスが出るということはまだまだ足りてないということなので、細かい当たり前のプレーを当たり前にやることを1週間やっていきたい。(ミスが出ることに対する暗さは見えないが)試合の中ではすぐに切り替える。勢いはスタイルなので、それは変えない。(1年生がスタメン出場しているが)フレッシュな気持ちでやってほしい。新入生なので元気ハツラツに胸張ってプレーしてほしい。(ノビノビプレーしているように見えるが)そういう環境作りを上級生中心にして変な上下関係はなくして、やりやすいようにしている。(東洋戦に向けて)投手陣がいいので、上手く打ったり、ヒットが出るのは考えられない。細かいプレーは非常に大事になってくると思うので、もう1回全員で意識高くやっていきたい」

◆多崎 蒼司(経4)
「(試合を振り返って)前回の試合と同じように行けば良かったが、ちょっと変な欲とかを出して、バッターに向かうより自分と戦ってしまった感じがした。そういうところを相手が見逃してくれなかったな、という。(変な欲とは)変にコントロールをして球威が落ちたりした。気持ちが込もってなかったというか、抜けた球とかを打たれてしまった。やっぱり1部なので、それを見逃してくれなかったというか、そういうところが反省点。あまり良くなかった。(最初は抑えていたが)最初は多分相手も探り探りだと思った。初回に1番3番と結構飛ばされて、あれも相手の打ち損じだっただけで別に、自分が最初良かったという感じではない。(フェンス際のフライが多かったが、それはアンダースローがゆえか)高めが多くなるので、そこを狙ってくるというのは相手の作戦。そこはフェンスオーバーにならなかったというだけ。(岡田耕選手から「中途半端な浮き球は駄目」と声をかけられていたが)投げるならちゃんと気持ち込めていけよ、ということだと思う。(前回登板との違い)前回はやっぱり初登板だったし、駄目でもともとというメンタルでいることができてあまり緊張しなかったが、今回は前回抑えたから今回も、という気持ちも合わさって前回よりも緊張した。(5回途中での降板。監督からどんな声をかけられたか)4回が終わった時点で「次3人で終わったらもう白銀で行く、この回(5回)をしっかり行け」と言われていたが、先頭の小川を出して、その後もだらだらだらだらと走者を出してしまって、最後横井に無駄なフォアボールを与えてガネ(白銀)に渡してしまった。監督には何も言われていない。(今後の課題は)課題はさっきも言ったが、バッターに向かってない場面が多かったので、自分のコントロールというより、バッターに向かっていって抑える、というかねじ伏せるぐらいで行ったほうがいいのかなと思う。立正大戦でも、その方が相手バッターも前に飛んでなかったので、変に欲とかを出さないようにしたい。(次戦に向けて一言)まだ一個落としただけなので、全然(優勝の可能性)はあると思う。一週間空くのでしっかり準備して行きたいと思う」

◆白銀 滉大
「(試合を振り返って)投手として責任を感じている。自分の球が甘く、気持ちの面でも押し切ることができなかった。(昨日は雨で順延となったがどのように過ごしたか)ピッチング。どのように球がいくのか、ひたすらピッチングをして調整していた。(7回には満塁の好機もあったが)前の回に自分の投球で点を取られていて、良くない流れの中でのイニングのスタートだった。こっちに流れが傾きかけていたが、ものにできなかった。(次に生かすことができるものは)打たれて悔しいという気持ちが今はある。この気持ちを忘れずに次の東洋大戦にも臨みたい」
 
*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_basaball)

次戦、1部リーグ対東洋大戦第1回戦は5月1日(火)10:30~明治神宮球場で行われる予定。


■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
(大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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