• 公式戦初登板で6回を無失点に抑えた多崎=神宮球場で(中川達夫撮影)

  • 3回先制打を放つ岡田耕

  • 岡田耕の適時打で生還する菅野赳門(商4)(奥野凌河撮影)

  • 2試合連続で適時打を放った緒方(中川達夫撮影)

  • 今季初登板で好投した白銀

開幕連勝!多崎が公式戦初登板初白星

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対立正大2回戦(2018年04月10日 22時49分)

東都大学野球春季1部リーグ対立正大2回戦が明治神宮球場で4月10日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 001 040 000 =5
立正大 000 000 000 =0

(7)緒 方531
(4)菅 野300
(9)酒井良510
(3)岡田耕531
(D)巴 山200
 HD 鵜 飼200
 HD 新 田000
(2) 長 310
(5)平 野200
(8)若 林321
(6)砂 川311
     計33114

     回 打安点
○多 崎 6 2670
 白 銀 3 1110


 先発のマウンドに立ったのは公式戦初登板の多崎蒼司(経4)。序盤から走者を許すも下手投げから粘りの投球を見せ、失点は許さない。すると打線は3回、緒方理貢(法2)の左前打から1死一、二塁とし、岡田耕太(市4)が左前適時打で先制。5回にも岡田耕の中前打から再び1死一、二塁とすると、平野英丸(地3)の犠打が相手捕手の悪送球を誘い追加点。さらに砂川修(経4)の右中間適時三塁打と緒方の適時打で突き放した。多崎は6回を無失点に抑えると、7回からは白銀滉大(法4)が登板。MAX149km/hを記録する力投で相手の反撃を許さず、完封勝利を収めた。

◆大倉孝一監督
「(試合を振り返って)多崎がいいピッチングをした。多崎がゲームを作ってくれたので落ち着いて攻めていけた。(起用の理由は)相手の打線を見て、ゲームを作れるかということを考えて、多崎がいいだろうと。初マウンドでよく思いきって腕を振って投げたと思う。(評価しているところは)球筋。いいボールを投げてきているので。(打線も11安打だが)ここまではバッターもピッチャーをよくフォローして頑張っている。(昨年の立正大戦は2連敗だったが思いは)何もない。去年と今年はメンバーも違うから、そんなことは関係ないし、考えてない。このリーグをどう戦うかしか考えてない。(次週に向けて)1個ずつだな。勝っても負けても1個ずつ1個ずつ。積み重ねていく」

◆酒井良樹主将
「(連勝で勝ち点を得たが)リーグ戦は試合が続いていくが、その日が終わったらまたリセット。連勝しても連敗してもそれは同じで、1つ1つの試合を新しいものだと思って取り組んでいく。今回勝ち点を得たがまた次節に向けてリセットした状態で臨んでいく。(2戦とも流れを掴んだが)投手の力投による守備からリズムを作れたというところ。2試合でほとんどエラーが出なかったことで攻撃へもリズムを作れた。(次節は国学大戦だが)先ほども述べたように、過ぎた試合に関してはリセットして、次に臨んでいく。(キャプテンとしてチームに)人工芝で体に疲労がきていたりすると思う。コンディション等、次に向けて整理するべきところは整理して、また1試合目に良い流れで臨んでいけるようにしていく」

◆多崎蒼司
「(初登板、緊張は)前日先発と言われたときは緊張した。今日はマウンドに上がったら多少(緊張は)あったが、どちらかというと、上がれてやった!という気持ち。せっかくマウンドに上がるんだから緊張でつぶれるというのはもったいないし、という気持ちだった。(今まで出ていなかったのは)2年のとき故障はしたが、単に実力とかが足りなくてメンバーに入れていなかった。去年なんかもキャンプに連れて行ってもらったが、監督にずっと、気持ちとか声とかそういう部分が全然お前は足りないと(言われ)、メンバーに入れていなかった。(アンダースローは)高校から。でも高校のときはもうちょい高いくらいの。大学で完全に下になった。白銀がいたので、自分がサイドにしたってしょうがないと。(初登板、初勝利。気持ちは)嬉しいが、結構ギリギリだったので。(オープン戦でも多く投げていたが自信は)そうですね、自信というか、自分の持ち味とかそういうのを出せれば多少は抑えられるのかなというのを確認することはできた。(これまで苦労した点は)監督に評価をしてもらわないとメンバーに入れない。僕より一学年下のやつとかがメンバーに入ってて、そいつらより絶対投げられるという自信があったので、(ベンチに)入れなかったことが辛かったというか悔しかったというか。(自分で一番自信があるところは)強い球ですかね、まっすぐで」

◆岡田耕太
「(試合を振り返って)1部に上がって、嬉しさもある反面怖さもあった。勝ち点が取れてよかった。(先制打は)昨日もそうだがスライダーを狙って打ちにいった。駒大、立正大どちらにもチャンスが続いていたので、まず先に1点を取りたいという気持ちだった。結果として先制打を打つことができたので嬉しかった。(神宮は)1年生の時にも来たが、地方球場とはまた違う雰囲気で緊張した。(結果を残せたことについて)今回の結果は次に持ち込まず、次の試合のためにどうしたら良くなるかを意識するようにしている。昨日からの切り替えも同様に。(昨日と今日の試合で改善したいこと)打球が全部左方向だったので開かずに、センター方向を意識して打つようにしたい。(今後は)日本一になったことがない。だからこそチームとしてもいい滑り出しをしている調子を継続して、結果を出せるようにしていきたい」

◆白銀滉大
「(149km/hでたが調子は)球は走っていたが、すぐ出るとは思っていなかった。150km/hの壁はある。ここからがレベルが違ってくると思うので、それに向けて努力していきたいと思う。(監督が149km/hが出た7回は力が入りすぎてたと言っていたが)最初に、リーグ戦初登板だったということで自分の中でも力が入ってるのかなというのはあった。だが投げていくうちに自分の中でしっくりきたのがあったので、そこ(の力の入れ方)で投げていった。(昨日も投球練習をしていたが)昨日も辻本の次に投げると言われていたが、辻本の調子が良かったので投げることなく終わった。(連勝で勝ち点を取ったが)良いスタートを切れたので、この流れでどんどん国学戦も2タテで勝っていきたい。(マウンドに上がって、スカウトが多くきているなとは思ったか)僕はそういうの気にしないので。(抑えと先発とはどっちを考えているか)現状だと抑えなのかなと。(球速が伸びた要因は)走ったというのはある。毎日決められた本数を走っていたので、それが効いてきたのかなとは思う。別メニューで毎日PP走20本は新垣コーチから言われてやったいた。多いときは40本。精神的にも肉体的にもきつかった。(走ることで何が変わった)フォームの安定というよりは下半身強化の方だと思う。(神宮のマウンドに上がって)入替戦では勝たないといけないという気持ちで、気持ちの面では今日以上。今日の方が楽な気持ちで投げられた」

◆緒方理貢
「(試合を振り返って)ピッチャーが頑張ってくれたのであとは攻撃だった。監督から4点の勝負と言われていたから5点取れてよかった。(連打で続いているが打線の調子は)いいと思う。一人一人が練習の時からセンター返しができている。いい状態。(今日もチャンスで打てているが)調子がいいとかそんなことはなくて気持ちでなんとかやっている。1回の三振とかなどがあるのでもっと練習しなければいけない。(何を意識して打席に入っているか)1番が出ればこのチームは8割くらい点が入ると思っている。自分が決めるというよりは繋げる事を意識している。(2年生になって心境の変化は)あまりない。学年上がったからとか関係なく声出して泥臭くやっていきたい。(新入生が入ってきたが)責任感は少しだけある。(チームの雰囲気は)最高。声も出ている。(次の試合に向けて)今日は今日で終わり。次の相手の研究をして試合に向けて頑張っていきたい」

◆若林楽人
「(試合を終えて)一安心という気持ち。だが勝ち点1を取るためにやってきたわけではないので、細かい部分の見直しをしていきたい。(アピールしたいところは)役割が8番とセンターラインなので、守備と活気を出す自分の役割をしっかりやっていきたい。(今後に向けて)もう1回小さいところを見直して国学戦に向けてやっていきたい」
 
*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_basaball)

次戦、1部リーグ対国学大戦第1回戦は4月17日(火)13:30~明治神宮球場で行われる予定。


■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
(大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

発行冊子最新号一覧背景(左)

硬式野球部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)